本部町島ぐるみ会議ブログ

塩川デイは2022年11月21日、22日、2023年2月21日、22日に開催されました。

第二回 塩川デイ 2月21日(火)、22日(水)

2023-01-28 23:40:38 | 日記

「塩川デイ」趣意書

 辺野古の海に、今日も土砂が投入されていきます。あの透き通るような青い海に、赤い土が落とされています。沖縄がどんなに拒んでも、止めてほしいと頼んでも、埋め立て工事は続けられています。
   土砂が運び出されているのは、本部半島にある安和桟橋と塩川港です。2017年12月から始まった塩川港の作業は、6年目に入りました。工事を少しでも遅らせたいという思いで、ダンプの前を横断する牛歩が続けられています。
 塩川港の搬出作業は、朝の7時から夕方5時まで、作業がなかった土曜日も1年前からは月に2回程ダンプが来るようになりました。
 コロナ禍の影響等で抗議に来る人が少なくなる中、本部町島ぐるみ会議のメンバーは、毎日塩川港での抗議行動を続けています。もしも塩川港に誰も抗議者がいなければ、1日で800台分以上の土砂が搬出される計算ですが、毎日の抗議により、現在は1日平均約600台に抑えています。地道な牛歩行動が、1日に約200台のダンプ(これは運搬船一隻分ほどに相当します)を減らしています。こうした陸での抗議行動や海上での抗議行動の結果、埋め立て工事は5年間で全体のわずか13%しか進んでいません。
 昨年11月に行なった「塩川デイ」には、大勢の仲間が集まり、11/21は206台、11/22は238台と、搬出を大幅に減らすことができました。
 土砂の仮置き場がある安和桟橋と違い、塩川港は、ダンプの台数が減れば即、辺野古への土砂投入を減らすことができます。

 「復帰」50年、半世紀が過ぎたというのに、沖縄は国策の犠牲を強いられ続けています。
 それでも私たちは負けないし、諦めません。
 2月21日と22日の2日間、「第2回 塩川デイ」を行ないます。
 塩川港からの土砂搬出を止めましょう! 一人ひとりの一歩があれば、いつか工事は止まる。

  「第2回 塩川デイ
  日程▶ 2023年2月21日(火)、 22 日(水)午前7時〜午後5時
  場所▶ 本部町塩川港(沖縄県国頭郡本部町崎本部3136-3)

  《注意とお願い》
  ・雨具、飲み物等は各自でご用意ください。
  ・12時〜1時は作業が止まり、昼休みになります。
  ・個人で参加される方は、車または路線バスをご利用ください。
  ・港内の駐車は誘導係の指示に従ってください。
  ……………………………………………………………………
                                [塩川デイ実行委員会
         共同代表:仲宗根須磨子・上間一弘  呼びかけ団体:本部町島ぐるみ会議
                       Tel ; 090-9783-5926 Fax ; 0980-48-2180(阿波根)

  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 この活動の継続のため、随時カンパをお願いしています。カンパをしていただく際は、郵便局の「払込取扱票」をお使いください。

 ゆうちょ銀行 記号:17090 番号:15080971 
       名義人:阿波根美奈子

 他金融機関から振込む際は以下の内容を指定してください。
 店名:七〇八(ナナゼロハチ) 
 店番:708 
 預金項目:普通預金 口座番号1508097

 どうぞよろしくお願いいたします。

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第一回塩川デイ お礼と報告

2022-12-17 04:11:13 | 日記

第1回塩川デイ お礼と報告

「塩川デイ」と銘打った行動が2022年11月21日、22日の両日行なわれた。普段は淋しい塩川港に多くの人が集結し、両日合わせて320人余りの参加があった。1日平均600台~650台、抗議行動をしないと900台以上の埋立て土砂を積んだダンプが入る塩川港に、21日は206台、22日は238台にとどめた。

抗議行動参加者の車が、ダンプの間に挟まれてなかなか進めず塩川港内に入れない中で、辛抱強く待ちながらハンドルを握る人。整然と牛歩をしながらも辺野古以外の離島航路の業務等のダンプは止めずに通す参加者たち。ダンプの台数をチェックする人。マイクを握り歌う者。トイレの送迎車を走らせる人。少し離れた所で救護班として控える人etc・・・。現場にいる全員がそれぞれの持ち場でそれぞれの役割を果たし、2日間の塩川デイを無事のりきった。

塩川港における抗議行動のルールを皆が守り実行したことで、事故もなく、怪我人もなく、逮捕者を出すこともなかった。参加者皆の秩序ある行動に感謝いたします。

このことは実に見事であり、今後の活動においても一番大切なことです。弾圧されることなく運動を続けてゆくためにも、ルールを守りながら楽しく展開していきましょう。

最後になりましたが、多くのカンパや差し入れ等、現場に来られなくてもこの運動を支えてくださっている仲間の皆さんに心から感謝申し上げます。

塩川や安和からはほぼ毎日、辺野古の海へ新基地建設埋立て土砂が搬出されています。勝つまで諦めない日々の抗議行動を続けていくためには、息抜きや休憩も必要。たまに1時間しか行けなくても、一人一人のその積み重ねが支え合いになることを実感しています。日々の行動への参加も呼びかけます。

