男子高校生の日常、キルミーベイベー、ハイスクールDD

　冬アニメの感想の続きです。

●　男子高校生の日常

　番組のCMで、男子高校生の日常じゃなくて女子高校生の日常にした方が良いんじゃね、みたいなこと言っていますが、謙遜のし過ぎ。
　まあ、いくらかは当たっていますが。


　ギャグ要素が強い、ショートギャグの日常系アニメ。

　男子高校生が真面目に大袈裟にいろいろやっていて、それがギャグになって。
　初回を見たときは飽きるかと思ったら、普通に楽しめました。

　と書きつつ、その内実はと言うと、、、



　女子高校生アニメと比べ、何か、おバカで情けない、自意識過剰な話が多い気が。
　自意識過剰は、青春の通り道だけど。

　がんばれ、男子。



　他校の生徒会長で可愛くて純朴だけどおバカなりんごちゃん（悠木碧）のおバカっぷりが、そして、川辺で読書する無口な文学少女（日笠陽子）と男子高校生との心の中の言葉が面白いと思ってしまったじゃないか。

　が、がんばれ、男子。



　男子高校生の姉や妹達の話も面白いじゃないか。
　てか、乱暴者が多いぞ、女子。

　が、が、がんばれ、男子。



　エンディング後の「女子高生は異常」という、男子に関係する変な女子高校生達の話も面白いじゃないか。

　が、が、が、がんばれ、男子。



　女子高校生アニメには男子がほとんど出なくても成り立っているものが多いですが、男子向けの日常系アニメで女子がほとんど出てこないものというのは、少ないですよね（と言うか、パッとは思い付かない）。

　そこに妙な現実感があるじゃないか！


　ああ、男子よ、、、、、、、、、、



●　キルミーベイベー

　女子高校生の日常だけど、出演者は、学習能力のないおバカ過ぎな普通の子のやすな（赤崎千夏）、金髪ツインテール（ツンツンデレツンツン）の殺し屋のソーニャ（田村睦心）、おっとりした偽者っぽいけど本物かも知れない忍者のあぎり（高部あい）の3人の女子高校生と、ナレーター兼もろもろの役の2人（チョー、新井里美）、たまに釘宮理恵さんという、シンプルでショートギャグな日常。

　うーん、シンプル。教室でも、3人以外の生徒は書かれないことが多いし。書かれてもシルエットだけだし。


　ただ、ソーニャの声は、やっぱり馴染めなかったです。

　少年っぽい声が合ってない気が。これまでも田村さんは少年っぽい役ばかりみたいなので、わざとなんでしょうけど。


　まあ、しかし、

　殺し屋が高校に通うかよ、とか、どこからそんなにたくさんのナイフを出してんだよ、なんて言ってはいけないな。


　忍者と言っているのにまともな忍法はできないのかよ、そんなの忍法じゃないだろ、なのに何で神出鬼没なんだよ、なんて言ってはいけないな。


　ソーニャの後ろから近づくと殺し屋の習性で首絞められたり腕を折られるんだから、何回同じことを繰り返すんだよ、とか、何で直ぐに治るんだよ、とか、何でそんなにおバカなんだよ、なんて言ってはいけないな。


　だって、クスクス笑えて楽しいんだもの。



●　ハイスクールD×D

　男子高校生の日常かと思ったら、堕天使にやられたところを悪魔に助けてもらい、悪魔の下僕になった主人公。

　で、神や他の悪魔と戦うと。


　何故か、日本では、神の方が悪者の話が多いですよね。特に、キリスト教系は。
　何でだろう。


　それはさて置き、戦いで服が破けて裸が見えて、ではなく、地上波では下着までしか見えないように加工してあって。

　で、DVDを買えと。


　この手のアニメも多くなったけど、もう少し、話として面白いアニメだったらねえ。

　どの道、この手のアニメのDVDは買いませんが。


　なお、このアニメでは、日笠陽子さんの声が伊藤静さんの声に似ている気が。同時に聞くと違いは分かるけど。