最近の政治情勢を眺めて感じることなど

タイトルそのまま「最近の政治情勢を眺めて感じること」など書き連ねています。右寄り中道。

立憲民主党・泉健太代表「総理大臣になるシミュレーションしてるよ!」とウキウキするも周囲は「いや〇〇さんの方が適任」とバッサリ

2024-06-20 16:00:14 | 時事ネタ

▼政権交代して総理大臣になる気まんまんの立民・泉健太代表

政治資金問題が尾を引いて自民党に逆風が吹き荒れています。

一方で立民は衆院補選などで勝利しており、パッと見は好調なようです。

そんな現状に調子づいた泉代表が声高らかに政権交代を呼びかけています。

28日に投開票された衆院3補欠選挙で、野党第一党の立憲民主党は全選挙区で勝利し、今後の党勢拡大に弾みをつけた。

(中略)

立民の泉健太代表は28日夜、党本部で記者団の取材に応じ、早期の衆院解散・総選挙が必要との認識を示し、「中途半端な状態に置かれている政治改革に白黒をはっきりつけていく総選挙になる」と強調した。

島根1区で与野党一騎打ちの構図に持ち込んだことを念頭に「自民党の政治を許さないという思いで各党が考えてくれれば、やるべきことは見えてくる」とも述べ、野党共闘の重要性を訴えた。

≪引用≫立民・泉健太代表、衆院解散で「白黒つける」 政権交代弾みも共産との連携言及せず - 産経ニュース

「常に総理大臣になるシミュレーションをしている!」と強気な発言も

立憲民主党の泉代表は、政権交代を目指すにあたり総理大臣の候補者と党代表とを分ける考えはないとした上で「常に総理大臣になるシミュレーションをしている」と述べました。

立憲民主党の泉代表は、29日夜、BS-TBSの番組「報道1930」に出演し、政権交代を目指す党の姿勢について「過去の民主党政権の反省として、あまり数多くのことを約束しない。また、官僚とも単に敵対関係ではいけないし、日米関係も継続から入り信頼関係を大事にしながら進めていく」と述べました。そして、総理大臣の候補者と党代表を分ける考えがあるか問われたのに対し「それはない。常に総理大臣になるシミュレーションをしている。当然、自分としては責任を担う覚悟を持っていて、それは変わらない決意だ」と述べました。
≪引用≫立民 泉代表「常に首相になるシミュレーションしている」 | NHK 

 


▼そんな泉代表に冷や水を浴びせる党内重鎮⇒「政権交代後の総理には野田元首相が良い」by玄葉元外相

次の総理は自分だ!と期待に胸を膨らませる泉代表に冷や水をかけるような言葉を放ったのは同じ立民の玄葉元外相でした。

「総理には野田元総理が適任」だそうです。

ちなみに泉代表については「首相になるための修行中」とのこと。(え、それって…)

 立憲民主党の玄葉光一郎元外相は13日夜のBS―TBS番組で、政権交代が実現した場合は首相と党代表に別の人物を充てるのも選択肢だとして、首相は野田佳彦元首相が適任だとした。「野田氏は胆力がある。今、一番時代に求められている」と述べた。
泉健太代表に関しては「首相になるための修業を積んでいる」と指摘。
≪引用≫立民・玄葉光一郎氏、政権交代なら「首相は野田佳彦元首相が適任」 党代表と分離案 - 産経ニュース

さらに『総理と代表を分ける”総代分離”』という考え方にも言及した玄葉元外相。

ハナから泉代表に総理大臣の職務を任せる気はない様子。

立憲民主党の玄葉元外務大臣はBS-TBSの番組に出演し、政権交代が実現した場合、総理と党の代表を分ける「総代分離」も選択肢とし、「総理には野田元総理が適任」との考えを示しました。

