スイス公文学園 (KLAS) を知りたい!

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スイスからの「生の声」をお届けします!

Banquet of Summer Semester

2017年07月14日 | 日記


KLAS では年に4回、Banquet と呼ばれる行事を行います。
Banquet とは辞書的な意味では晩餐会。
本校の晩餐会では、
ファカルティー・ファミリー(2017年3月14日「学校内家族」参照)ごとに、
おしゃれした生徒たちと一緒にご馳走を食べます。

私の息子と娘、全員集合です。




夏学期(Summer Semester ) のバンケットは、立食形式の自由な食事。
これらのご馳走は全て本校が誇る7名のキッチン・スタッフによって用意されたものです。
彼らの働きぶりは、本当に素晴らしい!
文字通り「手前味噌」ですがこの場を借りて敬意を表します!
(本校の食堂に関しては、2017年1月26日「異文化ごちゃ混ぜ」参照)

以下、本日のご馳走を紹介しておきますね。

西洋式オードブルの数々








焼き鳥、餃子、日本式カレー、麻婆豆腐、エビフライなど日本・中華・アジアの料理








スイスの郷土料理、トロリと溶かしたラクレット・チーズ





食べ放題・取り放題のスウィーツ!





今日の「初めて」は?

2017年07月13日 | 日記
本日の昼食は、
今年度初の日本食、生姜焼きです。
月に一度の和食!
(「月に一度の日本食」に関して詳しくは本ブログ、2017年1月24日の記事「和食 in Europe」をご参照ください)

今日も訪れた「初めての」と形容されるできごと。
生徒たちは大興奮です。



クラブ紹介

2017年07月12日 | 日記
入学したての高校1年生全員を集めて、
KLAS のクラブ・同好会の活動を紹介する会をおこないました。
KLAS には25のクラブ・同好会がありますが、
本日の会では全ての団体を紹介しました。

運動部は
男女サッカー、男女バレーボール、男女バスケットボール、テニス、バドミントン、野球、サイクリング、ランニング、スキー、スノーボード、水泳、陸上
の15種類。
文化部は
コンサートバンド、合唱、弦楽、軽音楽、ダンス、書道、茶道、映像製作、写真、社会奉仕
の10種類です。

一人の生徒がいくつでも掛け持ちでクラブ・同好会に所属することを認めていますので、
多い生徒だと7つも8つも掛け持ちしている場合もあります。
運動部の大多数はスイスの国際学校をまとめる団体が主催する公式大会にも出場しますし、
文化部も行事などを通じて、レザンやその他の欧州の人々に日頃の練習の成果を発表する機会を持っています。
大変充実した文化的活動をおこなっていると自負しています。












初めてだらけの1週間

2017年07月10日 | 日記
本日、KLAS では平常授業が始まりました。
昨日、日曜日の1日は、生徒集会、学年別集会、ホームルーム、男女寮でのミーティングなど、
様々に夏への準備を整え、
いよいよスイスでの夏学期が始まった、というわけです。

校内には7月に誕生日を迎える職員・生徒名を校内に知らせる、
バースデーポスターが飾られています。
毎学期、レクリエーション委員会(2017年4月13日「三つの委員会」参照)が作ってくれるポスター。本校の「伝統」は今年もキチンと受け継がれていますね。



土曜と日曜の日中の食事は朝10時からの「ブランチ(朝昼兼用の食事)」ですので、
今日、月曜の食事は新入生にとっては、本校で初めての「ランチ=昼食」です。



初めての授業に、初めての放課後アクティビティー。
新入生にとっては「初めてだらけ」の一週間が始まっています。

新入生のスイス入国

2017年07月08日 | 日記


KLAS 28期生が、無事スイスに到着!
明日は、今年度初の生徒集会です!

新たな3年間の始まり

2017年07月08日 | 日記


現在、7月8日(土)スイス時間16時過ぎです。
これから生徒会役員を引率して、
KLAS 28期生=新10年生をジュネーブ空港に出迎えに行きます。
私も出迎える生徒も、新入生との初対面。
新入生にとっての新たな3年間の始まりです!

