さて、そのGS、前にも書いたが、恋人が死ぬ歌がわりとある。
例えば、寺尾聰さんがいたザ・サページの『いつまでもいつまでも(作詞 佐々木勉)』では、木枯らしが彼女を連れて行っている。つまり凍死したということだ。昭和40年代に凍死する女性って、いったい何をする人だったのだろう。おそらく登山家だと思うが、案外マッチ売りの少女だったのかもしれない。
ザ・テンプターズの『神様お願い(作詞 松崎由治)』。一番の歌詞では
「ぼくのあの人に会いたいのさ」と神様に訴えているのだが、二番の歌詞では、その途中経過もなく、突然
「あの娘は遠くの空に消えたのさイェイェイェ」となっている。きっと飛行機事故か何かで死んだのだと、ぼくは解釈している。会わしてくれとお願いしているのに、殺してしまうなんて、なんという神様だろう。
しかし、男も男である。好きな人が死んだのに、何が「イェイェイェ」だ。
同じテンプターズの歌の中に、『エメラルドの伝説(作詞 なかにし礼)』というのがある。これは初っ端から恋人が湖に身を投げて死んでいる。その恋人が身を投げた途端、湖の色がエメラルド色に変わったという。ということは、この歌は心霊スポットを歌にしていることになる。
主人公は、
「遠い日のきみの幻を追いかけて」、その心霊スポットに口づけをしに行っている。「追いかけて」とは言っているが、実は彼女の霊に呼ばれたのだろう。
その後彼はどうなったのだろうか。彼女の霊に取り憑かれた彼は、
「会いたい、きみに会いたい」と言いながら湖の周りを徘徊した末に、
「緑の水に口づけ」、つまり入水して彼女の後を追ったのではないだろうか。それが心配だ。
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しんた
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西風
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