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「雨を告げる漂流団地」感想

【ネタバレ】

◎「雨を告げる漂流団地」

 「夏よ終わらないで」

 2022年9月16日(金)公開、監督は石田祐康、脚本は森ハヤシ、石田祐康、120分。

 熊谷航祐(cv田村睦心)、兎内夏芽(cv瀬戸麻沙美)、のっぽ(cv村瀬歩)、橘譲(cv山下大輝)、小祝太志(cv小林由美子)、羽馬令依菜(cv水瀬いのり)、安藤珠理(cv花澤香菜)のほか、熊谷安次(航祐の祖父。航祐より夏芽の方が安次を慕っていた。)(cv島田敏)、兎内里子(夏芽の母)(cv水樹奈々)など。

 総合評価は、上中下で中の下くらい。






○夏芽が他人のためと思ってしていることが、実は夏芽自身のためだということになかなか気付かず。母娘の関係もギクシャクしていますし、子供ですし、小さい頃から他人の世話になっていて他人に気を使うようになったことが大きな原因でしょうし。
 それで他人に却って大きな迷惑をかけていることに、ようやく気付いて。

○夏芽に命の危険があったからという理由以外には、何故に団地が天国みたいな異世界みたいなところに漂流したのかというのは曖昧でしたが、それはそういうものとして(団地である のっぽ が、その団地に住んでいた航祐と夏芽、特に夏芽に愛着を持っているので、夏芽を助けるために漂流させたのだと思います。ただ、のっぽ は、そうなった理由も元の世界への戻り方も知らないということです。)。
 最後で、団地はまだ取り壊されていないのに、のっぽ は天国みたいなところに既に行ってしまいましたが、それは気にすべきではないのでしょう。

○航祐と夏芽は、結局は好き同士だと意識しあいますが、まだ付き合う手前。キョウダイみたいに育ったこともあってこのまま付き合わない可能性もありますが、同じ中学に行けば付き合う可能性は高いと思える展開。

 恋愛はメインの物語ではなく、航祐と夏芽の男女のバディものがメインの物語。

 そうなのですが、夏芽が迷惑をかけてばかりなので、見ていて、ちょっといい加減にしろよ、と思うことが何度かあって、気分のいいものではありませんでした。可愛い外見というわけでもありませんし(比較的リアリティのある絵。)、可愛い声というわけでもありませんから、他でカバーしていませんから。そこが気にならなければもっと楽しめるのでは。

○公式HPから。
 「まるで姉弟のように育った幼なじみの航祐と夏芽。
 小学6年生になった二人は、航祐の祖父・安次の他界をきっかけにギクシャクしはじめた。
 夏休みのある日、航祐はクラスメイトとともに取り壊しの進む「おばけ団地」に忍び込む。
 その団地は、航祐と夏芽が育った思い出の家。
 航祐はそこで思いがけず夏芽と遭遇し、謎の少年・のっぽの存在について聞かされる。
 すると、突然不思議な現象に巻き込まれ――
 気づくとそこは、あたり一面の大海原。
 航祐たちを乗せ、団地は謎の海を漂流する。
 はじめてのサバイバル生活。力を合わせる子どもたち。
 泣いたりケンカしたり、仲直りしたり?
 果たして元の世界へ戻れるのか?
 ひと夏の別れの旅がはじまる―」


【shin】


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