朝もや

10月も後10日に。。ようやく朝夕がぐっと冷え込む季節になりました。
田圃も稲刈りが済み、何となくもの寂しく。。
そんな今朝、稲刈りの済んだ田圃からもやが立ち込めていた。
もうすぐ寒い冬がやって来るんだと何となく肌で感じた朝だった。

さて、、我が家も無事に稲刈り、籾摺りと済み、あとは31日に残り半分の酒米を出荷すれば秋の農繁期も完全に終了する事に。。。
そこで超田舎風景、我が家の稲刈り～籾摺り～そして撮れたての新米をここでお披露目しようっかなと・・(笑)
あ。。でも我が家はそんなに大きな農家ではないのでほんと細々とした作業です、、あしからず。。。(笑)

まず酒米の田圃の稲刈りです。。
背が高くて腰が弱い酒米(山田錦)はすぐに倒れてしまいます。
結構厄介な稲で、コンバインで稲刈りする前に長い棒を使って全部稲穂を起こしています。そっと起こさないと穂がすぐに落ちてしまう本当に厄介な稲です(苦笑)


そしてこちらは一番最後にした飯米(ヒノヒカリ)の稲刈りの様子です。
前日に雨がかなり降ったのでまだ田圃に水溜りができています。。(苦笑)
その雨のために少し稲は倒れていますが、コレぐらいの倒れようならとりあえず大丈夫でした。。(笑)
ヒノヒカリ、、、去年までは家で種蒔きやっていましたが、その作業が大変と言う事で、今年からは種蒔きは家でせずに農協で苗を購入しましたので、我が家では初めて扱う品種です。
あ、後ろに写ってるのはご近所の農業倉庫です。。(笑)


そして、こちらは我が家の籾摺りの様子です。(笑)
最近では稲刈りをした後は農協にすぐにもみを出されるお宅が多いのですが、我が家は籾摺りも家でします。
今じゃちょっと珍しい風景かもですが、小さな農家ですので機械もこの位の規模で・・・(笑)
写真は酒米の籾摺りの様子です。
飯米はここから玄米をライスグレイダーにかけ、コゴメと選別します。


こうして採れた今年の新米。。まずは飯米を。。
ヒノヒカリは去年まで扱ってた品種のアサヒリュウよりも粒が小さいようです。。
さて、、お味はどうなんでしょうね。。(実はもうお味見済み～♪)。
左が玄米、右が精米したお米です。。私は我が家の新米をジンジャー米と名づけています(爆笑)


そして酒米です。。酒米はこの状態(玄米)で出荷します。
酒米は飯米よりも粒も大きく、真ん中に心白という白い部分があります。
この心白がお酒になる部分です。
だからお米の大部分は削られてしまうわけで、、、。
その削る割合によってお酒の等級が決まるようです。
だいたい50パーセント前後ぐらいが削られるようで、大吟醸になると30パーセント近くまで磨き上げられるものもあるとか。。
(なんともったいないというか、贅沢な。。だから高価なんでしょうね(笑))
削られた米粉はおせんべいなど米菓に使われてるようですが・・・。(笑)
　

さて、、今年の収穫はどうだったのでしょうね・・・？
大きな台風が収穫前に来たわけではないので、ま、豊作といったところでしょうか。。
後は、等級がどうかだけですね。。。(笑)
あ。そうそう。。農協に出荷するお米の袋はすでに決まってて、それを超過すると一袋に対しての単価がぐっと安くなるわけで、、それはかなりしんどいところで。。(苦笑)
とりあえず、、今年も秋の農繁期が終わり、、、ヤレヤレ。。
で。。めでたし、めでたし、、でしょうか。。