「維新」の無法を許さない!
吹田市非常勤職員雇い止め撤回闘争を支援するつどい
今年3月末より裁判闘争がはじまり、署名や裁判傍聴の呼びかけなどの取り組みがすすめられている吹田市の非常勤職員雇い止め撤回を求める裁判の「支援するつどい」が「支援する会結成総会」と合わせて開催され、地域住民を含め30団体140名を超える参加者が集まりました。
支援する会の呼びかけ人を代表して大阪障害児・者を守る会会長が「障害を持つ息子を、吹田市で育てることができて本当に良かったと思っています。福祉会館の職員さんの身分が『非常勤』であることを知ることとなり、非常に驚いたことを覚えています。その職員に対して権利を侵害することは、すなわち息子含め吹田の障害がある人など、弱い立場の人々の権利を軽くとらえていることと同じで、絶対に許せません」と主催者あいさつを行いました。
続いて、弁護団を代表して河村弁護士が裁判闘争の意義と課題について「司法から、実態をみた判断が引き出せるよう、弁護団として取り組んでいます。これまでの判例を乗り越える運動が必要とされています。全国の非常勤職員の雇用に影響を与える裁判との位置づけで、支援の輪を広げて下さい」と話されました。
呼びかけ人の大阪自治労連・大原委員長は「自治体には非正規職員と正規職員といるが、必要な仕事を15分や20分だけ時間を短くして非正規職員を『非常勤』と位置付けて採用し、賃金や処遇を悪くしていること。維新府政になった2008年当時、橋下知事が学校事務補助員を『御堂筋のイルミネーションの方が大事』と、非正規職員の首を切ったことで維新の会首長が非正規職員の雇用の不安定化を強行している。この2つの問題を正すたたかいです」と、支援する会への参加を訴えました。
原告の決意表明では、この裁判への思いが2人から語られました。
Mさんは「これまで多くの励ましを受けたことも合わせて胸が一杯になっています。委託されたその後の事業を利用している方々のことを思うと本当に辛いが、吹田で働く仲間のためにがんばりたいです」。Hさんは「はじめは高齢者事業に従事していたが廃止になり、配置転換で障がい者事業に従事して今度は『9月末まで』と言われ雇い止めになり、2度も辛い思いをしました。今は、20社以上周りようやく高齢者の介護の仕事に着き『まだまだ、私は働けるぞ!』と吹田市に対して思いながら働いています。安心して働ける社会をつくるためにもがんばります」とがんばる決意を訴えました。
つどいの最後に、「支援する会」結成にあたっての行動提起が事務局長から提案され参加者の拍手で承認されました。
集会後、原告には元職場で一緒に働いていた職員や、生活介護事業の利用者の母親(80歳)などが励ましの声をかけている姿が見られるなど、このたたかいが改めて市の職員や地域住民の権利のためのたたかいであることが示されました。
大阪自治労連は、橋下府知事によって350人の学校事務補助職員のクビ切りが強行されて以来、維新の会系の市長が労働組合を敵視し、住民サービスを切り捨てる政策の下で非正規職員のクビ切りが行われていることからも吹田の非常勤雇い止め撤回は、維新政治とのたたかいと位置付けて、たたかう決意です。
大阪自治労連は、全国の仲間からの力強い支援を訴えています。
非常勤雇止め裁判をたたかう吹田市労連ホームページへのリンクはこちら(チラシ、署名用紙もダウンロードできます)→http://suitasirouren.com/shimin/machi/201310_yatoidome_shomei.html