昭和20年代、30年代、40年代を終え、今回は50年代・60年代の3年間と1週間が対象でした。
3年目のスタートの冒頭、「終戦の翌日(昭和20年8月16日)の紙面に広告はあったでしょうか?」という質問をいたしました。敗戦の翌日の新聞、広告は載っていたんですね。驚きでした。
戦後昭和の移り変わりを記事から読み解くこともできますが、広告の移り変わりのほうが遥かに面白かったのです。
手元に残っている戦後昭和45年間の新聞広告のダイジェストは、私見ですが、大変に貴重なものだと考えています。外部に呼びかけて、講演の機会を増やしてみよう・・・と思います。
4回にわけてお話した45年間は、復興・高度成長・2度のオイルショック・バブル・・・と推移し、バブルがピークに迫ったところで昭和は終わりを迎えました。新聞広告の地位が飛躍し、圧倒的な優位に立った時代から、テレビに首位の座を明け渡した昭和50年代のはじめまで、新聞広告の黄金時代は長く続きましたが、いぶし銀のような味わいのある作品は少なからずありました。
膨大な量の新聞の縮刷版に目を通した結果、自分なりの「戦後新聞広告論」といった知識が造成されていくのを実感できました。
紫紺倶楽部の1回1回のテーマはバラバラです。まったく脈絡がないのですが、10回単位程度でまとめてみると、どうやら、ぼんやりながら方向が定まっているように思います。回を重ねることによって、少しずつ主催者の頭の中でストックが増えているのを実感します。とりあえず終わりのない作業ですが、主催者なりの学びの道なのだと実感しております。
以上、今年1回目の紫紺倶楽部を終えての感想を。
20018年度の日程は、来月下旬あたりには確定できると思います。現在、希望日程の調整中で、今月末までに一覧を作り大学に申請いたします。新しいテーマもあれば、10回以上続いているものもあります。
個々の候補はご紹介しませんが、日程が確定次第、内容をご紹介してまいります。
もうしばらくお待ちください。
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3月11日(日)に開く第140回のゲストは建築家の大野正博さん。2回目のご出演です。大野さんが設計する木造住宅のファンは多いのです。木のぬくもりに惹かれる方は多いですが、同様に建築家・大野正博さんのお人柄に惹かれるお客さんも多い・・・と某筋から伺いました。そもそも大野さんのお話は面白いのです。主催者も楽しみにしいます。これが今年度の紫紺倶楽部です。
昨年4月にスタートした嶋ゼミナールの5回目は、今月28日に開きます。会場の明治大学がある駿河台を
テーマにします。題して、「駿河台 ~歴史と人物~」。
江戸で行われた(旗本の)住宅地造成によって出来上がった駿河台の歴史と、そこを彩った人物群像を取り上げます。定員24名の演習室を会場に、エピソード満載の120分にしたいものです。
《 紫紺倶楽部のスケジュール 》
2018年 3月 11日(日)大野正博 建築を語る(仮題) 1143教室(14階)
《 嶋丈太郎ゼミ 》
2018年 1月 28日(日) 駿河台 歴史と人物 1062教室(6階)
落語会開催のご案内
昨年11月に第一回を開催した『あみ印寄席』、4月と11月に開きます。二つ目の三遊亭楽天さんです。会場は三越前のお江戸日本橋亭です。
開催は、
4月18日(水)
11月15日(木) の2回。どちらも1時半開演です。
会場はお江戸日本橋亭(最寄駅:地下鉄銀座線三越前)。前売りを始めております。
入場料は2000円です。
お申込み・お問い合わせは
紫紺倶楽部事務局
携帯 090-1702-5076
メール shimajyo.oripro@nifty.com まで
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