吹く風ネット

タバコをやめて15年

1、
 タバコをやめたのは2007年だったから、すでに15年経っている。その間一度だってタバコを吸いたいと思ったことはない。これは禁煙ということではなくて、ぼくの人生にタバコが必要なくなったということだ。これから先、ぼくがタバコを吸うことはないだろう。タバコとはすでに縁が切れているのだから。

2、
 かつてタバコを吸う人の立場は強かったと思う。他人の迷惑を顧みず、あたりかまわず煙を吐いていたわけなんだから。
 その立場が逆転したのは、嫌煙権などという言葉が流行り始めた頃からだったか。それを確固たるものにしたのは、喫煙者を犯罪者のように扱う医者の存在だ。彼らの一方的な主張はアンチタバコ派を後押しした。
「タバコを吸うのをやめてもらえませんでしょうか」
 と、かつては哀願口調で訴えていた人も、
「タバコをやめろ。吸いたいならよそに行って吸え」
 と、今では完全に命令口調になっている。
 それに従う人はマナーのいい人で、反発する人はガラの悪い人扱いだ。

3、
 最近は何から何までタバコのせいになってしまっている。彼らの言い分からすると、車の排気ガスの害よりもタバコの煙の害のほうが酷いことになる。
 しかし考えてみてほしい。排気ガスで自殺を図る人はいるけれど、タバコで自殺を図る人なんか一人もいない。つまりそれだけ害が少ないということだ。なのに車のドライバーには文句を言わず、何で愛煙家ばかりに文句を言うのだろう。

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