賛同団体及び参加団体(順不同)

本部町島ぐるみ会議、うるま市島ぐるみ会議、島ぐるみ会議・南風原、普天間爆音訴訟原告団、島ぐるみ会議大宜味、止めよう辺野古基地! 沖縄市民会議、監視社会ならん! 市民ネット沖縄、北中城村民会議、浦添島ぐるみ会議、島ぐるみ会議八重瀬の会、南城市島ぐるみ会議、とみぐすく島ぐるみ有志、今帰仁村島ぐるみ会議、「建白書」を実現する西原町民会議、沖教組国頭支部、命どぅ宝! 自己決定権の会、平和市民連絡会有志、糸満島ぐるみ有志、ティダの会、読谷島ぐるみ有志、辺野古ぶるー有志、辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会

第2回塩川デイは、2023年2月21、22日を予定しています。共にがんばりましょう!

2022年12月10日第1回塩川デイ実行委員会

共同代表 上間一弘、仲宗根須磨子

事務局長 阿波根美奈子

▲「塩川デイ」11月21日は晴れ、県全域から、本土からもたくさんの賛同者が駆けつけてくれました。いつもは本部町民数名だけの日もあり、搬出日すべて(土曜日を含む平日)の行動は厳しいことも少なくないので、気合が入りました。

 

▲ 背景に土砂積出の鉱山(広大な安和鉱山の一角)が見えます。あそこでのセメント鉱石採掘で残った残土(赤土に小石が混ざったもの)が辺野古の海に投入されているのです。ちなみに、安和鉱山の大半を所有する琉球セメントは宇部興産、故安倍晋三氏のお膝元山口県の会社です。

 

▲ ダンプに積まれているのは小石混じりの赤土。埋め立て工事は本来「栗石」と呼ばれる岩石か、場合によって土が少しまとわった「岩ずり」が投入されます。埋め立て地盤の強度と周辺の海の汚濁を避けるためですが、辺野古の海に投入されている「土砂」は大半が赤土です。滑走路が完成したとしても甚だしい地盤沈下が予想されますが、大浦湾側はさらに深刻で、入江の深い海底谷に隣接しており、超軟弱地盤も重なって滑走路が基礎ごと崩落しかねません。そんな事態になれば、大浦湾の「絶滅危惧種262種を含む5334種」という亜熱帯のサンゴ礁生態系としては奇跡のような豊かさも、その美しい景観も永久に失われてしまいます。

 

▲ 牛歩でダンプの行列が長大になると機動隊の規制が入ります。たてまえは「通行者の安全と交通の確保」ですがここは港湾内、「このままだとダンプの搬入数が少なすぎるぞ」という隊長の言葉を聞きつけて「あんたたち、ダンプの心配が仕事なのっ!」「あっ、しまった!」というコントが過去にありました。 

 

▲「塩川デイ」二日目は曇り雨混じりでしたが、さらに多くの支援者が駆けつけてくれました。このように埋め立て土砂の搬出量を減らす実質的な効果も高いのですが、「塩川行動」は開始以来、おおむね本部町民の行動で、辺野古に比べれば認知度は少なかったのです。それが少しずつ広がりを見せています。心強いです。

「塩川行動」はダンプの運転手を敵としません。運転手だけでなく、警察官でさえ祖父母、宗祖父母が北部の人だったら、この場所で起きた戦争と占領の実態を話したかもしれないし、占領時代の体験者かもしれないからです。じっさい、手を振り挨拶をすると、少しホッとした顔で話しかけたり、のど飴をくれたりする運転手がいるのです。本部町民には、向かいに浮かぶ伊江島の語り部であった阿波根昌鴻氏(1955年に起きた伊江島の強制土地接収に反対する運動を主導。反戦平和の語り部)が唱えた絶対平和主義の影響があるのかもしれません。

 

阿波根昌鴻氏が伊江島に開設した反戦平和資料館「ヌチドゥタカラの家」より。阿波根昌鴻氏が伊江島に開設した反戦平和資料館「ヌチドゥタカラの家」より。阿波根昌鴻氏が伊江島に開設した反戦平和資料館「ヌチドゥタカラの家」より。

 

▲ 沖縄の反戦平和への切望は日露戦争以来のもの。そして、西太平洋で起こった海の民を巻き込んだ戦争は、ハワイイではじまり沖縄で終わります。日本の防衛政策が軍備拡張へと大きく転換する中、滅亡した近代日本の廃墟で誓った反戦と、19世紀国民国家の文明的限界(ウクライナ・ロシア戦争みたいな)を超える「反戦平和主義日本」への決意が、沖縄にはまだ残っていると信じます。

 

▲(沖縄タイムス 11月30日)「塩川デイ」抗議行動に対する規制に県土木事務所職員が参加。

 

