夏アニメ、春夏アニメの感想は、一応、これで最後です。
◎「宇宙戦艦ヤマト2199」(全26話)
ヤマトに言葉はいらない。ただ、そこにヤマトがあればいい。
取り敢えず、格好良いこと言ったつもりです(笑)。
2013年春夏の夕方アニメ。2012年から2013年にかけて映画館で順次公開していたものは見ていませんが。
ただ、最終話が終わって1ヶ月以上経っているのに、元のアニメと比べながらの、無駄に長いわりに中身の無い感想なんですよね・・・
元のアニメと比べる意味があるのかとも思いながら、また、少し政治的な話にもなっちゃったし、どうしようかな、でも書いたから載せておけ、みたいな感じです。
◎ さて、一応リメイクなので、(昨年か一昨年あたりにもスカパー!で再放送していましたが、)元のTVアニメ(1974年)を思い出しながら、全体としては普通に楽しみました。
結論だけ言えば、絵の出来を除けば話も声もキャラの性格も元の「宇宙戦艦ヤマト」の方が良いですが、また、現代風に様々な要素(※)を入れているので本筋がぼやけてしまったところが引っかかりますが、元のを知らなければ、これはこれで現代的なヤマトとして楽しめるであろうと思います。
(※ガミラスと白色彗星が何故か少し戦ったり、イスカンダル人がヤマトに載っていて乗組員に憑依(ひょうい)したり、アベルト・デスラー総統(cv山寺宏一)暗殺のクーデターがあったり(失敗した。)、ガミラスが支配した星の人は2等市民として差別されていたり、ガミラス人と地球人の友情があったり、恋愛要素を増やしたり、等々。
16話、イスカンダルに行く派(ヤマト計画)と移住可能な星に移住する派(イズモ計画)の地球での対立がヤマト内にもあり、移住派がヤマト内でクーデターを起すのは(失敗した。)、御愛嬌かなあ。)
○ 若い女性乗組員を増やしたり(※)、パーティでコスプレ(7話)をさせたり、何人かにアホ毛があったり、24話でイスカンダルで水着で泳いだりで萌え要素を少し足したのは時代の趨勢ということでしょうけれど、量は少ないですしそれほど萌々した話し方でもないので、この程度ならギリギリ許します。尤も、どれも無くても問題ないシーンですが。
(※イスカンダルからコスモリバースシステム(地球環境を元に戻す装置)を手に入れられなかったり、地球帰還が間に合わなかったらどこかに第二の地球を探して人類としては存続させようという意図もあるはずですから、若い男女、特に戦士でもある若い女性もそれなりの数を乗せる必要があったはず。ただ、元のヤマトでは森雪以外の女性は、若くない看護師が1人いたかどうか位にしか描かれていなかったと記憶しています。)
ただ、7話のパーティー終了に合わせてエンディング前に流れた元のヤマトのエンディングの名曲、「真赤なスカーフ」(歌:ささきいさお、詩:阿久悠、曲:宮川泰)がエンディングだった良さと切なさは、元のヤマトを先に見た人でないと分からないだろうなあ。
この歌は、宇宙を孤独に旅するヤマトと男のロマンを歌った歌で、毎回「ロマン」を聞かされなかったせいか、これでのヤマトの航海にあまりロマンを感じなかった気も。
○ 元のは265.8m、乗組員114人でしたが、これでは333m、999人。
元のでは、戦闘で死んだら代わりがいないのでは、と思っていましたが、999人もいれば、まあ大丈夫でしょう。
本当はもっと多い方が安心だと思いますが、全長からして、戦闘機や武器やらを積むとこの位の人数が限度なのでしょう。
○ ガミラスも地球も、大袈裟な言い回しで話す人が何人かいましたが、それはやめてもらいたい。
真田志郎(cv大塚芳忠)ならキャラ的にはギリギリ許しますが(だって真田さんですから。)、普通に話しているところに伊東真也(cv関俊彦)やヘルム・ゼーリック(cv若本規夫)やグレムト・ゲール(cv広瀬正志)とかの何人かが、そのように大袈裟な言い回しで話されると、浮きます。
