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ぎんぎつね感想。銀太郎(cv三木眞一郎)の軽いツンデレ、まこと(cv金元寿子)との距離感が良い

 2013年秋アニメの感想の続きです。

◎「ぎんぎつね」(全12話)

 友達や神使(しんし)との関わりの中での、神社の跡取り女子高生の日常と成長という話でどうってことは無いですが、冴木まこと(cv金元寿子)に対する、狐の神使である銀太郎(cv三木眞一郎)の距離感がとても良く、雰囲気と軽いコメディを楽しみました。

 銀太郎のソフトなツンデレとも言い換えられますが。三木さんの渋くて格好良い声で、いかつい顔と体格の銀太郎が少しデレると、つまりテレながら素っ気なさを装って まこと に少し優しくすると、それだけでニヤリと出来ます。

 まこと もそんな銀太郎についつい甘えていて、良くも悪くも銀太郎と父が暖か過ぎて まこと の精神的成長が遅れている一因なのだろうなとか、でも甘いわけではないので、その暖かさを糧にいずれ自立できるだろうとか。


 三木さんも良かったし、金元さんも良かったし、互いが生きる声とキャラでしたし。


 それにしても、大好きなみかんを食べて寝てばかりでぐうたらな銀太郎・・・


 そんな神使は神社の宮司か跡取りでも見える人にしか見えないし、一般人は神使のことを知らないので、まこと は独り言をブツブツ言っているアブナイ人のようでもあり。


 少女漫画かと思ったら、青年誌「ウルトラジャンプ」連載、「落合さより」さんだから女性漫画家でしょうけれど。


○ 4話。幼少時、親が事故死して1人になり、その後に育ててくれた優しい祖父も死に、その後は疎まれながら親戚に育てられた神尾悟(cv小野賢章)も神使が見えるとのこと。
 精神的なイジメや虐待とまでは言えないかも知れませんが、それに近い感じ。それで暗く少しひねくれた性格になり、子狐の神使のハル(cv藤村歩)だけが友達になったのでしょう。

 まこと の家から高校に通うことになったので、まこと と銀太郎と まこと のお節介な友達である池上ユミ(cv赤﨑千夏)などとの関わりの中で変わって行き。


 6話。ユミのお節介で船橋日輪子(cv小清水亜美)と父と まこと が悟の歓迎会。
 うるさいと怒鳴ったりイロイロとあったものの、翌朝には悟は女子3人と笑顔で話しているところなんか、思ったよりも早く心を開いてきたな、という感じ。不自然という程の早さではなかったものの。


○ 5話。
 4話で、ハルを元の神社に返すために、いると迷惑だと嘘を言って追い出す悟でしたが、ケンカ別れでハルが家出。
 ベタベタし過ぎなハルとカラに閉じこもった悟の相互依存を何とかしようと思った悟。

 ハルは子供だし、悟も自分の気持ちに素直になれないとか子供なわけで、だけど結局は探す悟。
 銀太郎の力を借りて見つけ、涙の仲直り。


 それを見て、柄にもなく少し自信なさげに「これで、いいんだよね。」と まこと。
 「いっつも好き勝手やって、今が一番なのがお前らだろうが。あいつらもお前も、今はガキ過ぎるからな。もう数年もすれば勝手に答えが出てくるだろうよ。」と、悟とハルの様子を見て まこと に言う銀太郎が良かったです。

 「そっか。じゃあ今はまだいいんだよね、今は。」と まこと。

 その後、まこと と言い合いをするハルを見て悟「あんなに楽しそうなハルを見るのは初めてです。」、
 銀太郎「で、お前は?」。
 まんざらではない表情の悟。


 このアニメの主テーマは、5話のこの辺なんだろうなあ。


○ ユミや日輪子らは、将来何になりたいのか進学するのかを明確にしているところは、高校生の割に思ったより明確なのかと少しだけ驚きでしたが(進学はともかく仕事を決めているところ。)、お気楽な まこと はあまり考えたことはなさそう。

 それも、人や神使との関わりの中で最終12話までに明確になっていくところなんて、成長物語としてさりげなく上手く描かれていますし。


○ 8話。政治家である父の秘書で運転手が日輪子に惚れているとか、神社で日輪子に惚れないようにお祈りするとか、日輪子は まこと の父の冴木達夫(cv関俊彦)に惚れているとか。

 ファザコンの日輪子の思春期らしい大人への憧れ、ユミと同級生の彼氏とのケンカしながらの恋を織り交ぜながら、少しずつ成長する まこと、ユミ、日輪子。


○ これと言った感想を書けるアニメではないですが、特に銀太郎と まこと の関係と雰囲気が良かったです。


【shin】
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