風まかせドイツ紀行~その2

2006年06月28日 17時24分27秒 | Weblog
ドイツ2日目

昨夜の疲れが吹っ飛ぶくらいの晴天です。
朝食はビュッフェスタイルで、野菜とハム・ソーセージなど。
オレンジジュースがウマイ~!
ノドが渇いたまま眠ってしまったので、ここぞとばかり
おかわりして飲んじゃいました。
温かいコーヒーもいれてもらって、実に優雅な朝です♪

昨夜の敗戦で、とりあえず日本代表のW杯は幕を閉じ
これ以上ドイツで応援することも出来なくなりました。
帰りの飛行機は3日後です。
さて。これからどうしよう?
まるっきり無計画で来てしまったため予定が立ちません。
しかも、今夜は宿無しの二人です。
ぼんやりと地図を眺めながら、ネットで集めた
観光情報など読んでいたところ…

「ジャーマンレイルパスは、ドイツ鉄道全列車と
 スイス・バーゼル、オーストリア・ザルツブルグまで有効…」

ス、スイス!
アルプス!湖!ヨーデル!
ヨロレヒホー♪(o゜◇゜)ゝ

「レイルパスあるし、スイスでも行っちゃう?」
軽~い気持ちで口にしてみたところ…
「是 非 行 き ま し ょ う!!」
うーん、実に力強い返事。即決です。

早速、時刻表を調べるとバーゼルまで4時間弱。
ドイツのICEという特急電車は、座席も広く、テーブル席
や喫煙車両、食堂車などもあってなかなか快適なので
4時間の移動でも快適に過ごせます。
どうせ宿もないから、寝台列車でドイツに戻ってくれば
ちょうどいいんじゃないかな?
決まってしまえばあとは行動あるのみ、シャワーを浴びて
お昼前にチェックアウト、一路バーゼルへ…

向かうつもりが、市内に出た途端にあちこちの屋台から
美味しそうな香りが漂ってきます。
実は我々、昨日からすっかりハマってる食べ物がありまして
その名は"Curry Wurst(カリー・ブルスト)"
ブルストはソーセージのことで、グリルしたソーセージに、
カレーソース(ケチャップにカレー粉をまぶしたモノ)を
かけたものです。

感覚的には"たこ焼き"的な食べ物だと思うんですが
これが本当にウマイ!!んですよ。
でもって、素通りするわけにも行かず、結局また屋台に
立ち寄りまして、こんな美味しいモノ食べると自然と
ビールも飲みたくなるのが人間ってもので…
またしても昼からビールをぐびり( ´~)◇yぷっはぁ。。。
M:(この人結局ビールが飲みたいだけちゃう?)
寄り道してたら、結局13時近い電車になってしまいました。



バーゼルへ着いたのは17時少し前です。
車内で国境を越えたため、パスポートチェックがあり
駅でも簡単な入国審査がありまして、ようやくスイス到着!
もう夕方ですが、陽が長いのでまだ真昼間のようです。
こう暑いとビールの一杯も…f(^^;)
 M:(ダメだこりゃ…)
ところが、荷物をコインロッカーに預けて街へ出ようと
したところ、「ユーロが使えないっ!」
 水:(ビールが買えないっ!)

そう、スイスの通貨はスイスフランなんですね。
ホテルやレストランなどではユーロも使えるようですが
スイスフランでお釣りをもらってしまうと後で困ります。
仕方なく、当座のお金を小額だけ両替して、いざ街へ!
と、その前に一杯だけビールを…(^~^;)ゞ
 M:(もう、好きにして下さい)

昨夜のブラジル戦の余韻に浸るように、スイスでも
二人で日本代表のユニフォーム姿で街を練り歩きます。
が、完全に浮きまくってます。バーゼルあたりでは
W杯もあまり盛り上がっていないようです。
若い人は声をかけてくれたりしますが、おじさん達は
酔っ払って機嫌が良い人が興味を示す程度。
おばさんや、スイス娘にいたっては完全無視。
見知らぬアジア人に突き刺さる冷めた視線がイタイです。





それでも街の美しさに感動しつつ、歴史の散歩道みたいな
モデルコースを辿ってあちこち散策しました。






川で泳いでる人、結構居ます(驚)




歩き疲れて、小さな広場のベンチに腰を下ろし
さあ、そろそろ帰りの電車の時間でも調べようと
時刻表を開きます。

寝台列車で朝に着けばいいから…

寝台列車は何時に出発かな…

寝台列車は…

あれ?

…ない。

寝台列車がない!!( ̄Д ̄;) ガーン!


水:「しょうがない。終電で帰ろう。最終電車は11時。
  これに乗るとフランクフルトに着くのが朝の3時」
M:「そんな時間に宿無しで戻れないですよー」
水:「それもそうだね。じゃあ、始発で帰ろう
  えーと、始発は5時だね」
M:「はあ?それまでどうやって時間潰すんですかあ?」
水:「…。また、やっちゃいましたか?」

どうやらここでホテルを探すしかないようです。
さっき両替した残りで泊まれる格安ホテルを探すことに。
銀行の棚にあった小冊子を頼りに(頼りね~)
地図とにらめっこすること小一時間。
ようやく見つけたホテルに出向き交渉すると
なんとピッタリ残額で部屋を確保出来ました。

ラッキー!結構いいことあるねー
などと話しつつ部屋の扉を開けて固まる二人。




っ!
ダ、ダブルベッド~
しかもこの内装…ほとんどラブホテルですよー(泣)



こうして、国境の街・バーゼルの夜は
今夜も静かにふけてゆくのであった…


ちなみに、スイスのレストランで、スイスvs韓国の試合をTV観戦。
やっぱりサッカー好きな人もたくさんいるようで
一緒に盛り上がりました!!


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