○ 絵は、現代風に普通に綺麗に格好良くなりました。元のようなラフさから感じる勢いも良いですが、これはこれで良いと思います。
○ 9話「時計仕掛けの捕虜」は雰囲気を変えていて、ヤマトの捕虜になったガミラスのアンドロイドのAU09(cvチョー)に心があるかどうか、人間の心とは何か、人間とアンドロイドの心の違いは何かからの、
ラストシーンでの、人間の本当の心は分からないから伝えなければならないし互いに理解する努力が必要だということの暗示。
ここは現代的な物語でしょうし、地球とガミラスもそうなんだよ、地球の中でもそうなんだよと言いたいのであろうということも含めて現代的な物語です。
○ 科学的な傍証も大学教授がきちんとしているとのことで基本的には良いことですが、逆に、あまりきちんとし過ぎるとヤマトの有り得ない強さというものが浮いてしまう感じが少しばかり・・・
だってヤマトは、ミサイルや敵の主砲が十数発当たっても爆発せずに戦い続けますし、ヤマトの主砲は敵艦にほぼ百発百中なのに何十という敵艦からの何十という主砲の攻撃をヤマトはよけて戦い続けますし、敵艦はヤマトの戦闘機のパルスレーザーで大爆発して航行不能になるのにヤマトは敵艦の主砲が当たっても少し爆発するだけですし、それはつまりヤマトは、何があっても勝たなくてはならない戦艦ですし、そして何があっても・どんな強い敵が現れても最後は必ず勝つ戦艦であるという、科学的にあり得ない戦艦なのですから。
○ 真面目で大人しい島大介(cv鈴村健一)が軽めで快活になり、直ぐカッとなる熱血漢の古代進(cv小野大輔)が少し真面目で少し大人しくなったことにより2人の性格が逆転と言うと言い過ぎですが、それに近い感じ。
古代の方が理想主義っぽいのは変わっていないか。
元のに慣れているので違和感はありますが、物語としては特に問題はないので、別にいいかな、と。
○ 18話後半でゼーリックが演説中にヤマトが表れ、「ヤマトを撃てとの神の啓治。」と言っていますが、「宇宙戦艦ヤマト3」でデスラーは、大ガミラスに神は2人もいらない、と言って神を信じる将官をその場で射殺しましたが、このアニメでのガミラスでは宗教が認められているというのは、御愛嬌でしょう。
ガミラス人はイスカンダルを崇拝していますし、崇拝することがこのアニメでは必要になっているので、神くらい信じることもあるのでしょう。
○ ガミラス人はイスカンダルを崇拝しているからと言って、20話で森雪をイスカンダルの王族の第3皇女ユリーシャ・イスカンダル(cv桑島法子)と思ってヤマトから拉致するとか、デスラーは本物ではないと多分最初から(少なくとも途中から)気付いていましたが。
その後、デスラーの宇宙征服による「共栄圏」(22話前半で、デスラーの側近のミーゼラ・セレステラ(cv茅原実里)がデスラーを代弁して森雪に言った。)の確立という政策のために、イスカンダルとガミラスの統合がイスカンダルの承認を得たとして政治的に利用するとか(22話)。
これも御愛嬌でしょう。
○ 森雪(cv桑島法子)が、中身も外見もしっかり者すぎる感じ。これも現代的な女性なのでしょう。
ただ、これだと「ヤマトよ永遠に」(劇場版)で少し問題が。
地球に攻めてきた敵の技術将校のアルフォン少尉(cv野沢那智)に見初められて命拾いした雪ですが、古代を愛している雪は、地球人類を滅ぼせる重核子爆弾(ハイペロン爆弾)の破壊方法を聞き出すためにアルフォン少尉の愛を受け入れたフリをし、破壊方法を聞き出して地球側のレジスタンスに伝えたら自殺するつもりだったわけですが、その心情を上手く表せるとは思えませんし、自殺しようと思うとも思えません。
外見だけでも、もう少し弱さというか儚(はかな)さというかがあれば、ギリギリ大丈夫だったかも知れないとは思いますけれど。
