春は異動の季節ということで前勤務先の思い出など。
歴代の営業さんは、毎月思い付きの営業施策を5個とか10個とか立ち上げるだけ立ち上げて「いつ受注が入るかわからないから終了はさせない」というスタンスを代々受け継いでいた。
おかげ様で販売システム内では最終的に1000個くらいの営業施策が生きている状況だった。誇張なしでカオス。
にもかかわらず営業さんから「実績を1頁にまとめて」みたいなことをしばしば言われるのでそのつど「期間も内容も商品もバラバラな営業施策の実績を一つにまとめたものからおまいは何かを読み取れるつもりでいるのか」とお話させていただいたものだ。
なお「それをいい感じにするのがお前の仕事だろうが使えねえヤツだな」みたいな顔をされたとき（よくある）は「そんな物が作れるスーパーアナリストがこんな給料で働いてるわけねえだろpgr」とか言ってた。今思うとフラットな職場である。
あるとき私の態度を腹に据えかねたらしい営業さんが本当に外部の会社にデータ分析を発注したことがあった。何度か分析資料を作ってもらっていたが（営業さんが印刷して見せに来てた）半年もしないうちにお付き合いは終わったようだった。営業さん曰く「あそこは費用が高いんだよなあ」ですと。
とはいえ別の会社に分析を発注し直すなどはなかったので1社目で懲りたのだと思うが以降も思い付きの営業施策乱立が改まることはなかった。まあ営業さんには営業さんの事情があったのだろう。
結局、営業目線とシステム目線が交わることはないまま昨年早々に社長が「来年度から分析業務は内製しないことにしたからおまえｲﾗﾈ」と言ってきたので後任は立てずに退職したが、今頃どうなってんのかなあ。
