ShifoWEB~RELAX~

もうひとつの25年ぶりの手紙 1

私でも歌っていいのだという自信をくれた原点

日本の中でとても人気のあるブログに「きっこの日記」があるのだけど
以前そこで紹介していただいた時にものすごい反響があったことがあるのです

おとといの「泣ける歌」の番組のことでお知り合いというわけではないのに、
また私たちのことを日記に書いてくださった。
そこで言ってくださった言葉は「ありがとう」という言葉だった。

きっこさんの日記を見るとわかるのだけど
彼女はお母様一人に育てられた境遇で、「25年ぶりの手紙」を聞いて
自分の別れたお父さんが言ってくれているかのような感じがしたとのことで
娘さんの気持ちや父親の気持ち、親子の愛の絆の深さを純粋に感じて
自分と共感する部分で元気をもらえたという意味が込められていたように思った。

そのきっこさんの気持ちは、私にとっても逆に元気をもらえるもので、
自分のようなものでも人に何かを発信してもいいんだ。歌っていいんだ、
と自信をくれたものだった。
そして同じような思い出があった、ある時を思い出させてくれた。


私が生まれて初めてストリートをしたこと、
それもクーペさんの娘さんのいる博多で行ったときのことを。


まだクーペ&Shifoというユニットも組んでいないころ
私はただの店の従業員で、クーペさんはただの暇な店のマスターでしかなかった頃だった
娘さんからの手紙は私たちにとって、本当に空から金色の魔法の粉が降っているかのようにミラクルな出来事だった。
クーペさんが私に手紙を見せてくれる前から毎日のように娘がいる
という事は聞いていたし、一日も忘れたことがないと言っていたので
ホームレス寸前のクーペさんの生活の中でも唯一の支えは
「娘さんがどこかにいること」なのだなというのはわかっていた。
まさか手紙が来るなんてことは考えたこともなかったので、
届いたこと、そしてどのようないきさつが当時あったとしても、
現実的に自分を育ててくれなかった父親の事実を恨んでいるわけでもなくて、
まして「自分を生んでくれてありがとう」なんて感謝の気持ちがそこに書いてあったことに、
込められている思いの全てに感動し涙がこみ上げて止まらなかった。

気分上々↑↑作曲のシンガーソングライターShifoの日常と活動をお届けしています。

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