樹木希林と小林聡美の親子は、なんとも言えない。
本当の親子以上の不思議な雰囲気を感じる。
希林;「暑い、暑い」と言って、冷蔵庫の扉を開け閉めして冷気を浴びようとする。
アドリブのような自然な感じがいい。
今の社会を映しているようだった。
独り暮らしの老人。しかし、近所との交流があり、趣味を楽しんでいる面もある。
息子は、小説家だが、売れていない。探偵で生計を立てているが、苦しい。
別れた妻子に養育費が払えない。
月1回面会、食事、買い物をして別れる。
妻には、再婚を考えている男性あり。
子供は、馴染まない。仕方ないと思っている。
一緒にいる時は、家庭を顧みなかったが、別れると未練が募る。
失くして気づく、大事なもの。
やり残したことが多く感じる今日この頃。
妙に、大切なものを粗末に扱ってきたことに気づく。
今、関わっている人たちを大事にできているか。