更に、「ヤマト2」で、デスラー艦内で古代とデスラーが対峙するものの怪我をしていた古代、古代をかばって震えながらも必死で守ろうとする雪(見かけによらず歴戦の勇者ですからしっかりしている雪でも、古代のことになると崩れる場合もあるというシーンでもある。)。
この2人の愛を見て愕然とし、愛の大切さに気付くデスラーという(ちょっとくさいけれど)名シーンは(それを大きなキッカケとして、デスラーは、以後は地球に危害は加えず、時には味方として一緒に戦ってくれるようになる。)、リメイクの雪には出せないわけで。雰囲気が異なる別の形になるのでしょうが、成り立たせることは出来ますけれど。
「さらば」では、森雪がデスラーをかばってデスラーの監視役に撃たれますから、これならこのアニメの森雪でも大丈夫そうですが。
弱々しく見える森雪(それは、当時の男性視線からの理想の女性の一形態だったわけですが。)が今の時代に合わないからでしょうけれど、ひらたく言えば、森雪だけはオリジナルの森雪が良いということです。他は、時代性も加味して許容範囲です。
◎ ドメル戦はやはりヤマト屈指の名戦闘シーンです。
15話後半でドメル艦とヤマトがすれ違いざまに少しぶつかったときのドメルと沖田の表情なんて、男同士ですし、勇者同士ですし、戦士同士ですし。
特に19話後半から20話の、エルク・ドメル(cv大塚明夫)との七色星団での戦い。
三段空母が3艦(青、緑、紫)、戦闘空母(赤)、ドメル艦(白)が並んだシーンは涙モノです。
ただ、ガミラスの物質転送システムのシーンが少なかったとか、それにヤマトが振り回されるシーンが少なかったとか、それらが少なかったことによってジリジリとした緊張感までも少なくなりましたが。
森雪をユリーシャ・イスカンダルと勘違いして拉致するドメルの作戦に時間を割いたので十分に描けなかったのでしょうし、絵は綺麗でしたけれど。
○ なお、ヤマトはミサイルとかを何発受けても大して破損しないのに、ガミラスの三段空母はヤマトの戦闘機のミサイルとパルスレーザーで粉々になるところは相変わらず(そもそも空母が最前線まで出てくることが間違いですが。空母の火力は小さいので空母単独では戦闘機や戦艦とは戦えませんから、空母は後方から戦闘機を送り出していれば良い。ここは元のも今回のも、最前線に出てきて誘爆するのですよね。でないとヤマトが勝てないからですけれど。)。
また、ヤマトの左舷の弾幕が凄いのも相変わらず(このシーンに限らず、やっぱり、凄い弾幕は左舷が多いのですよね。左右の描き分けが面倒だからでしょうかね。)。
そのくせ、最後にドメル艦がヤマトの艦艇にくっついて自爆したときに、元のではヤマト全体の3分の1位が大破して腹がえぐれる感じで、これでどうして修理できて航海が続けられるんだよとか、どうして粉々に爆発しないんだよとか、流石に主役は一味違うんだな、とか思ったものですが、今回は波動防壁というバリアーで大きなキズがない状態というのは都合の良いことを考えたな、と(地球が開発できたものをガミラスが開発できない訳はないと思うのですが。)。
◎ でも、この辺まではそれはそれとして楽しめる範囲です。
しかし、元のガミラスが地球侵略を始めた理由は、ガミラス星の寿命が近づき(それでも、星の寿命ですから何十年何百年でなくなるわけではない。)、住むにはあまり適さない状態になってきたので、移住先として地球に目を付けたからですが、これでは、単に支配圏を拡大し「大ガミラスの栄光が、この宇宙に秩序と救済をもたらす。それができるのは、この私だけだ。」(25話前半)とデスラーが言うように、宇宙を平和な「共栄圏」にするというものでした(ここは、日本がアジア・太平洋戦争を始めた名目である、大東亜共栄圏を意識しているのでしょうかね。)。
そのため、元のでは、ガミラスにも自分達が生きるために地球を侵略するという理由があったのであり、地球を侵略するガミラスにも正義はあったのですが、だからこそ、それに気付いた古代と雪は、ガミラス星での戦いで結果としてガミラス星を廃墟になるまで叩きつぶしたことを悲しみ、涙し、敗者へのいたわりを示し、
