選挙マニア 選挙資料室

地方選挙データなど、意外とストックが役場にもない選挙データを、個人の独断・偏見でうぷして行こうというものです

選挙公報

2007-02-28 17:13:37 | 選挙についての個人的意見具申・雑感
えー皆様こんにちは、選挙マニアです

選挙の候補者の人となりを決める上で欠かせない材料の一つに
「選挙公報」があります

選挙公報は、衆参議員選挙=国政選挙と、都道府県知事選挙において
発行が義務付けられており、それ以外の選挙においての発行については、
各自治体の任意となっています

今では、都道府県議員選挙においては、47都道府県のうち半分以上が
選挙公報を発行しているかと思われます

また、市区町村議会選挙においても、市・区はほとんど選挙公報が発行され
町村も発行をする自治体が増えてきました
これは、非常に良い傾向だと考えます

ずっとその地域に住んでいる人ならともかく、転勤や進学などで
全く縁の無い地域に引越してきた人は、
引っ越してから初の選挙で、地域の代表たる地元議員に投票しようとしても、
誰が誰だかわかりません
新聞も告示翌日と投票日前日に、経歴一行と氏名を載せる位の報道しかしません
名前だけ並べられても、どういう政策の人かはピンと来ません
(地方議員は無所属が多いですので余計)
これでは、「誰がやっても同じ」とさえ感じます
地方の選挙は、質素にやっている所も多く、郡部では公営掲示板のポスターも
手書きで名前だけという地域もあります

このような時、選挙公報における、候補者が書き下した政策をそのまま印刷した
選挙公報は、重要な資料になるんじゃないでしょうか?

選挙公報は、戦後第一回目の選挙においては、文字のみの記入が許可され
無味乾燥としたものでしたが、やがて顔写真が載り、
年を追うごとに記入条件も緩和され
図形が認められ、イラストが認められ、制限字数も多くなり
最終的には枠内であれば一切記入様式についてはフリーになりました

公序良俗に反する事を書いてはイケナイのは言うまでもありませんが
これに対しては、時たま物議をかもすような表現が見られております
(これが、選挙をウォッチングするという視点上では楽しいものもありますがw)

日本の図書館の最後の砦、国立国会図書館には
各都道府県の国政選挙の選挙公報を集めて合本した
新聞サイズのバインダー閉じの資料があります
選挙施行年別に、北海道から沖縄まで順にファイリングされた面白い資料です

国会図書館の所蔵検索(OPAC)で、 「衆議院議員候補者選挙公報」
もしくは「参議院議員候補者選挙公報」とタイトルの所に入力して
検索すると一覧が出ます

国会図書館が、わざわざ都道府県の選挙管理委員会から取り寄せた広報を
私のようなマニアな人向けにファイリングして下さったのかと思います
とても有難いと思います^^

選挙マニアにとって図書館は、非常に強力な情報収集のツールです

折を見て、このような事も書き記して行きたいと考えております