七夕の月

2017年07月07日 | 日記



笹飾りのない7月7日を迎えるのは何回目でしょうか。

短冊に託す代わりに、
遠い祖国の方角から顔を出した大きな月に、
せめてもの想いを込めて心の中でつぶやきました。
祖国の愛する人たちの幸せを願う気持ちです。

星まつり 文月の月の 向こう側 想いよ届け 遠い祖国に  





おかえり

2017年07月07日 | 日記
「おかえり」
「ただいま」

日本の家庭ならば、ごく普通に聞かれるあいさつですね。

長期休暇や旅行に出かけた後、
KLAS の生徒が学校に帰って来た時には、
校内のあちらこちらに聞こえるのは、
実はこのあいさつです。

普通の高等学校では、このあいさつが聞こえることはあまりないように思います。
生徒たちにとって、
全寮制のKLAS は学び舎であると同時に、
暮らしの場=「家」なのです。

以前、本ページで紹介した卒業生の言葉の中にもありました。
「KLAS は私のお家」と。

家に帰ってくる感覚が、
この
「ただいま」
「おかえり」
に自然とつながっているのだと感じています。

「おかえり」と生徒を迎える時、
「ただいま」と生徒がにこやかに「家」に入って来る時の、
何とも言えないあたたかさに包まれる瞬間が、
私はとても好きです。




新たな夏の始まり

2017年07月07日 | 日記
いよいよ新年度の始まりです。
本日、12年生(高校3年生)と11年生(高校2年生)の生徒がスイスに「帰国」します。
明日の土曜日には、10年生(高校1年生)が到着。

毎年、生徒会役員と一緒にジュネーブ空港で新入生を出迎えます。
「親元を離れて、自分もスイスでやっていけるのだろうか。。。」
不安そうな面持ちで到着ゲートから出てくる新入生の姿は、
毎年、強く印象に残ります。
なぜなら、あどけなさの残る15歳の彼らが、
3年間で頼もしい「大人」へ成長する、
その第一歩を踏み出した瞬間の姿だからです。

新たな「出会い」楽しみです!





One of my 愛娘

2017年06月19日 | 日記
KLAS 17期生(2009年卒業)の茂山翔子さんを紹介します。
茂山さんは、
以前このページで紹介した、本校の模擬家族制度(Faculty Family)で、
私の愛娘だった生徒の一人です。
彼女は入学時から、とても繊細な感性を持った生徒でした。


繊細さと純粋さ

毎年、入学直後の高校1年の生徒に国語の授業で、
「自分の大切なものを紹介する」
という趣旨の作文を課しています。

茂山さんが卒業して8年が経ちますが、
入学直後に彼女が書いた作文を、私は今も覚えています。
それはこんな内容でした。

「自分の大切なものとは何だろう。考えれば考えるほど、分からなくなってしまう。
ふと周りをみてみると、クラスの他の生徒は自分の大切なものについて、スラスラと書いている。
それなのに、私は自分の大切なものを思いつくことができない。
それはなぜなのかを考えてみた。
そして私が気づいたのは
『これまでの私は自分を大切に思って来なかったのではないか』
ということだった。
クラスのみんなが大切なものを大切だと素直に感じているのは、
みんなが無意識のうちに自分を大切にしているからだと思い、とても羨ましく思った。
これからのKLAS での3年間。
まずは私も自分を大切にすること。
私もそこから始めてみよう、今回の作文を通して私はそう思った。」


茂山さんと、その後いろいろな話をしてゆく中でわかってきたのは、
時に人を傷つけてしまうような経験をすると、
自分が許せなくなってしまうほど、彼女の心は純粋なのだ、ということでした。


純粋さが成長の源

茂山さんのそのような純粋さは、在学の3年間で大きな成長へとつながりました。
そのことは、茂山さんが「The Most Improved Student Award」を受賞したことに顕われています。
その年1年間、学業面、精神面で、最も努力し成長した生徒として、
全職員が投票によって決定する賞ですが、
茂山さんは、3年間で2回、この賞を受賞したのです。
この賞を複数回受賞した生徒は、本校の歴史の中で数えるほどしかいません。
大変、名誉なことなのです。






本校で大きく成長した茂山さんは、
卒業後、国際基督教大学 (ICU) に合格。
臨床心理学を専攻して、優秀な成績で大学を卒業。
大学院で Education の修士号を取得しました。

お話を伺いました。

子どもの成長に喜び

- 今、どんな仕事をしていますか?

