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自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

じゃあ、同じだね

2014-04-06 09:24:16 | ひとり言
ボクは、必ず朝食をとることにしている。


「している」と言うのは、腹が減っていようがいまいが、と言うこと。


それも、毎朝全く同じ。


自分でトーストを焼いて、ハムとチーズを添えて、青汁を飲む。


LG21のヨーグルトも。


これ以外のメニューになることは、ほとんどない。


つまり、ボクは、朝食を楽しむという習慣は全くないということ。


食っておかないと、体が動かないから、と言う「思い込み」だし、「朝ご飯を食べることが健康の秘訣」だという誰かが言ったことを信じているからか。


新聞を読みながら、ただ胃の中に放り込んでいくようなもの。


クレジットカード会社から、毎月送られてくる雑誌がある。


その中に、「おはよう、朝ごはんの街」と言う、オーストラリアのメルボルンの特集が組まれていた。


そう言えば、日本にも進出してきた、パンケーキの店があった。


最近では、青山の骨董通りに、朝っぱらから行列する店があって、なんだか異様な雰囲気を醸し出している店もある。


人通りも車も少ない通りに、突如人の行列があるのは、不思議な光景だ。


雑誌には、いくつかの朝食に関する言葉が紹介されている。


「朝は王様のごとく、昼は王子のごとく、夜は貧者のごとく食べよ」(西洋のことわざ)


「三度の食事のなかでもボンドはとりわけ朝食が好きだった」(007ロシアから愛をこめて)


「ディナー・パーティはただの社交にすぎない。一方で、人が誰かを朝食に招くのは本当にその人に会いたいからだ」(19世紀の歴史家トーマス・コーリー)


ほとんど交流のなかった父親と、「朝ごはんを食べたい」と、当時父親が住んでいた家に何度か訪れたことがあった。


何を食べたのかは思い出せないけれど、過ごした時間が静かであたたかだったことは今でも覚えている。


もう一つ、とても気に入った言葉が載っていた。


****


「ねえ、プー。朝起きたとき、真っ先に考えることはなあに?」とピグレットはとうとう訊ねた。


「朝ごはんは何かなあってことだよ。きみは、ピグレット?」とプーは言った。


「僕はね、今日はいったいどんなワクワクするようなことが起こるだろうって考えるんだ」とピグレット。


プーは納得がいったというふうに頷くと、


「じゃあ、同じだね」と言った。

(クマのプーさん)


*****


何がってわけじゃないけど、何度読み返しても、にんまりしてしまう。


今日の朝ごはんは、ワクワクしながら食べてみることにする。






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