松凬からくり帖

松凬さんが73年の人生と吟道50年からの体験や、これから起こるであろう!未体験談を写真と共にお届け!

櫻町天皇と後櫻町天皇に挟まれた第116代【桃園天皇】は短命!

2018-04-21 17:30:01 | 日記

第116代【桃園天皇】は22歳で崩御されるという短い命でした

   

先帝・桜町天皇の第一皇子として寛保元年〈1741〉に生誕されました

親王宣下を受けたのち、延享四年〈1747〉に立太子されています

同じ年に、父・桜町天皇の譲位に伴って七歳で即位されています

僅か七歳で即位されたその上に、三年後には父・桜町天皇が崩御されます

この幼い天皇を支えるはずの摂関家に於いても、実力者が次々と亡くなり・・

スムーズな朝廷の運営が非常に難しくなっていきました

そこで、天皇の近習を含んだ中級・下級の若手公家たちが不満を募らせます

そこで登場するのが、儒教の影響を受け天皇を絶対的な存在にする神道を奉じるために

忽然と出現してくるのが、竹内式部〈たけのうちしきぶ〉でした

彼らの熱狂的な支持を得て、桃園天皇への進講が実現します

しかし、幕府との対立を恐れる摂関家の反撃にあって

多くの近習が追放されると云う「宝暦事件」が起こります

桃園天皇は失意の中で、僅か22歳と云う若さで崩御されます

「桃園」の諡〈おくりな〉は、姉の【後櫻町天皇】が定めたとか??

短命でかつ存在感の薄い天皇さんでした・・・

次期天皇は、後継者問題が難航する中で苦渋の選択となった

女性の天皇【後櫻町天皇】の登場です・・・お楽しみに

尚!亡骸は、泉涌寺内にある【月輪陵】に葬られています

 

 

 

 


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