私は今、臨床心理士として児童福祉領域の現場で、
子育て支援や児童養護施設の子どもの心理的ケアを行なっています。

その支援方法は幅広く、
離乳食の進め方、
母子の良好な関係性構築の促進、
学習支援、
かくれんぼ・おままごとなどの遊びを用いての心理的ケアも行なっています。

0歳〜18歳までの年齢の子どもや、
様々な家庭の生活の一部の支援に携われることは、児童福祉領域の魅力だと思っています。
自分の技量の乏しさ、どうしようもない現実にやるせなくなる時もありますが、
子どもの成長を共に喜び、人の可能性を強く感じる瞬間は、
とても尊いものだと感じており、この仕事にやりがいを強く感じています。



KLAS は私のお家


- KLASで学んだこと、経験したことが、今の自分にどう役立っていますか?

KLASは私にとって、大切な母校であり、お家でもある、とても特殊な空間です。

今私が仕事をしている中で、大切にしている時間があります。
それは、子どもが眠る前に、ひと部屋ひと部屋をまわり「おやすみ」を言うことです。
その時間に、絵本を読んだり、子どもが学校での話をしてくれたり、一緒に夜食のラーメンを食べたりしています。

児童養護施設の子どもは親の養育困難により預けられていることが多いため、
彼らの抱える背景と、私のものとは異なるのかもしれません。

しかし、全寮制の児童養護施設の環境は、
KLASでの自分の生活を彷彿とさせるものがあります。
「安心して眠りにつき、楽しい明日が迎えられるように子どもに接すること」
を、どうして自分が大切に思うのか、ふと考えたことがありました。
そして私が気づいたのは、
「あぁ、このことは、私がKLAS に在学していた頃、寮母さんや先生方に、私がしてもらったことなのだ。」
ということでした。
KLASの先生方の対応を良き大人のモデルとして自分の中に取り込み、
自分の心の一部にしているのだということに気づいたのです。

この私の対応が、子どもの役に立っているのか、
自分の気持ちの押し付けになってしまっていないか、
それはわかりません。
でも、今の私にできることは、
やがて彼らが子どもを育てる時、
子どもの話を聞き、
頭を撫で、
寝かしつける優しいパパやママになってくれるよう願い、行動することだと思っています。

このことはまさに私がKLAS で体験してきたことなのだ、そう感じています。



揺るぎない核

- KLAS とは、茂山さんにとってどんな存在ですか?

KLASの魅力は、もちろん、スイスの優美な大自然の中で友達と一緒に学び、心身ともに成長できること。
また、ヨーロッパでの修学旅行、交換留学、ボランティアトリップなどの多岐に渡るプログラムにあります。
しかし、それらのプログラムの中で最も重要なことは、プログラムの内容もさることながら、
それ以上に、それらの経験の中で様々な人に出会い、
友達と競争しながら分かち合い、
価値観を吸収し、
自立・行動力・柔軟性を培えることなのだと思っています。

子どもが何かに挑戦しようと思えるためには、
大人が子どもの可能性を信じ、
個性を認め、
失敗を受け止め、
時には待ち、
共に楽しんでくれる必要性があるのだと感じています。

KLASでの生活を一番近くで見守る先生方は、
教師の枠組みを超え、様々な体験をされています。
その柔軟な、人生の楽しみ方を知っている熱心な大人がいる環境は、
子どもたちが自分を信じ、外に目を向け、
挑戦する心を養うことに大きく貢献しているのだと考えます。


「大人は嘘つきだ」
と大人に対する不信感から、自分が大人になっていくことを受け入れられなかった私が、
「この子たちを守るために大人になるのなら、なってもいいかもしれないな」
と思えるようになったのは、
信頼の置ける大人のモデルを担って下さった、KLASの先生たちのおかげです。
先生方の力なくしては、体験し得なかったのではないかと思うのです。

今回、KLASでの生活を振り返る機会を得て、
私のKLAS時代は、こんなにも昔のことになってしまったのだと思い、寂しくなりました。
でも、子どもたちと接する自分を振り返ると、そこにはKLASがあるのだと心が暖かくなります。

日本で待っていてくれる家族。
スイスでの生活を見守ってくださる先生方。
切磋琢磨できる兄弟のような友達。
こんな大切な人たちと一緒に日本では体験できないことに挑戦し、
成功体験を積み重ねることができたのは、KLASだからこそだったのだ、と感じています。
KLAS での3年間は、今の自分に強く影響を与え、揺るぎない核になってくれているのだと思います。



