旧指定放課後等デイサービス事業所海山時間の行政事務調査特別委員会が開催されました。
今回では100条の調査権によりこれまで黒塗りであった、従業者等についてすべての資料が開示されました。
これにより、5月17日の委員会でレインボーグロウ代表の桑原潔氏、桑原泰恵元議員夫婦の答弁を覆す、桑原泰恵元議員が指定放課後等デイサービス事業所海山時間の従業者であったことを裏付ける資料が提出されました。
それは以下の5点なります。
【資料1-P41】障害児通所支援指定申請書一式中、従業員の勤務の体制及び勤務形態一覧には9名の氏名が記載されており「児童指導員 非常勤従属 桑原泰恵 4週の合計72」と記載されています。

【資料1-P42】組織体制図にも従業者氏名として「桑原泰恵 児童指導員」と記載されています。

【資料2-P3】障害児通所給付費算定に係る体制等に関する届出書(令和3年)には「児童指導員 非常勤・専従 桑原泰恵」と記載されています。

【資料2-P4】にも「児童指導員 非常勤・専従 桑原泰恵」と記載されています。

資料No.6の海山時間スタッフ紹介には「副管理者くわはらやすえ」と記載されています。

これにより、桑原泰恵元議員は令和3年3月1日の海山時間開設時から令和4年3月末日までは従業員であり、不正請求始まった令和4年1月当時、海山時間の「副管理者」であったことが分かりました。
5月17日の特別委員会では桑原議員に対して
「海山時間が県に提出した従業員の名前などのいろいろな書類の中に、桑原議員の名前が入っていることはないのか」と質したところ
「海山時間が県に提出した書類については、私自身は知らないので、分からない」
「そういった書類の中に、桑原議員自身が許可して名前を提供した覚えはないということか」と質したところ
「私が雇用されるといった話は一度もなく、その後に雇用されたこともないので、自分は知らない」と答えています。
また、「ボランティアで、一度も報酬をもらったことはない」とも答えています。
桑原潔氏に対して
「海山時間での桑原議員の肩書、仕事内容、役割は何か」と質したところ 「海山時間を開所する際に、桑原議員から助言を受けたり、手伝いをしてもらったことはあるが、開所後は、経営、運営には一切関与していない。海山時間ないし当社が桑原議員を雇用した事実もなく、桑原議員は、海山時間における肩書、仕事内容、役割もない。」と答えていましたが、
書類を確認するとそれらが、虚偽であるり、これまでの証言が信用するに値しないと考えます。
一方、調査事項にある、「桑原元市議が実質経営者と認識したことで、調査を怠り、その資料等を指定放課後等デイサービス事業所海山時間の不正請求等に関する調査特別委員会において、再三にわたり公開を要求したものを非公開対応としていること」について担当部長に質疑を行いました。
質疑により、担当部長は桑原泰恵元議員が海山時間の関係者だとの認識はあったものの、調査を怠った事実はなく、むしろ事業所としての社会的責任として、社会に対する謝罪と原因究明を求め、レインボーグロウと桑原泰恵元議員のホームページ上での謝罪に繋がった。担当部長および関係職員は不正請求の原因、目的、動機を明らかにすべきと考えたものの、事業者からの協力が得られなかった。との結論に至りました。
他の議員も質疑を行いましたが、複数の委員が刑事告訴すべきと市側に要求しました。
今後は委員長報告書をまとめます。