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ふかふか と もふもふ と むくむく・・・

新しく家族になった美しい兄と妹猫。妹分が加わり3匹になりました。破壊力も倍増しています。微妙な同居生活は果たして・・・

マニさん、入院中・・・の詳しい状況

2012-08-22 12:45:45 | マニ
昨日の夕方、マニさんの面会に行ってきました。

妹(人間)も、毎日顔を出しているようで、ちょうど入れ違いに帰ったあとだったようです。



マニさん、思ったより、ずっとずっと、見た目は元気でした。
妹(人間)が、家から持っていった缶詰とカリカリ、ゲージに入れてもらって、美味しそうに食べていました。

 『マ~ニさん!』

と、呼びかけると顔を上げて、

 「ウニャ~」

と、返事をしてくれました。
エリザベスカラーを首に巻いたまま、ゲージ越しに擦り寄ってきて、頭をなでてあげると、いつまでも離れずに目を細めてくれました。


   『よかった、ちゃんと飼い主認定、してくれている。。。』




見た目元気だったマニさんですが、まだ、経過を診るために、引き続き入院中です。


もう、二十数年のお付き合いになる先生が、詳しく説明してくれました。


そう、以前、老猫介護をしたときも、何でも知りたがる私たちに、いいこともつらいことも、ビシビシおっしゃってくれる女医さんです。
ちょうど他の患畜さんもいなかったので、30分くらいお話してくれました。


せっかくなので、忘れないうちに詳しく書いておこうと思います。
ブログを見て、心配してくださっている方も、たくさんいらっしゃるようなので、ご報告です。

でも、病気や手術のことなので、もし、そういう話が苦手な方は、読み飛ばしてください。













月曜日、手術前の状況です。

執刀する息子先生が、詳しく説明してくれたそうです。
(妹(人間)が聞いてきた話です)

避妊手術の予定です。
卵巣につながる卵管をしばって、卵巣を摘出します。
ただし、出血があったので、子宮に血溜や腫瘍が見つかった場合、状況に応じて部分摘出か全摘出で対応します。
その場合、避妊手術の費用より余分にかかります。

 お任せしますので、よろしくお願いします、としか言えませんでした。


そういう説明だったから、先生も、そういう設定だったんだと思います。



手術前、マニさんの体重は、2.8キロに増えていた。

先週の出血のあと、抗生物質(粉薬)をもらって、毎日飲ませていた。
マニさんは、ほんとにおりこうな子で、薬を混ぜた缶詰ご飯を、パクパクと食べてくれる。

拒食症気味だった、初代のリリーちゃんは、非常に敏感な猫で、薬を混ぜた餌は、絶対に口にしてくれなかった。
それに比べて、何の疑問も無く一気食いしてくれるマニは、時々少し出血していたが、回復しているように見えた。


ところが・・・。


経験の長い先生も、開腹してみて、驚いたそうです。


マニの状態。


  子宮膿症(子宮に膿がたまった状態)

  子宮の一部、破裂

  膿が腹腔内に広がり、腹膜炎


だったそうです。


先生曰く、

『もっと元気が無かったり、熱があったりの様子だとねぇ、いろいろ想定するんだけど。
 この子は若いから、子宮膿症は、あまり考えてなかったのよ。元気だったし。
 開けてみて、びっくりしたわよ。』

『でも、この状態で、ご飯をしっかり食べて、体重も増えていたんだから、この子、強い子だわ。』


手術の日の夕方、妹(人間)が説明を聞きにいって、摘出した子宮も見てきた。
写真を撮ってきたので、見せてもらったが、、、

 衝撃的だった。


事前説明で、猫の子宮は、ちょうどストローくらいの太さのひも状で、こう、Y字型になっていて・・・、
と、きいたそうだ。

だが、摘出した子宮は、大人の指くらいの太さのある、赤黒いソーセージのようで、プリプリに膨れていた。
片方は破裂した部分から膿が出たため、一部がしぼんでいた。
白い塊が見える。
膿だそうだ。


その膿が、破れたところから流れ出て、お腹の中に広がってしまったらしい。

たぶん、それが、先週の木曜日。。。


腸を覆っている網状の膜があるそうだが(名前を聞いたが、忘れてしまった)、その膜が子宮の破れた部分をふさごうとして、一部、癒着していたそうだ。
その膜の色も、正常な色ではなかったそうだ。
ただ、壊死してはいなかったので、なるべく残すように処置したとおっしゃっていた。


そう、膿が広がったことで、細菌感染してしまってるんだ。



『お腹の中、生理食塩水で、出来るだけきれいに洗いましたよ。卵管をしばる糸も、細菌が残るといけないから、溶ける糸に変えて処置したし。
 2回、洗浄して、最後は抗生物質を直接入れたので。』

『でも、細菌は目に見えるものではないので、完全に無くすことは出来ないですからね。』

『その、残った細菌が、少しずつお腹の中で増えていって、ある日突然、具合が悪くなる可能性は否定できないです。』

『手術から4~5日、順調だったら、いったん退院できると思いますが、一ヶ月くらいしてから、急に調子が悪くなることもあるのでね。』

『でも、この子、今まで全然抗生物質とか、使ってなかったでしょ。たぶん、最初だから、よく効くと思うわ。』



いいことも、悪いことも、いっぱい聞きました。


原因は、特定することは出来ないけれど、こんな状況かも・・・と言われたのは。


   妊娠していて、胎児が死んでしまったが流産できずに体内に残り、腐敗してしまった。。。


あくまでも仮定だけれど、切なくなるような状況だ。



そうやって、先生とお話している間も、マニさんは、カリカリを食べたり、エリザベスカラーのまま缶詰のご飯に突入して、食べられなかったりと、
一人で、ボケ突っ込みを担当している。


最悪の場合、また、手術をして、細菌を洗い流さないといけない場合もあるらしい。

それが、一ヵ月後なのか半年後なのか、それとも完治して、もう、そういう日は来ないのか。



見た目、元気なマニさんの小さなお腹の中では、たぶん、細菌と白血球や抗生物質が、戦っています。

強い、と言われた体力と、私に拾われた運の強さと、みんなの祈りで元気になることを願っています。

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