Silvioの「最後に笑う者が最もよく笑う!」日記

日々の暮らしの中で、関心のあること、疑問に思うこと、ノスタルジーを感じることを綴っていく日記。

JR西日本という会社は・・・

2005-05-08 00:41:07 | 社会的なこと
 連日、脱線事故の関係でJR西日本のことが報道されてますね。それにしても、事故が起こっているのにボウリング大会を中止しないというのはどういう感性をしてるんでしょうか。おそらく、「違う部署だし、他の部署がきちんと対応してくれてるんだろう。それなら、中止しなくてもいいだろう。」くらいに考えたんですよ、きっと。でも、それって明らかに事柄の重大性を認識する感性が麻痺してますよね。

 それにしても、いろいろ出てきますね。ボウリング、ゴルフに宴会。でも、それって確かにJR西日本という会社の体質の問題としては指摘できても、今回の事故とはあんまり関係ないんじゃないでしょうか。そりゃ、遺族の方々は怒りますよ。でも、今は「なぜこの事故が起こったのか」「どうすれば防げたのか」を分析すべき時であり、「こんな体質の会社だから事故が起こった」というのとは直接結びつかない報道のような気がするんですけど。まあ、それは分析的な頭脳を持ち合わせていないマスコミの方々が「売上至上主義」に陥ってるからでしょうが、マスコミ批判はまたの機会に。

 まあ何が悪いって、制限が70キロのカーブに100キロで突っ込んだ運転士が悪いですし、そんな無謀な運転をする運転士を作ったJR西日本の責任は重大ですよね。新聞でも書かれてましたけど、事故を起こした運転士は何度もミスで処分を受けてたみたい。それは、明らかに資質・適性がないってことでしょう。それなら、せめて運転士は辞めさせるべきだったでしょう。

 死んだ人を責めるのは日本人的ではないですが、100人以上の人が突然人生を終わらされたことを思えば、そして到底生きて償うことができないほどの大惨事で引き起こしたことを思えば、この運転士は生き残らなくてよかったと言えるかも知れません。もちろん、運転士のご家族は非常につらいと思いますが。つくづくこんな運転士を生み出したJR西日本の責任は極めて重大ですね。

 でも、JR西日本って会社は、他のJR東日本やJR東海に比べて地味というか、いい印象がないなあ。経営とか余裕なさそうですよね。関西では一流企業かもしれないですけど。「日勤教育」とか安全のための設備が不十分だったり、すごく精神主義的な感じがします。足りないものは人の精神力や注意力でって、それ、戦争に負けた時の日本じゃないですか。もっと頭を使って、合理的に効果の上がる教育方法とか安全のための装置を付けるとかやろうと思わなかったんですかね、経営者は。

 だいたい、ああいう事故があっても、おそらくJR西日本はつぶれないでしょう。だって、通勤・通学客は乗り続けますから。ということは、あんまり危機感持ってないかもしれませんね、経営陣は。こりゃあ、カルロス・ゴーンみたいな人が乗り込んで、劇的に会社の風土を変えるしかないかも。

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