休みの日の雨は、何もできない。
冬物を出して、冬支度をしたぐらい・・・
今年初めてファンヒーターを付けた。それほど寒い
小さな毛布をひざ掛けにして、映画鑑賞。
福島県富岡町・・・そこは、3.11の大震災で原発事故があった所から、12キロしか離れていない。
今でも全町民避難区域で、無人の町。
そこでただ一人、残された生き物たちの世話をしている55歳、ナオトさんのドキュメンタリー
以前は建設業をして、原発ができた頃は、地元も潤って仕事も増えたが、
想定外の震災に見舞われ、原発事故が起こり・・・
放射線の濃度が高く全町民が避難する中で、一人町に残る決断をしたのだ。
畜産家というわけでもなく、動物愛好家というわけでもなく、一市民のナオトさん。
置いて行かれた牛の世話をし、国が規制するも牛は子牛を産み、猫も出産し、
一方で、ダチョウが自殺し、老牛が死んでいく・・・
「いのち」を感じながらの生活。
放射能汚染された空気を吸い、草を食べ、子供を産み・・・
生き物たちの「穢れなきいのち」は続いている。
原発事故の収束はいまだ不明。
『この住めなくなった町』は、今後どうなってしまうのだろうか?
「原発で町が潤ったが、また原発で破壊された。もう原発に翻弄され続けるのはうんざりだ」というナオトさん。動物の世話をしながら静かに暮らしていく彼の胸中には、原発に対する抵抗と怒りが感じられた。
監督「中村真夕」さん、現地での撮影も高放射能の中で行われるわけなので、勇気がいった事だろうと思います。だが、このフクシマの現実を短時間のメデイアだけで終わらせずに、可視化したという事に深い意味があるような気がしました。
海外から、フクシマを訪れ、ナオトさんに会いに来る人も多いとか。。。
改めて、この世から原発がなくなればいいのに・・・ と思う私でした。
拙いブログに、おいで下さり、ありがとうございました。
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