ノート

日ごろ思うことの日記

雰囲気のある家

2008年09月30日 | Weblog






これは大阪の実家の近くに建っていた住宅です。

誰の建築とかは知りません。

でも、雰囲気ある家だなー、と思って写真を撮りました。

水平を基調とした外観に、窓の格子と、竹?笹?の垂直のラインが美しい。
和を感じる、なぜか。

ガレージのドアもシャッターみたいに安っぽい素材は使わない。
つるんとしている。
住宅の壁面とあわせた塗装。だから壁に見える。

極めつけがこの和を感じる住宅なのにもろ洋をもってくる。
並みのセンスではできない芸当でしょう。

いいですこの感覚。


プロダクトデザイナー

2008年09月30日 | Weblog
前にも書いたと思うんですが、デザイナーというと未だに
「あー、ファッションやってるの」
といわれてしまいます。

それだけ身の回りのモノが、
デザイナーによってデザインされているという事実が
一般の人に全く持って知られていないのがわかります。

あなたの触れているそのマウスもデザイナーがコンセプトを立てて、
スケッチを描き、モックを削り、材料を選定し、カラーも選定し、
パッケージも考え、売り方も考えて、
今あなたの手に納まっているということを知らない。

いいんですけど、なんかやっぱり寂しい気持ちにもなる。

でもプロダクトデザイナーという立場からいうと、
気付かれるほど尖ったデザインでもいけないというのはある。

なんなく、すっと通り過ぎていくのでいいのだが、
そこになにかふっとしたときに気付く何かを仕込みたいと思う。

結局、デザイナーの自己主張を挿入しづらいのが
家電製品のデザインだったのではないか。

やっぱりそれは、日用品であるわけだし、
変に尖っていて欲しいものでもない。
ダサくてもボタンはでかいほうが押しやすいし、文字も大きいほうがいい。

車のデザインがデザインケータイみたいにデザイン車といわれないのは、
そのデザイナーの自己主張をのんで、
車を買うという部分が昔からあったからではないか。

実用性のないクーペを買う人は、そのスタイルにほれ込んでその車を買うわけで。
実用性が欲しい人はそんな車は買わない。

ファッションデザインでも同じことが言えて、
デザイナーの自己主張に賛同して、その服を買っていく。
そういう場ではデザインファッションなんていう言葉は生まれない。

自己主張に賛同してお互い認め合って関係が成立する場所では、
デザイナーという存在が認められている。

つまり、一般的にはデザイナーは自己主張する生き物で、
それが無ければデザイナーではないということになっている。

だから可哀想にも、
ユーザーのことを第一に考えてデザインされたあなたのマウスは
自己主張がないということで、デザインされたモノからは省かれる。
結果的にデザイナーはいないとなる。

デザインケータイ、デザイン家電は自己主張がないと
一般の人に思われていた分野で「こうしたい」というデザイナーの声が聞こえる、
というか見えやすくなっているために認知された。

その製品は、高かったり、使いづらかったりするが、
そんなことはデザイナーの自己主張に賛同する人には関係ない。
実用性がないのにクーペを選択するように。

プロダクトデザイナーはこれからちょっとずつ市民権を得ていくだろう。
デザインケータイ、デザイン家電、ちょっとずつ自己主張している人たちがいる。

デジカメデザイン勝手自論

2008年09月29日 | Weblog

昨日なぜか投稿する段階になって消えてしまいましたが、
頑張ってもっかい書きます。

とりあえず今回のサイバーショットですが、
ソニーのソニーデザインの気持ちがこもっていると思います。
薄い本体。金属板そのままのようなつるんとした表面処理。
全面タッチディスプレイ。

ずっと継続して展開させてきたスライド機構が
ここで完成したのを見た気がします。

まず、今のデジタルカメラ市場では、
パナソニック、ソニーなどの家電メーカーからの参入組みと、
キヤノン、富士フイルム、ニコンなどのカメラメーカーに別けられます。

ソニーとキヤノンを例にとってみます。

ソニーはカメラメーカーではないため
実験的なデザインが実行しやすい環境にあります。

カメラらしくないカメラをつくりやすい。

だからカメラのアイコンであるレンズを隠してしまうことになんの抵抗もないし、
ファインダーを取り除いてしまうことにも抵抗が無い。
重要なシャッターボタンも縦長に小さくしてしまって、
ちょっとくらい押し心地がふにゃふにゃしてしまっても気にしない、
光らせてしまったりもする。

