goo blog サービス終了のお知らせ 

自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

25グロース日記1日目―3

2014-08-20 05:54:01 | グロースキャンプ
決まったはずだったんです。


初参加で、福島からたった一人で来て、まだ誰のこともよく知らないTMMが、勇気をもって移動して、自分でその理由を伝えて、、。


この段階で、各チームのリーダーは、それぞれKZネ、KNン、そしてTIチが、リーダーをすることを宣言していた。


30分と決めて28分経過して、あと2分を残して完成したはずだったんです。


ふと見ると、TIチのグループに、TIチの弟のYUTがいる!!!!


「ちょっと待て、TIチ、お前のグループに弟がいる。それ、気づいてたのか?」


「あ・・・・はい・・・・」


「YUT、お前は何で兄貴がいるチームにいるんだ?」


「・・・なんとなく・・・・」


「なんとなくってなんだよそれ。他のみんなは気付いていなかったのか?」


3-4人が、おかしいなと思っていたのに、それを言わなかったらしい。


「これが、お前たちの理想のバランスの取れたチームなのか?」


全員、大直面。


残り2分で、再スタートしたところで決まるはずもなく、しばしばから全員がどやされる。


これが、理想のグループだというなら、それはそれで子どもたちの選択を尊重する。


でも、そう思っていないのに、それもおかしいと思いながら、何のアクションもしないままでいたことが、大問題。


「自分で決めるってことは、全体に対する責任があるんだ!」なんてことを、延々と説教されて、


「で、どうすんだ、この後は!」


子どもたちにすれば、どうするもこうするも、何とかグループを作りたいに決まっている。


「20分でグループ創ります!」


そんなこんなで、延長の20分がスタート。


すると、TIチがKZネのグループに移動しようとする!!!???


「お前、リーダー辞めんのか?」


「えっ、いや、でも、あの、、、、、」


本人完全にパニクっている。


結局、YUTが、KZネのグループに行って、何とかおさまった、、、、。


20分と決めて、16分30秒。


と、思ったら・・・・。


またまた、発見。


最初にリーダーを決めるときに呼び出した5人のうちの二人。


つまり、KIロと、KTハが、なんと同じグループにいるではないか!!!!


ボクは、もう、唖然としてしまった。


「お前たち、サブリーダーやるって言ってたよな。二人同じグループにいて同じグループのサブをやるのか?」


黙り込む二人。





そして、KTハの目には涙があふれてきた。


「KIロ、どういうことなのか教えてくれ!」


「KTは、お前はどうなんだ!」


黙ったままのKIロと、泣いたままのKTハ。


いったいどういうことになっているんだ、今回のグループ決めは????


と、思うかもしれないけれど、実は、こういった問題が起きた方がオモシロイ。


もちろん、子どもたちにとってはかなり困ったことなんだけれども、こういう答えの出ない状況こそが、子どもたちの頭の中にいろんな考えがかけめぐる。


試行錯誤する。


この一瞬に、子どもたちの心は驚くほどに成長していく。


だから、簡単に答えの出てしまう環境では、彼らの心が育ちにくいのです。


「どうするつもりなんだ?」


意地悪か、と思われるほどにしばしばは次々に問いかけて、彼らはますます混乱していく。


「ほかのみんなはどう思うんだ?」


全員が集中して、初参加の子どもたちも、真剣に、いま起きているこのことに向き合っている。


「とにかく、KIロとKTハ、お前ら二人でよく話し合え!!」


ところが、二人とも、立っている場所からピクリとも動かず、だからもちろん一言も話し合うこともない。


KZネの表情は、猛烈に暗くなっているし、問題のグループのリーダーはTIチだし。


大混乱状態。


こんなグループ決めはかつてなかった。


だから、オモシロイ。


これ、いったいどうなったと思います?






最新の画像もっと見る

コメントを投稿