今回の取材で、最も強く感じたのは次のようなことです。
「卒業して、就職して、大人になっても、翔子は翔子なのだな」

彼女の純粋さは、今もなお濁ることなく保たれ続けています。
彼女の純粋さが、児童福祉の世界にひと筋の輝きをもたらしている、私はそう信じています。

11分18秒の3年間

2017年05月31日 | 日記


高校3年生(12年生)の卒業を祝う会
Midnight Kumon
(2017年5月25日「深夜の涙」参照) で、
巣立ち行くKLAS 25期生に、
国語教師から歌を贈りました。
数年前に創った「卒業ソング」と、
2曲続けて動画にしてあります。
彼らの3年間を11分18秒に圧縮してあります。

必見です!


The Art of Graduation

2017年05月30日 | 日記
卒業式前の期間、
過去23年分の
卒業式への招待状と、
卒業式のプログラムが
学校のロービーに展示されていました。

1993年と1995年のものが失われているのが残念ではありますが、
デザインは主に本校のアーティストによるもの。

ちょっとしたアーカイブですね。



2017年 25期の卒業
MKさん KTさんの作品


2016年 24期の卒業
NMさん MFさんの作品


2015年 23期の卒業
YSさん STさんの作品


2014年 22期の卒業
HOさん YOくんの作品


2013年 21期の卒業
MMさん ROさんの作品


2012年 20期の卒業
KHくんの作品


2011年19期の卒業
MMさん STさんの作品


2010年 18期の卒業
NKさんの2作品


2009年 17期の卒業
ATさん YTさんの作品


2008年 16期の卒業
SKくん MIさんの作品


2007年 15期の卒業
YNくん ISさんの作品


2006年 14期の卒業
AUさん KOくんの作品


2005年 13期の卒業
HHくんの作品


2004年 12期の卒業
HNさん AKさんの作品


2003年 11期の卒業
MYさん MFさんの作品


2002年 10期の卒業
KE さんの作品


2001年 9期の卒業
STくんの作品


2000年 8期の卒業


1999年 7期の卒業
CTさん TNくんの作品


1998年 6期の卒業


1997年 5期の卒業


1996年 4期の卒業
CHさんの作品


1994年 2期の卒業
WM先生の作品

岩淵さん

2017年05月29日 | 日記


いつの頃からだったか、
生徒に「岩淵さん」と呼ばれるようになりました。
「岩淵先生」と呼ばれるよりも、
私は「岩淵さん」と呼ばれる方が好きです。

いつも、生徒にとっての「少し歳をとった兄貴」でいたい、
いつも生徒のそばにいたい、
私にはそんな想いがあるからかも知れません。

兄貴と言うには歳が上過ぎる?
ですよね 笑

でも、いつでも彼ら彼女らのそばで、
彼ら彼女らを叱り、励まし、そして愛していたい。
そんな風に想っているのです。

卒業文集に卒業してゆく生徒、ひとりに一首の短歌を詠みました。
(2017年2月23日「みそひともじ」参照)