▲(沖縄タイムス一面 12月15日)

ペシャワール会の板尾さんは、土砂搬出の開始から反対行動のレギュラーメンバーです。

 

 

▲(沖縄タイムス 12月15日)

塩川港は本部町管理の港です。土砂の搬出前、防衛局の説明は「午前8時から午後5時、石材を1日あたり10トンダンプ160台」としていましたが、実態は土砂の搬出ダンプ500~900台。晴れた日は粉塵にかすみ、雨の港は赤い濁水が溜まって結構な勢いで海に流れ落ちています。

町民が説明を求めると「事業の業態が変わったのだから約束違反ではない」「工事上の不都合は土木事務所の問題」。現場の防衛局職員(外部スタッフ?)は「辺野古は総理府案件、防衛局の管轄ではない」沖縄防衛局は米軍のカサを着ると息を吐くように嘘をつきます。

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塩川デイ(2022年11月21日、22日)

2022-11-22 20:22:40 | 日記

320人

みんなで辺野古新基地建設をとめよう!

琉球新報 /沖縄タイムス 11月23日

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有事で沖縄が攻撃目標に

2022-11-12 00:25:57 | 日記

辺野古の工事強行が続く中、民間港である沖縄市中城湾港に陸上自衛隊普通科一個大隊が接岸、集まった抗議市民を排除して上陸が強行されました。南西諸島全域で、大規模な日米共同統合演習が始まりました。沖縄に再び戦争の足音が聞こえて来ます。

 
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塩川デイ 11月21日、22日

2022-11-09 00:38:50 | 日記

 辺野古の海に、今日も土砂が投入されていきます。あの透き通るような青い海に、赤い土が落とされています。沖縄がどんなに拒んでも、止めてほしいと頼んでも、埋め立て工事は続けられています。
 土砂が運び出されているのは、本部半島にある琉球セメント・安和桟橋と本部町・塩川港です。2017年12月から始まった塩川港の作業は、5年目に入りました。工事を少しでも遅らせたいという思いで、ダンプの前を横断する牛歩が続けられています。
 塩川港の搬出作業は、朝の7時から夕方5時まで、2年ほど作業がなかった土曜日も、半年前から月に1~2回ダンプが来るようになりました。
 コロナの影響で抗議に来る人が少なくなる中、本部町島ぐるみ会議のメンバーは、毎日塩川港での抗議行動を続けています。地道な牛歩活動が、1日に約200台のダンプ(これは大型船一隻ほどに相当します)を減らしています。こうした抗議行動や海上行動の結果、埋め立て工事は五年間で全体のわずか13%しか進んでいません。
 6月の安和・塩川大行動では、大勢の皆様に来ていただき、ありがとうございました。塩川港では、1日平均のダンプ台数は約600台ですが、6/7は184台、6/8は454台と、大幅に減らすことができました。土砂の仮置き場がある安和桟橋と違い、塩川港は、ダンプの台数が減れば即、辺野古への土砂搬入を減らすことができます。
 
「復帰」50年、半世紀が過ぎたというのに、沖縄は国策の犠牲を強いられ続けています。
それでも私たちは負けないし、諦めません。
 
沖縄タイムス
琉球新報
 
塩川港からの土砂搬出を止めましょう!
一人一人の一歩があれば、いつか工事は止まる。
 
もう一つの土砂搬出拠点、琉球セメント安和桟橋
 
個人で参加される方は車か路線バスをご利用ください
那覇から名護へ:乗り換え→65番バス
 
那覇空港から
空港到着ロビーから建物を出ると、目の前にバス停が並んでいます。
①111番、117番バス
 那覇バスターミナルを経由して名護バスターミナル終点下車。65番バスに乗り換える。
②120番バス
 那覇バスターミナル、県庁北口を経由して名護バスターミナル終点下車。65番バスに乗り換える。
 
那覇バスターミナルから:
①111番、117番、120番バス(那覇空港始発)
②77番バス
 名護バスターミナル終点下車(3時間くらい)。65番バスに乗り換え。
 
名護バスターミナルから
65番バス「石山原」下車、戻る方向へ300m、塩川港入り口には信号あり(「セメント工場前」から2バス停先)

共同代表:仲宗根須磨子・上間一弘
呼びかけ団体:本部町島ぐるみ会議
賛同団体:島ぐるみ会議大宜味・うるま市島ぐるみ会議・辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会(10月24日現在 賛同団体を随時募集しています。)
呼びかけ人:池原盛助、伊波洋正、伊波實盛、山田八重子、照屋和美、山田博子、石原艶子、屋富祖晶子、坂尾美知子、井浦みつる、嶋原静子、山田秀子
 
ご寄付・カンパをくださる方へ
ゆうちょ銀行 記号:17090 番号:15080971 名義人:阿波根美奈子
他金融機関から振込む際は以下の内容を指定してください。
店名:七〇八(ナナゼロハチ) 店番:708 預金項目:普通預金 口座番号:1508097
どうぞよろしくお願いいたします。
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