立憲民主党 玄葉元外務大臣

「昔、自民党の中に『総総分離』というのがあった。立憲民主党で言うと、総理と代表を分けるという考え方だって、私はあっていいと思っています


≪引用≫立憲・玄葉氏「政権交代したら総理は野田氏が適任」 総理と代表を分ける「総代分離も選択肢」 | TBS NEWS DIG 

「泉代表が総理として力不足」と暴露されているようなものですが、泉代表本人がその言葉をどう受け取けとめたのか興味深いところです



▼玄葉元外相だけではない…党内や支持者から泉代表への期待感はもはや絶望的

泉代表は2021年に枝野前代表からその地位を引き継いで以来、その発言力を減らし続けてきました。

就任当初は「政策提案型の野党」を目指したものの早々に頓挫、そして「旧民主党政権以来の古株」らが執行部に就いたことで泉代表自身の影響力も激減しました。

さらに中途半端な姿勢も災いして共産党や国民民主党ら他の野党との関係も混乱させ党内外の信用もだだ下がり。

その後も安易な発言を繰り返して党内における泉代表への期待値は下がる一方です。

泉氏は2021年11月30日、枝野幸男前代表からバトンを引き継いだ。政権批判だけではない「政策提案型」の政党を目指したが、国会で存在感を示せず、党内外から「何をしたいかがわからない」と批判にさらされた。

 翌22年7月の参院選では6議席減らした。責任を問う声を抑えようと頼ったのが、岡田克也氏、安住淳氏らのベテラン勢。それぞれ幹事長、国会対策委員長として執行部に迎える代わりに自身の影響力は減退した

(中略)

昨秋の臨時国会から始まった維新との協調関係は、将来的な選挙協力も見据えて安住氏が主導。それが今年の通常国会で破綻(はたん)すると、共産党など他の野党とも関係を断って「独自で党勢拡大する」と発言した。これには党重鎮の小沢一郎氏らが反発。泉氏は方針転換を余儀なくされた。だが、すぐに共産に拒否反応を示す他の野党との間で板挟みとなり、野党協力の具体的な道筋はつけられないまま今に至る

 4月の衆参補欠選挙で公認候補が全敗した際は、唐突に「(次期衆院選で)150議席獲得できなければ、この立場にない」と発言。退路を断った形だが、高いハードルに「逆に党内の求心力は低下した」(中堅議員)。11月も「5年で政権交代」と発言し、「次の衆院選で目指さないのか」と反発が広がった。

≪立憲・泉代表、3年目の反攻なるか 「迷走」続き求心力低下、党勢も低迷 自民疑惑「勝負どころ」:朝日新聞デジタル≫

党内ではいよいよ「泉降ろし」なるものが始まりそうな様相という話も?!

党内の閣僚経験者曰く『泉代表はものを決められない人。政権運営などできそうもない』と、評価はズタボロです。

今野氏「立憲が3勝したら泉おろしが起きるって話が立憲の中で出回ったんですよ。意味がわからないでしょ。全勝したら勢いに乗る。ひょっとしたら政権交代があるかもしれない。泉総理じゃまずい。泉おろしだって立憲民主党の中で。どういうことだと思った。しかも、立憲のそれなりの人が言うんですよね、複数」

水内氏「与党時代に閣僚を経験したような人からも聞いたことがあります。泉代表はものを決められない人。政権運営などできそうもないみたいなことを」

今野氏「結果出してるのに、なんで支えようとしないのか。民主党的な文化を感じちゃいますね」
≪引用≫【立憲民主党】連戦連勝なのに「泉おろし」が噂される理由とは?(記者解説) | 日本最大の選挙・政治情報サイトの選挙ドットコム

党内だけでなく、ネット界隈の支持者からも「泉代表はダメだ」という言葉があがっています。

 

 

総理の座を狙う泉代表とそんな党首にまったく期待をかけていない「身内」や支持者たち。
同じ方向を向くこともせず、みなが皆好き勝手なことを言う現状が続くかぎり自民党政権は安泰です。


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