武士として生きるということは、主に対して忠義でなければならない。 上意とあらば、時として、その忠義のためには竹馬の友と斬りあわなければならず、 助太刀するものが自分の肉親であるとしても、その肉親と対峙しなければ ならない。 ・・・・・ 現代の組織人にも共感を覚えるジレンマの物語を、淡々とした映像と演技が さらりと描いている。 音楽もあいまって、胸に迫る。