しばらく前に、ある観光地にあった椅子。バス停などによくあった椅子だ。
「ナショナル」が懐かしい。文字デザインもレトロ。また、「カラーテレビ」という表現が面白い。
身近にある物品ながらもはや死語化していて、いまどき言う人はほぼいない。
「カラーテレビ」が差別化した商品として宣伝文句として有効とみなされたのは何十年ぐらい前までだろうか。
「カラー」つながりでは「カラー写真」もあったが、印刷物は別として郵便はがきの半分くらいが標準だった「焼いた」紙も見かけることがきわめて少なくなった。
「カラー写真」もほぼ死語となった。
カラーの映像が珍しかったころの映画のポスターに「総天然色」とあったのも記憶にあるが、これは資料で見たのだろうか。ガメラやモスラのポスターにあったのだろうか。
その気になれば今ここに座っていながら調べることもできる不思議な世の中を生きている。
歳をとると面白く感じるものが増えるので得だと思う。