津波のときに逃げ込み、海上に浮かんで救助を待つ全国初の「津波救命艇」が、南海トラフの巨大地震による大津波が想定される高知市に贈られ、高知港近くの公園に設置されました。
「津波救命艇」は、津波のときに高台や頑丈な高いビルに避難できない人などが乗り込み、数日間、海上に浮かんで救助を待つことができるよう造られた船です。
大手機械メーカーが開発し、四国運輸局が定めた安全性などの基準をクリアして初めて製造が承認されました。
救命艇は全長8メートル余り、船の外側が発泡樹脂でできたクッション材で覆われていて、秒速10メートルの津波に巻き込まれて建物などと衝突しても壊れないよう設計されています。
最大で大人25人が乗り込むことができ、トイレが設けられているほか、床下や座席の下に食料や水などを備蓄できます。
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