徒然ゆうゆう

つれづれなるままに、たまにパソコンに向かいて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく打ち込むと・・・

枕草子?

2009-04-30 21:00:54 | Weblog
学校の授業で今、「枕草子」をやっている。それに伴い、先生がインターネットでそらべてきた面白い枕草子の改造版があった。

(本物)
春はあけぼの。
やうやう白くなりゆく山際(やまぎは)、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。

夏は夜。
月の頃はさらなり、闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。
また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くも、をかし。
雨など降るも、をかし。

秋は夕暮れ。
夕日のさして、山の端いと近うなりたるに、烏(からす)の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへあはれなり。
まいて、雁(かり)などのつらねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。
日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。

冬はつとめて。
雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も白き灰がちになりて、わろし。


(パロディ)
春は禿げ者。
やうやう広くなりゆく額際(ひたひぎは)、少し明かりて、薄くなりたる髪の細くたなびきたる。

夏はツルっ。
月の頃はさらなり、闇もなほ、禿の多く歩みちがひたる。
また、ただ一人二人など、ほのかにうち光りて行くも、をかし。
髪など落つるも、をかし。

秋は憂鬱。
年かさ増して、禿までいと近うなりたるに、中年の養毛所へ行くとて、三人四人、二人三人など、駆け急ぐさへ哀れなり。
まいて、ヅラなどのつらねたるが、いと小さく見ゆるは、いとあさまし。
髪抜け果てて、涙声、狂ひ声など、はた言ふべきにあらず。

冬は(髪を)求めて。
髪の生えたるは言ふべきにもあらず、髪のいと白きも、またさらでも、いと長きに、鏡を急ぎ起こして、櫛持て渡るも、いとうらやまし。
歳をとりて、軽く抜け落ちたれば、額(ひたひ)の際(きは)も堅きM型になりて、わろし。

のちに調べた結果http://www.gran-fenix.com/fun/koten/から引用していたことが判明。こちらは「徒然草」や「平家物語」も紹介している。

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2 コメント

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Unknown (鳳ナオ)
2009-05-08 14:44:34
このパロディの作者です。とりあげていただきありがとうございます。
他のコンテンツもぜひごらんくださいませ。

それにしてもまさか学校で紹介されるとは・・・(^^;)
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>鳳ナオさんへ (ゆう)
2009-05-08 18:35:52
始めまして!このブログの管理者です。コメントありがとうございます。まさかこの作者さんが来て下さるとは思いませんでした…
お気に入りに入れましたので、暇なときにでも見せていただきます。
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