「我々がしなければならなかったのは、戦うことじゃない。愛し合うことだった。勝利か、クソでもくらえ!」
と怒りと悔しさで涙を流す古代だったわけです(ここでは、元のヤマトではヤマトがガミラス星の一般市民も含め、結果として皆殺しの大量虐殺をしたことにツッコミを入れてはいけません。デスラーがガミラス星全体でヤマトを攻撃してきたので、結果としてやむを得ない面はあったことですし・・・)。
この辺は、このアニメでは、25話後半で、生きていたデスラーがヤマトに乗り込んできたときに間違って捕虜のようになっている味方のミーゼラ・セレステラを撃ってしまい、それを見た森雪がデスラーに、
「どうしてこんな、あんなにあなたを慕っていたのに、どうして。地球もガミラスも、戦う必要なんて無かったのに。お互いに相手を思いやって、愛し合うことだって、出来たのに・・・」と取って付けたように言っていますが。
○ また、太陽系に来たガミラスを地球側が最初に攻撃したことは10話前半でガミラスから示され、11話後半で、沖田らの意に反して司令部の命令で地球が先に攻撃したという事実が確定したことから(元のヤマトではいきなりガミラスが地球を攻撃してきた。)、地球の方が悪かったとも言え、それからしてガミラスが地球を攻撃したことには理由はあります。
そうだとしても、遊星爆弾で地球人を全滅させようかというやり方はやり過ぎですし、どの道、降伏しなければ地球を攻めてきたはずですけれども。
○ さて、元のではガミラスにも「正義」があったことから、「ヤマト2」の次からはデスラー率いるガミラスと地球は一応の協力関係になれたわけです。
それが、これでは上記のようになってしまい、なおかつ、やり過ぎなガミラスにも正義があるとは言い難いです(先に攻撃した地球にも、ですが。)。
実態として、貧困や抑圧で困っている星の人を助けてそれなりの生活ができるようにしたのなら兎も角、侵略した星の人を2等市民として差別し、自由を求めての反対運動も起きていますし、貧富の差もありますし。
仮に「さらば」&「ヤマト2」の次ぎをリメイクするとして、地球とガミラスが協力関係になるにはどう描くのやら。
○ ただ、ヤマトを仕留めるために多数のガミラス市民ごとソラから基地をぶつけてヤマトを倒そうとしたとき(23話後半)、「これは通過儀礼なのだ。ヤマトとともにバレラス(ガミラスの首都)は消滅する。ガミラスはその尊い犠牲をもって、古き衣を脱ぎ捨てる。作戦終了後、第2バレラスはイスカンダルへ降り立つ。」と言ったデスラーは冷酷でしたが、
ヤマトの波動砲に拒まれ、次にデスラー砲で撃とうとしたとき、国民を撃つのかと止めるヴェルテ・タラン(cv青山譲。タランは、「さらば」とかでもいいヤツですよ。)に、
「だからこそ私がこの手でやらねばならない。偉大なるガミラスの未来のために、尊い臣民の命を犠牲にする罪。その罪は、未来永劫、私が背負っていくつもりだ。」
と責任を取る覚悟を語るデスラーは良かったです。
為政者や責任者や上司の最大の仕事は、決断をすることと責任を取ることです。これができない人が多すぎる、日本の今日この頃・・・・・イヤ、今に始まったことではなく、アジア・太平洋戦争の前から、昔からか・・・・・
◎ 24話でイスカンダル女王のスターシャ・イスカンダル(cv井上喜久子)は波動エネルギーをヤマトが武器に転用したことで迷いつつも、コスモリバースシステムをヤマトに渡したというかヤマト自体をコスモリバースシステムにしたわけです。
ヤマトが去るときにスターシャがお腹を触っていたことから、死んだと思われていた古代守(cv宮本充)がガミラスに捕虜として運ばれる途中にイスカンダルに難破して死の病だったのに、子供を作る元気はあったのか、と。
人間の欲求、恐るべし!
