1月9日の2268人以来、6日ぶりに2000人を超えました。
緊急事態宣言を受け、自粛をしているはずですが、東京では減少傾向が見られていません。
このままの対策でよいのか、再考しなければ増え続けていきそうです。
東京大などの研究チームは、加齢に伴い蓄積し、動脈硬化や糖尿病などさまざまな加齢関連疾患の原因となる老化細胞だけを除去する薬剤を発見し、マウスの実験で疾患の改善にも成功したと発表しました。
論文は米科学誌サイエンスに掲載されました。
細胞はストレスを受けると老化細胞へと変化し、加齢とともに体内に蓄積されます。
研究チームは、老化細胞の生存に必要な遺伝子を探索し、GLS1というグルタミン代謝に関する遺伝子を見つけました。
また、細胞内小器官の異常で老化細胞内は酸性に傾いており、GLS1が過剰に働いて中和することで、細胞を維持していることも分かりました。
そこで、GLS1の働きを止める阻害剤を老齢マウスに投与したところ、さまざまな臓器で老化細胞が除去され、腎臓や肺、肝機能などの低下が改善。
動脈硬化や糖尿病などの症状にも改善が見られました。
人間でも加齢とともにGLS1の働きが強まることは分かっており、同様の効果が期待できるということです。
GLS1の阻害薬は既にがん治療薬の候補として臨床試験が進められていて、認知症や他の加齢性疾患にも応用できるかもしれないとのことです。
まだ実用化は先のようですが、いろいろな病気に効果が期待できそうです。
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