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真正会 本部・事務部 スタッフブログ

読書レビュー:「よみがえる変態」星野源 著

忙しい日々にこそ、エッセイを
「なぜ働いていると本を読めなくなるのか」というタイトルの本がありましたが、日々の忙しさの中で読書の時間を確保するのは難しいものです。私も、知人から勧められた本が一冊、また一冊と積み重なっていく日々。そんな中、久しぶりに“あっというまに読み終える本”に出会ってしまいました!

それが星野源さんのエッセイ『よみがえる変態』です。
本を読む時間がない!という人こそ、ぜひ手に取ってほしい一冊です。
なぜなら、濃密で、笑えて、心に刺さるからです。

星野源という“ギャップの塊”
星野源さんといえば、音楽も俳優業もこなすマルチな才能の方。しかもガッキーと結婚した“世界一幸運な男”というイメージが強いかもしれません。
でもこのエッセイを読むと、その印象がガラリを変わります。
• 日常の何気ない出来事を、ユーモアと鋭い観察眼で描写
• 自分の内面や過去の葛藤をオープンにさらけ出して語る
• 清潔感ある見た目とのギャップがすごい。まさに“変態”

「地獄のはじまり」命をめぐるリアル
彼は2012年にくも膜下出血を発症し、開頭手術を受けました。その開頭術の直後の心境を、彼はこう表しています。

「地獄のはじまり」

医療職として働く私たちは、つい「命があってよかったね」「一命をとりとめたね」と声をかけてしまいます。でもこの一言に触れた時、その言葉がいかに“他人事”だったかとを痛感しました。回復の過程とその葛藤を「地獄」と表現する彼の言葉には、生きることの重みと孤独そして希望が凝縮されています。この「地獄のはじまり」という言葉に、強く心を揺さぶられました。

深夜の1時間で読了
ふとできた1時間で読み切れるボリューム。でも、読み終えた後の余韻は深く、長く残ります。星野源さんの“変態性”と“人間味”に触れたことで、「よし、明日から頑張ろう」と気持ちを切り替えられた瞬間でした。
忙しい日々のなかで、ほんの少し立ち止まりたいときに、ぜひ読んでみてください。
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