最近ネーミングで多いのが、外国語のようではあるが、実際にはそういう言葉はなく、ある言葉の頭文字をとったものだ。例えば、『FOMA』が「Freedom Of Mobile multimedia Access」の頭文字を取って付けたというようなものである。
ある店がオープンする時、テレビのレポーターがそこの店長に「この店の名前はどういう意味があるのですか?」と聞く。するとその店長は、待ってましたとばかりに
「・・・、・・・、・・・の頭文字からとったものです」
としたり顔で言っている。
そういうネーミングが流行っているとはいえ、ぼくはそういう店を好きになれない。そんな小難しい名前を付けるより、もっと誰にでもわかるような名前を付けたらいいじゃないか。
伝統ある会社が、時代に合わないと言って、社名を変更することがある。例えば、うちの会社がそうだ。今ぼくが勤めている会社は、過去2度名前を変えている。つまり、地元では3つの名前で通るのだ。
新しい社名になって5,6年経つのだが、新しい社名でお客さんに電話などしても、二人の一人の割で「どこですか?」と聞き返される。お年寄りなんかは、社名を聞いて、いかがわしい電話だと思い、切ってしまう人もいる。で、もう一度電話をするのだが、その時は前の社(店)名で言うことにしている。それでわかってくれる人が多い。
しかし、中にはそれでもわからない人もいる。その時は、一番最初の社(店)名で言うと、やっとわかってくれる。伝統のある会社なのだから、いくら時代のニーズに応えた名前にしたと言っても、そう簡単に名前を変えてもらいたくないものである。ぼくは、いまだに一番最初の名前が一番わかりやすくていいと思っている。
まあ、確かに『ケンウッド』のように社名を変更して成功した例もある。が、あれはブランド名のほうが、当時の社名『トリオ』よりも有名だったからである。
いずれにしても、ネーミングというのは難しいものだ。何の会社か、何の店かわからないような社(店)名なら、そういう名前はつけないほうが無難だろう。たしかに最初に書いた『ヘアーライフ・○○ノ』は、わかりやすいと言えばわかりやすい名前である。しかし、毛生活じゃねえ。
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しんた
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