◎「冴えない彼女の育てかた Fine」
2019年10月26日(土)公開、亀井幹太 総監督、柴田彰久 監督、高瀬智章キャラクターデザイン、丸戸史明 脚本/原作、115分。
安芸倫也(cv松岡禎丞)、加藤恵(cv安野希世乃)、澤村・スペンサー・英梨々(cv大西沙織)、霞ヶ丘詩羽(cv茅野愛衣)、氷堂美智留(cv矢作紗友里)、波島出海(cv赤﨑千夏)、波島伊織(cv柿原徹也)、紅坂朱音(cv生天目仁美)、町田苑子(cv桑島法子)など。
「blessing softwareは、おわらない」(最初)
「全員、笑える場所に、辿り着けたよ」(何週目からかのポスターから)
○ 倫也に手伝ってもらう代わりに、終わったら、英梨々(と自分)に覚悟を決めて恵を応援しろと詩羽が言うところとか(英梨々が泣き叫ぶ。)、それでも英梨々が覚悟を決めて倫也を諦めようと思い、手伝って(2人とも楽しそう。)、終わって、倫也の家から皆が寝ている間に詩羽と英梨々だけで帰る途中、こらえきれなくなって詩羽の胸で号泣するシーンとか、このアニメにはやはりこの2人がいないといけないよねと思ったり。
○ 例の服装で例の坂をかけのぼり、下にいる倫也に恵、
「どうかな、わたしは、あなたが望むメインヒロインに、なれたかな?。たくさんのユーザーのためじゃない、たった一人の、あなただけのメインヒロインになれたかな?」
と言ってエンドロールへ。直接的には坂の下にいる倫也に言った言葉ですが、客にも言っている言葉です。
・エンドロールを見ながら、綺麗に終わったな、良かった良かった、と思っていたら。
エンドロールにドラマ「東京ラブストーリー」の曲、小田和正さんの「ラブ・ストーリーは突然に」が書いてありましたが、この曲はまだ使われていないなと思ったら、エンドロール後に出てきました。
ギャグ的な使い方でしたが、もはやそれ以外の使い方をされたことってあるのか?、というくらいそういう使い方ばかり見ている気がします(笑)。
恵と倫也が別れたのかと思ったら詩羽が書いた新シナリオということでした(もちろん、ボツ。)。
・詩羽と英梨々に仕事を依頼できるくらいにblessing softwareは有名になり、また一緒にゲームを作るぞ、嬉しいぞ、まずは倫也と恵のマンションでパーティーだ、という終わり方。
恵は、2人が倫也をまだ好きみたいなので、倫也に相変わらず焼きもちを焼きながらですが、英梨々を親友、詩羽を大事な先輩と思っています。
倫也が尊敬するに値する2人だということも理解しています。
○ エンドロール後を蛇足と感じるかと言われれば、物語としてはない方が綺麗で、恵のキャラが好きだからこのアニメが好きという面が半分はある私としては、蛇足と感じるというのも正直なところです。
しかし、このアニメとしては、友情もにぎやかさもこのアニメの大事な要素であり、倫也と恵らのゲーム作りが英梨々と詩羽と一緒に仕事ができるくらいに大きくなったことを示す意味でも、恵と英梨々や詩羽との関係が良いものであることを示す意味でも、完結編として、このアニメらしさとして必要だったと思います。
○ さて、倫也が恵を選んだ理由(恵ならなんとかなりそうとか、恵は敷居が低そうとか。)を恵がOKと思ったのは(恵がOKと思っているから)いいとして、努力と才能があるからフラれた英梨々と詩羽にとってはたまったものではないです。
それを恵から聞いて、なによそれ、と言って、手伝いに行っていた最終日に恵と2人で入った風呂で泣く英梨々。
写真は新宿マルイメンにて。
仕事で成功するために恋愛が少しおろそかになった、それ以上に、男である倫也よりずっと格上になって倫也がひるんだ英梨々と詩羽。
一方、恋愛を優先した恵。努力と才能が普通で手が届きやすいから倫也に選ばれた恵。
こういう作品があっても良いですが、恵ファンとしても、英梨々と詩羽がかわいそうです(三次元で似たようなケースを見てることもあって。)。
まあ、フィクションですし、英梨々と詩羽については、楽しく幸せに生きていくのでしょうけどね。
・ただ、ゲームが結婚間近らしき倫也と恵の実体験をベースにしているとゲームファンが知ったら(最後はマンションで同棲中、隣室が会社。)、多くが離れていくのではないかなあ。
○ さてさて、恵は、倫也の後ろから付いていくけれど、倫也を掌の上、というタイプでしょう。
TVシリーズからして、倫也が恵を好きになるより前に恵は倫也を好きになっているはずなのに、倫也が単に鈍感なだけというのも大きな原因ですが、恵はそういうそぶりを倫也には見せないようにしています(英梨々と詩羽、特に英梨々への遠慮もあれば、倫也が英梨々らに好意を持っている/いたことに気付いていますし。)。
「わたしは、あなたが望むメインヒロインに、なれたかな?」と控えめを装って、実は倫也を恵が望む男子の方向に誘導しているというね。
2人でシナリオを練っているときに感じました。
なお、2人の方向性に大きな違いはないので、恵が倫也を微修正しているといった程度です。
○ 写真
・新宿バルト9。
・池袋や秋葉原のアニメイトなど、だったかと。
・池袋の映画館など。
・新宿マルイメン。
英梨々。涙でにじんだわけではありません。
【shin】
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