SHINE設立当初、過背金龍フルゴールデンヘッドの研究にかなりの時間を費やしました。
ほぼ解明でき、私の中では過去のものとなっていましたが、
最近アロワナに興味を持ってくれたユーザーさんもいますし、少しおさらいしたいと思います。
まず、過背金龍=マレーシアゴールデン。
文字通り、生息地はマレーシアです。
比較的、新しめの水を好み、マレーシア、シンガポール、最近ではタイでブリードされた個体が日本に輸入されてきます。
15年くらい前でしょうか?
フルゴールデンヘッドと呼ばれる、頭部から背中に金の乗る、まさにインゴッド金龍が登場しました。
それはかなりのインパクトでした。
過背金龍の最終系かと勘違いするほど、金の面積の多い個体達でした。
マレーシア、シンガポールと渡航し、「おかしいな?」という感覚で帰ってきました。
それから、調査、勉強、実験を繰り返しある程度の答えに行きつきました。
元々、過背金龍の頭は黒く、金筋くらいしか金は乗りません。
目の上から頭部に金を発色させるにはある事をしない限り不可能という考えに収まりました。
綺麗な言葉で言うと、「改良品種」です。
どの熱帯魚でも改良品種がいますので、そこは割り切りましょう。
業界がこのことに言及しないのは、「ハイブリッド」の汚名が付き、売れなくなることを懸念したのではないでしょうか。
私は綺麗だったらいいと思いますし、
普通の過背を勝っているユーザーさんが、興味を持ってくれればいいと思っております。
しかしながら、生き物です。
全てが上手く行く訳ではありません。
マレーシア、シンガポールの水(水質)の問題で、金が薄くなる個体もいたり、
白いまま、金の表れない個体もいる事は確かです。
あとは、ヘッドの金が色褪せる個体。
これを避けるには、
その個体の作出過程を知らなければいけません。
お求めの際には、細かいことのわかる専門ショップで購入するのが最善かと思います。
画像は金の乗らない、ゴールデンヘッド個体です。
体のフォルムから、勘のいい方ならわかりますよね。
当店、本物主義の考えで現地視察を行い、
独自ルートの仕入れを行っております。
数は少ないですが厳選した個体には自信があります。
Arowana Evangelist
Aquarium“THE SHINE”
shine8864@softbank.ne.jp
080-3000-8864
http://www.the-shine.jp
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