吹く風ネット

意欲作

 意欲なんて持たないほうがいい。意欲を持って事に当たろうとすると、いい仕事をしてやろうなどという余計な我が入ってしまうから、いい仕事が出来なくなってしまう。
 たとえば文学とか音楽とかがいい例で、意欲作などというふれこみの作品ほどつまらないものが多く、逆に気負いのない無欲な作品にこそいいものが多い。

 ところが、文学とか音楽ならそのへんの呼吸がわかるくせに、いざ自分の仕事になるとわからなくなる人が多くいるから困ったもので、そういう人が社会をよくしてやろうと意欲的に取り組むものだから、かえって仕事の質を落としてしまい、世の中おかしくなってくる。

 この国にある落ち着きのなさも、何かしっくり来ないシステムも、おそらくそこからきているのだろう。確かにいい作品ではない。

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