ここに改めてそれらの短歌を掲載します。

みんなの未来に乾杯!
岩淵さんより

野の球を 追う時捕る時 投げる時 豪くて大きな 黄色い歓声
ヒイラギに 風の舞う音 聞こえるは アシの野原の 大きな志
タイガーが 大洋を泳ぐ 我が息子 今何時とは いつの日にかまた
五つ数え 友との香り 受付に 広がる時の 手巻き寿司かな
真っ白に 降り積もる物 心にも 素直さはじける 籠の球にも
道産子の この身を捧ぐ 羽が飛ぶ 森と林の すがすがしさかな
古都に咲く 朝な夕なに 薫る花 まっすぐそのまま 大空へ伸びよ
途中下車 してもいつでも 仲間たろう 思いやる心 大切に生きよ
サックスの 音の鳴る時 光る時 仏語と英語の うまみねりましょう
優しさの 実る田んぼの 豊かさよ 鎌で穂を摘む 静かな笑みに
100点が 北の国から 輝いた 娯楽の仕切り いつかまた一緒に
川の崎 運河を進む 舟こそは 豊後へと漕ぎ 太鼓響かせよ
華と咲け 歴史をつむぐ 心かな 走り続ける 静かな魂
大天(おおぞら)へ 心も踊る イカしてる 山もこおるよ 優しき心かな
米の国 寮生活も 六年目 女子の仕切りは 羽後へと羽ばたけ
響く音 ラッパと横笛 一瞬の 伸ばせ心を 身の丈ほどに
久かたの 光を保つ 田の麻を 奈何(いかん)と直き 心も体も
ひろき心 歌声の響く 我が息子 球を蹴るよに 大樹と育てよ
瑠璃色に 舞う心にも リーダーの 悩んだ日々よ いつか花と咲け
下野で 薄絹を織る 音響く 細身に詰まった 大きな情熱
映像を 烈しく越えよ 松の田の 智慧のはじける 杜の都かな
米の国 洵(まこと)の道の 臼な日よ 大きな声と 大きな心で
真っ直ぐに 貫く世紀 松の陰に 隠れずに進め 胸張って行け
京(みやこ)から 音の響きに 一生を 野の球を追う 眼差しを持て
火の国の 城の歴史を 継ぐ心 仁義のいまを 生きろまっすぐ
六本の 響き大きく 貴くあれ 愛らしさこそ 輝きに変え
デニーズの 田の中に咲く 利他の花 入江に玲を 鳴らせいつでも
颯爽と 羽を打つ時 飛ばす時 その凛々しさよ 未来へ続けよ
下野の 秀と範とで 行く道は 志高く 飛べよまっすぐ
茉莉(ジャスミン)の花 欧亜を経由し オムライス また食べに来い 心そのままで
みちのくの 大きな野原 突っ走れ 母への想い 崇き志
陣の内 一人球投げ 一人打つ その心意気 俺は好きだよ
理知の神 リズムを守り 貫くは 男気一本 良いおりを見て
尾張から 岡を凌ぐは 朗らかに 太き人柄 進めまっすぐ
弦の鳴る 響け心の 玲の音 大きな谷の 浪花の春かな
紀州から 飛ぶ鷲の尾の 凛々しさは ひとを和ます それが才能
グランプリ 欧州連戦 ハシゴする 佑々と行こう いつか一緒に
家を開放 規約改正 選管と 雲林蹴球 大樹の和みかな
旭日に 櫻と柚子の 咲く里の 蔵書の花の リスボンの旅
弥生には 飾り飾られ 輝くは 雛鳥飛び立つ 播磨の海から
逢瀨こそ 優しき衣 身にまとい 選管畑から 飛び立つ志
慎むは 心の謙譲 清き家 蹴球を追う 眼差しよ常に
豊後への ゆめか誠か 繋がるは 君の踊りの 舞う心かな
雲林の 映る動画も 美しき 春の文にも 負けぬ強さを
野の道の 建具をつなぐ 大海原 航路を取るは 肥前から豪州へ
咲く花の 朝な夕なに あまちゃんの 浪花からカナダ 高天原へと
波を待つ 高き優しき 心なり プラハの雨の 動物園かな
上野(こうずけ)の 杏子の花の 美しき 高き佳き意志 まっすぐに進め
絢爛な 尾張の名瀑 加えても なお強きかな 確かな志
田の中に 春の若菜を 摘む時の 暖かな日の 優しき心かな
芸術と 食物の道 極めれば まこころ尽くせ まっすぐ進めよ
写真撮る 雪に咲く花 美しき 浪花の春に ゆきか帰りか
新撰組 着れば凛々しき 我が娘 医の道をゆけ 父の志
踊る身の 赤く染まった 素直さの ウォールナッツの 花の咲く頃
月影と サンシャインには 瑠璃の玉 宇宙(そら)に飛びゆく 我が娘かな
山の田の 椰子の恵みに 蹴球の ミュンヘンリスボン いつかまた一緒に
籠に球 入って弾む 心には 雲林の黒 燃えるイケメン

惜別の時

2017年05月28日 | 日記
KLAS 25期生が巣立って行きました。
「こいつら、次の夏にも、もうここに戻って来ないのかあ。。。」
涙が止まらない国語教師なのであります。。。。













青空に涙

2017年05月27日 | 日記
麓の街、Aigle の古城で祝う卒業です。

55名の卒業生を新たに送り出しました。
目に沁みるような青空に抱かれた Aigle 城。
愛する25期生のこの上ない幸福に包まれて、
最高の時間が過ぎて行きました。

明日はとうとう、巣立ちの日。
別れの悲しみよ、帽子と一緒にあの青空へ飛んで行け!