
朝から鈍行、「南紀」、「くろしお」と乗り継ぎ、ようやく夜の大阪に辿り着きました。

乗ってきた381系はそのまま「くろしお25号」となって折り返します。

この時の大阪には、「くろしお」の他にもう一箇所381系の活躍場所がありました。「こうのとり」を始めとする、福知山線・山陰本線系統の特急です。
隣の12番線には到着したての「こうのとり22号」(19:01着)がいました。
本日の用事はここまで。宿に向かいます。

まずは東海道線で大阪へ。103系に乗るつもりでしたが、タッチの差で間に合わず……

長野発の「しなの16号」が3番線にいました。1日1往復が、名古屋~大阪を走行します。

[大阪環状線(外回り) 1521]
《天王寺 19:38着》
201系で半周して天王寺へ。しかし、目的地目前でまさかの回送に。

反対側の内回りには、奈良線用のはずの103系が運用についていました。環状線に乗り入れる奈良線や阪和線の列車の中には天王寺→大阪→天王寺をぐるりと一周する列車もいますが、こいつは純粋な環状線内完結列車です。

次の列車は関西本線のJR難波行きになるため、関西本線のホームに移動します。
281系「はるか」が停車中。

[関西本線 1847K 王寺19:12→JR難波20:01]
《天王寺 19:54発》
やっときた201系の普通列車に乗り込みます。

《新今宮 19:56着》
本日から2泊、ここ新今宮に宿を確保してあります。

新今宮の北側には大阪の象徴・通天閣がそびえています。この一帯は『新世界』の名前があり、あちこちに串カツ屋が軒を連ねていました。
新今宮に宿を取ったのにはわけがあるのですが、それは後ほど。
ということで、本日の行程はここまで。
[Day 7 : 2015 / 9 / 17]

[大阪環状線(外回り) 2346]
《新今宮 6:33発》
翌朝、201系で新今宮を出発します。

《大阪 6:51着》
20分ほどで大阪駅に到着。向かいの関空快速はこの時間から満員です。
さらに東海道線の列車で新大阪へ。

再び新大阪に戻ってきました。
今いる11・12番線ホームは、基本的に特急専用のホームです。東海道線上り副本線にあたる12番線には、北陸に向かう「サンダーバード」や当駅止めの「こうのとり」が停車します。

一方、梅田貨物線下り副本線となる11番線には、梅田貨物線を経由して阪和線方面に向かう「はるか」「くろしお」が利用します。配線のため、京都方面・天王寺方面ともに同じホームに発着します。「はるか」は直通、「くろしお」はこの駅で折り返していくため、常に列車がやってくる、見るだけで楽しいホームです。
そんなホームですることといえばただ一つ。ホエールウォッチングならぬ(※)「くろしお」ウォッチングです。
(※紀伊半島南部の太地町などで盛ん)

早速「くろしお2号」が新大阪にやってきます。所定では283系のはずですが、前日の運用の乱れの影響がそのままになっているようです。

新宮側の先頭・クロ380。

京都側3両は新幹線ホームの下にかかっています。

そのまま「くろしお1号」となるので、ヘッドマークはそのまま。

自由席には到着前から列ができていました。

ほぼ中央のモハ380-52。天井の低さが分かります。

清掃を終えドア扱いを解禁したのは、発車わずか3分前のこと。
「くろしお」が停車できる時間は長くても15分。新大阪での折り返しは、常に時間との戦いになります。

7時33分。無事戦いを終え、「くろしお1号」は出て行きました。

宮原総合車両所――かつての宮原操車場からの線路をくぐる381系。上り線からの転線ポイントはこの奥にあります。

すぐさま「はるか2号」がやってきます。ダイヤ上の空白はわずか4分。ポイントからは実質単線なので、猶予は2分もありません。実にタイトです。

12番線に223系の新快速が到着。

東海道本線のいわゆる『列車線』を使用する列車は、原則13番線に入ります。しかし、平日の朝の時間には、一部が12番線に入るのです。

続けて「はるか7号」が到着。

7時51分。2本目の「くろしお」が新大阪にやってきます。

所定から381系の「くろしお4号」です。

この列車は折り返しの新宮行き……とはならず、

白浜行きでもなく、

天王寺行きは久しく設定がありません(昔は臨時便の多くが天王寺発着でしたが、最近は本数減もあり新大阪発着となっています)。

「マリンくろしお」……?
(※1993年に設定された全席指定の「くろしお」)



方向幕はぐるぐると回り、

『回送』表示で止まりました。

この列車は珍しく着後折り返しとならず、京都へと回送されます。折り返しの「くろしお3号」が京都始発となっているためです。

回送に向けて準備を進める381系。

7時55分、出発の準備を終えた381系が回送となって発車しました。

新幹線の高架を抜けた先にある3複線へと、吸い込まれるようにして消えてきました。
さて、新大阪での撮影はこれで終了。

新設された17・18番線のホームへと降りていきましょう。

そこにいたのは、もう一つの381系、「こうのとり1号」の姿でした。
次回に続く!
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