はなうた***

ともと、愛すべきFamiliesと、ひとびとの、日々のよしなしごと。

ただならぬ午睡

2004年06月13日 | 本のこと
「ただならぬ午睡」 江國 香織 編(光文社刊行)

最近、電車内で読書をすると酔ってしまうのでなかなか読み終わらず、
家でちまちま読んで、やっとこ読み終わりました。

おとなのための短編集、といった感のある1冊。
江國 香織編というのが、非常にうなづける短編ばかりが収められています。
しかし、大人向けの小説は、さすが、読めない漢字がちらほらと・・・。
(ルピはふってないものが多いです。ひょ~。:笑)
なんとなく、わが身の無学を思ったのでした。

内容としては、男と女に絡む8編の短編が収められていますが、
ちょうど今あたりの季節に読むにちょうどいい湿度をほとんどの作品が持っています。
私がいいな、と思ったのは
「夏の情婦」佐藤 正午、「シャトー・マルゴー」村上 龍
の2編。
吉行淳之介も結構おもしろかったです。
安西 水丸は期待していたほど好きではありませんでした。残念。

残念といえば、この本収録の2編の短編が既読だったことかしらん。

こういったいろいろな人の短編が収められた本というのは、
後の読書の幅を広げてくれそうでいいなぁ、と思いました。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そうですね (しん)
2004-06-15 22:51:05
いろんな作者の短編集は次の読書につながりそうですよね.

私もそう思って買ってはあるんですが読んでない(><

何となく他の本があると遠くなっちゃうんですよねぇ….
返信する
この本・・・ (とも@綴り人)
2004-06-15 23:01:41
結構難しいので、ちょっと気合がいりました。

(2作目の「朱験」でちょっとくじけそうになったわたし。)

でも、全体的には面白かったかと。



佐藤正午と村上龍は他も読みたいと思いました。

とりあえずは「13歳のハローワーク」あたりから・・・。(笑)



是非雨の日に読むことをお勧めしますよ~。

ほんと雨の似合う短編集だと思います。
返信する