お菓子なハロウィン
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Sweet night of the Halloween (English Edition)
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「ハロウィンの甘い夜」
プロローグ
君はお菓子が大好きな10歳の女の子。でも、君の家は貧しくて、たくさんのお菓子を食べてみたくても、1日1回3時のおやつにクッキーを1枚貰えるだけでした。
君には1人だけ友達がいます。名前はエリザ。君に負けず劣らずお菓子が大好きな女の子なのですが、君とは少し違って、大好きなのは高級なお菓子だけなのでした。エリザの家は裕福で、君が食べたことのない高級なお菓子の話をしては、君をよく羨ましがらせていました。
今年もハロウィンの季節が近づいてきていました。君はハロウィンの前日にエリザに言いました。
「明日のハロウィンで違う種類のお菓子を多く貰えた方に、貰ったお菓子を全部あげるってゲームしない?」
「それは面白そうね! 退屈しのぎにはピッタリだわ」
こうしてエリザは、君の提案を受け入れたのでした。エリザはお菓子を食べたいのではなく、ただ退屈しのぎがしたいだけのようでしたが……。
そして10月31日、待ちに待ったハロウィンの日がやって来ました。君の仮装衣装は、去年と同じで母親お手製の魔女です。君は魔女の衣装に着替えると、エリザとの約束の夜8時に家を出ました。家の前で待つ君の元に、エリザがプリンセスの格好で現れました。
「まるで本物のプリンセスのようね! 羨ましいわ!」
「お父様にお願いして作ってもらった特注の衣装なのよ。今年もあなたよりお菓子を多く貰うためのね」
君はプリンセスの衣装にしばらく見惚れてから言いました。
「ゲームを始める前にいくつかルールを決めておきましょうね。お菓子を貰った時に他のをちょうだいって言えるのと、もっとちょうだいって言えるのがそれぞれ1回。これをちょうだいって言うのは禁止よ。これぐらいかしら」
「わかったわ」
「5軒貰い終わったらエリザの家の前で待ち合わせましょうね」
「オッケー、じゃあ始めるわよ」
エリザはそう言って、まずは君の家に貰いに行きました。
用意するもの
紙と筆記用具。
貰ったお菓子
お菓子の名前を書き込みます。
訪れた家の順番
君の家の周辺には5軒の家があり、君の家の北と南、西側の住宅地へ延びる三叉路をまっすぐ行くとエリザの家、三叉路を北と南に行くとそれぞれ家があります。家の横に訪れた順番を示す1から5の数字を書き込みます。
他のをちょうだいともっとちょうだい
言ったら0にします。
【1】
まずはどの家に貰いに行きますか?
北の家 32へ
南の家 33へ
エリザの家 34へ
西側の北の家 35へ
西側の南の家 36へ
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