女性の空間を照らした装飾的な2層棚 2016-03-17 20:19:32 | 李朝家具 女性たちは門から深く入ったアンチェで過ごす。 そのアンチェに行くには男性空間であるサランチェを通っていかないと行けない。 低い塀で区切られており、声も全てとおりすぎる低い低い塀。 その向こう側は女性たちの空間である。 その空間を美しく照らす家具は木と金具を装飾的にあしらった棚である。 中には彼女たちの針仕事、福、装飾品などが入れられていた。
木の自然な年輪が装飾になっている3段本棚。 2016-03-17 19:59:34 | 李朝家具 3段本棚、サムソン美術館所蔵、朝鮮時代。 韓国では儒教が厳しく、子供でも7才になると母親と別れ(同じ塀の中なのでちょこちょこ合える)、祖父、父、叔父、兄ら男性だけで過ごす別の建物に移る。 その建物は書斎やお客様を応対する居間の役割をしたサランチェである。 そこには禁欲的でシンプルな味のある家具や文具類が備えられている。
自然の円は真ん丸ではない。 2016-03-17 19:48:53 | 李朝家具 満月のようだと言って、月壷と呼ばれている壷。朝鮮時代中期。 このような大きな壷は作れなく、上と下を半分ずつ作り、くっつける方法を使っている。 よーく見ると真ん中に薄く出っ張っている線がある。
民画「虎図」 2016-03-02 20:39:30 | 李朝民芸画 一番庶民にしたまれた民画の素材、虎 だれが描いたかもわからない、庶民の哀愁と明るさが感じる絵を民画と呼びます。 韓国の山には虎が実際に1920年代までに住んでしました。 でも怖い存在よりはとてもおど呆けた親しい存在でした。 山神の守りとして、親しまれました。 若冲の絵、竹虎図もちょっと似ている感じがします。 かわいく、庶民の味方である虎!!!。
本当に蝶々が大好きだったみたいです。 2016-03-02 20:29:40 | 花と鳥 本当にあの時代の女性は蝶々が大好きだったみたいです。 朝鮮時代は儒教の影響で女性は7才の頃から男女有別として、 徹底的に家の中に閉じこもって過ごします。 これら花鳥画は主に両班の女性たちが描いた絵で、 彼女たち、蝶々のように飛びたかったでしょう。 美しくちょっと悲しい絵です。