犬の振り見て吾が振り直せ。

愛犬を師と仰ぎ、人生を試行錯誤の毎日です。煩悩を振りほどき、悟りの境地に達する日は果たして???

雨の三戸浜

2006-05-27 17:23:24 | c-works
本当に・・・
ご無沙汰してしまいました。

最後に更新してから、約2ヶ月の間、
いろいろな事がありすぎて・・・

どうしても、ブログに書き込む気になれず。

いろいろなストレスなのか・・・
お酒の量も増えました。
体重も3kg増えたし、あご髭の白髪も増えました。

でも、こんな時こそ、安心できる所が、家族なんだね・・・・

僕の家族は・・・・嫁とカレン。

カレンの事では、たくさんの人に心配してもらって・・・・

僕には、最後まで、カレンの病状をお伝えする義務があるのかな・・・・と。

愛犬の病気で苦しむ姿は、辛いものです。
そんな時こそ、いろいろな情報や、同じ経験をしている人からの助言が・・・
とっても、有り難かった。

そして、二度とこんな目に合わせない様に、飼い主が責任を持って・・・
守ってあげることが・・・
大切なんだと思います。


という訳で、カレンの病状報告を・・・・・

内容は暗いかも知れないけど、当事者は明るく暮らしていますから、御心配なく。
癌の末期レポートとして、客観的に読んでください。

カレンの左脇の下の癌は、ボーリング玉くらいの大きさから、なお、肥大を
続け、現在は直径30cm、重さにして5kgくらい(見た感じ)あるのでは・・・

治療方法は、特にないので、痛みを抑える為に、リマダイルだけを飲ませ続けています。

食欲は旺盛!!おしっこ&ウンチは毎日、朝晩で2回。

激痛ではなく、鈍痛のようなので、外見の異常さを除けば、比較的、普通に
暮らしています。

*当然、左足はまったく、用をなしていませんし、ほとんど、歩けなくなってきたので、
後ろ足の筋肉は、完全に衰えてしまいました。おしっこ&ウンチでしゃがむのが、やっと・・・という状態です。

ここ2ヶ月、こんな具合だったのですが・・・

病状に変化が表れました。

カチカチに固かった、癌の塊が・・・

部分的にやわらかくなってきて・・・

数箇所から、出血しているようです。

・・・・・

とりあえず、今後の対応を相談する為に、カレンを連れて、葉山動物病院へ。

あいにく、雨が降っていましたが・・・

カレンも久々の、ドライブと言う事で、笑っています。

・・・・・・

病院での診察は、簡単なものでしたが・・・

今後、どう対応していくか・・・・?

と言う事で、先生も頭を悩ませていらっしゃいました。

結果、僕らが選べる、選択肢は3つ。

1.想像以上に、痛いはず。
  痛さを取り除く為に、今からでも、患部の除去手術を行う。
  ただし、除去する部分が多すぎる為、手術自体も難しいかも・・。

2.この状態のまま、病状の進行にしたがって、処置を続ける。
  ただし、今後、出血がひどくなり、部分的に壊死が始まるので、
  患部からばい菌が入らないようにする事と、状況に応じた止血剤の投与。

3.安楽死。

飼い主によって、いろいろと判断は違うと思いますが・・・
僕らの選んだ答えは・・・2番め。

・・・・・・・・

病院を後にした、僕たちは、久しぶりに三戸浜まで足を伸ばしました。

ちょうど、雨が止んだので、カレンを抱きかかえて、砂浜に下ろしてやると、
嬉しそうに、笑っています。

カレンを浜に、ほったらかして、ビールを飲んでいると・・・

急に、カレンが立ち上がり、海に向かって歩き出しました。

あわてて、静止する僕らの声を振り切って・・・・・

前足だけ・・・ジャブン!

さすがに、そこから先には、進めなかったようですが、

きっと、楽しくなっちゃったんですね・・・・

・・・・・・・・・

止んでいた雨が、また強く降り始めたので、

あわてて、車の荷台にもぐりこみ、しばらく海を眺めておりました。


*帰りの車の中で、カレンは熟睡。
 僕らは、カレンを介護するために、何をそろえるか・・・・
 さっそく、作戦会議です。

カレンがこんなに、頑張っているんだから・・・
僕らも頑張らないと!

*患部に生理用品のようなものを当てて、固定しようと思っています。
 何か良いアイデアがあったら、教えてください。