元のでは、古代守は、イスカンダルの医療で元気に生き返って、子供を作ったのですけれど。
◎ 25話、死んだと思っていたデスラーは、やはり当然のように生きていて白兵戦をしかけてきました。
でも、当然のようにヤマトに負けて、宇宙に散りました(25話後半)。
この後、「さらば」と「ヤマト2」では白色彗星帝国に拾われ、高度な医療&ヤマトへの復讐に燃える気持ちによってデスラーは助かるのですが、今回も同じなのでしょうね。
なので、11話前半で白色彗星帝国の艦隊を叩くドメルのシーンは余計でしたね。
これに限らず、これ以降のヤマトの良いシーンを先取りした感じがあって、美味しいとこ取り過ぎる感じも。
◎ 地球が見えた最終26話のラストは元と基本的に同じ。
艦長室での沖田艦長の死に際の「地球か、何もかも、みな懐かしい。」から佐渡先生の沖田への敬礼、悲しむ佐渡先生が第一艦橋に行くと、息を吹き返した森雪と共に地球に戻れたことを喜ぶ古代や乗組員達、それらの対比は相変わらず良いです。
喜びもあれば悲しみもあり、生もあれば死もあり、死があるから生がより尊いのであり、そして、過去や現在の他人の死の上に現在の自分の生があり、だからこそ生を精一杯生きなければならないという、悲しいと共にホッとする、名シーン。
いつ見ても涙です。
尤も、26話後半、コスモリバースシステムにのり移った古代守がシステムを動かして、死んだ森雪がどうして生き返ったのかは、いくらなんでも死人をリバースさせる(生き返らせる)システムと言うのはおかしいのですが。
佐渡先生お得意の誤診(笑)ということにして、敢えて問わないことにしましょう。
古代守がシステムから消えて再起動できなくなったところに、沖田艦長が死んでシステムが再起動したことも、きっとシステムが沖田艦長になったなんてことも、敢えて問わないことにしましょう。
そのくらいの「訳が分からないよ」がある方がヤマトらしいですし。
◎ 「西暦2199年12月8日 宇宙戦艦ヤマト 地球に帰還」
12月8日というのは、1941年に日本がアメリカ・ハワイの真珠湾の艦隊を「奇襲」攻撃した、日米開戦の日です。
なお、元のTV版では、
「2200年9月6日ヤマト生還 宇宙は何事もなかったかのごとく 平和な時を息ついていた。」
この際ついでに、劇場版では、
「西暦2200年9月5日 宇宙戦艦ヤマト生還! 生残者67名 死亡者47名 そして地球は もとの青さをとり戻した」であり、「訳が分からないよ」状態です。
1945年9月5日は、ソビエト連邦が日本の北方領土を占領して日ソ戦が終わった日です。
(なお、1945年8月15日は、ポツダム宣言の受諾(日本がアジア・太平洋戦争での負けを認めて無条件降伏したこと。)を日本国民に知らせた、「終戦記念日」とされている日。)
少なくとも今回のアニメは現代日本ですから平和の方向で理解すべきでしょうけれど、右翼の石原慎太郎さんと親しい西崎義展プロデューサー(2010年11月没)の影響がどのくらいあるのか分かりませんが。
一方、「我々はどこから来て、どこへ向かおうとしているのだろうな。」といった意味の台詞が良く出てきます。
画家のゴーギャンの名画の題名である「われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか」(1897~1898年制作)からの引用でしょう(日本で実物を見ましたが良い絵ですので、機会があれば実物を御覧下さい。ボストン美術館にあるようですが。)。
それとも合わせ、イロイロとうがった見方はできますが、それは各自お考え下さい。
まあ、2014年公開の完全新作の劇場版を楽しみに待ちましょう。
【shin】
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