堕落的短文集ょり。『貴方』

貴方の心が欲しい
貴方の肌に触れたい

願うだけで終わらせたいこの想い
永遠に伝える事などしないから
私が壊れそうになった時
貴方の声で包んで下さい

貴方の肌を感じさせて下さい
貴方の熱を私の中に入れて下さい

願うだけで終わってしまうこの想い
永遠にこの冷えた胸に秘めておくから
綴る事だけは許してて・・・。

堕落的短文集ょり。『傷み』

落ち着け・・・落ち着け私
心の底から沸き出てる暴言など
未来には必要なぃじゃない

落ち着け・・・落ち着け私
腹の底から沸き上がる殺意など
未来には必要なぃじゃない


先だけを見ろ　まっすぐに見つめればぃぃ
後ろを向かず　ただ目の前の道だけを走ればぃぃ

深く　深く　息を整え　瞼を閉じ　
もう1度瞳を開けた瞬間に思い浮かぶ物を選べばぃぃ


再び殺意が浮かぶのなら
それも又自らが下した決断の１つである。

堕落的短文集ょり。『心』

あの日から続く睡眠不足
あの日から続く拒絶反応

数十粒の誘導にさえこの心は勝てやしない
数百粒の恐怖にさえこの体は負けやしない

堕落的短文集ょり。『深雪』

深々と降り続く
深々と降り続く

後を追い　辿りつき　１つになる

深々と降り続く
深々と降り続く

先を走り　待ち焦がれ　１つになる

深々と降り続く
深々と降り続く

同じ匂い　同じ温かさ　同じ想い

僕が終わりを告げるのは君の腕の中
君が終わりを告げるのは僕の腕の中
それだけが僕達の生きた証


積もる積もる小さな想い
積もる積もる儚なき願い

今年も又 深々と降り続く・・・

堕落的短文集ょり。『心痕』

汚れた人ごみの中にまで意味を探す
汚れた体の摩擦熱にまで意味を欲す

目の前で繰り広げられたのは白昼夢

『此の世界の中心は何処』
『其の世界の意味は何　』

『此の世界の未来は何処』
『其の未来の保証は何　』

人は寂しい生き物だから
全てにおいて意味を欲しがる

人は悲しい生き物だから
全てにおいて価値を欲しがる