でも、カメラメーカーのキヤノンは
カメラのアイコンであるレンズを隠してしまうようなデザインはできない。
シャッターボタンを小さくはしない、押し心地を犠牲にすることはない。
そこにはカメラメーカーとしてのプライドもあると思う。

デザイン以外のデジタルカメラ市場を見てみると、
カメラメーカーのカメラの行く末は結構厳しいんではないかと思えてくる。

もうユーザーの興味はいかにきれいに取れるかではなくて、
その写真をとる行為や、とった後のことに興味が移行している。
だから、カメラ単独で売るのは厳しくなってくる。
テレビみたいに、他の製品と繋がっていくだろうし、
ケータイに完全に市場を奪われる可能性も大きい。


えっと話の方向がわからなくなってきたのでやめにします。
すいません。


cybershot T700 T77

2008年09月28日 | Weblog



さっき長々書いた文章が消えたのでこのまま投稿します。

今回のサイバーショットかなりきてます。

この後にカメラデザインについて長々書いてましたー
でも消えたー

三本脚

2008年09月26日 | Weblog

この細さといい、色といい、頭の円といい、
三本の脚といい、なんかグッとくるもんがあります。


建築は詩

2008年09月25日 | Weblog

「建築は詩」吉村順三

アマゾンで買いました。
いい言葉が書いてあったので引用します。


「デザインの基本」

もっと基本的なことからスタートしてデザインをやってみれば、
デザインにも新しい生命力が出てくるような気がします。
特に僕など、学校でスタイルばかりやらされて骨身にしみているのですが、
デザインが二義的なところからスタートしている。
もっと大事なのは人間じゃないでしょうか。
人間をどう料理するかというあたりからデザインがスタートするべきであって、
そうすればもっとユニークなデザインがでてくると思います。


デザインの本質はそこにあると僕も思います。

残り一年

2008年09月24日 | Weblog

新人研修のときの自己紹介で開口一番に

「3年で辞めようと思っています」

と、宣言した空気の読めない僕。
残された会社人生があと1年くらいになりました。

しょうみ、大した成果をあげることが出来ずに現在にいたります。

今年当てる気まんまんでいた、社内のプロダクトのコンペも選ばれず。
応募した一般のコンペも一次すら通過せず。

かなりあえいでいます。

今年中に会社の先輩に借りた設計の基礎の教科書でもって、
設計の基礎知識だけは頭に入れたいと考えています。
まずは、プロのプロダクトデザイナーになりたい。
ホームグラウンドをつくる感じです。

佐藤かしわはグラフィックというホームグラウンドを持っている。
深澤直人はプロダクトというホームグラウンドを持っている。
さて、僕は何を持っている?

図面くらい書けるようになりたい、金型の仕組みくらい知ってたい、
樹脂の性質くらい知ってたい、素材の接合方法くらい知ってたい。

あと一年。
結構焦ってきました。


国際子ども図書館

2008年09月23日 | Weblog

国際子ども図書館。
安藤建築です。改築です。

こういう余計なものが飛び出さないディティールも安藤建築の特徴です。

コンセントから消火器まで壁に埋め込みます。

徹底してます。

相当めんどくさいことをしている。

銀閣寺の苔

2008年09月22日 | Weblog





銀閣の庭には苔がびっしりと生えています。

その苔のわかりやすい説明ボックスがこの画像です。

ちょっと邪魔な苔に選定された苔はかわいそう。

とても邪魔な苔に選定された苔には言葉がでません。

ナガオカケンメイ トークショー(青山ブックセンター)

2008年09月21日 | Weblog

また行ってきましたナガオカケンメイトークショー。

今回も面白かったです。

話す内容も、スライド画像も毎回変えているそうです。

内容は、日本物産展の考えと60ビジョンの考え、
あと自身のデザインの考え方でした。

今回はナガオカさん一人で壇上に上がり、
淡々とスライドを見せながら動画を見せながら話は進んでいきました。
かなりつっこんだナガオカさんの会社のビジネスのすすめ方が聴けてためになりました。

ナガオカさんにとって出版物にするというこは重要なことのようで
出版会社がGOを出さない企画はボツにするみたいです。
つまり出版物というハードルを越えれる企画しかやらない、
出版物としての価値がないならやめる。

そうやって客観的に見ているのだろうと思いました。

それって、原研哉さんもやっていて有効な方法なのだろう。