夏灯籠と、わらべうた

懐かしい、と口にする時、
怒ったり嘆いたりできない気がします。

優しいお顔があると思います。



懐かしい記憶が、
胸にぽわっと明かりを灯すからでしょうか。






今回は懐かしい玩具で遊びました。
皆様は、幼い頃の思い出、そしてそばにいた家族のことを語られました。











この日つくった、ある女性の灯籠です。
認知症と共にある方です。


この灯籠の円の上を、
けんけんぱ、のように指を跳ねさせながら、


いちじく　にんじん
さんしょに　しいたけ
ごぼうに　むくろじゅ、、、


と繰り返し歌われていました。
灯籠の列に、木霊するように。







懐かしい人の魂を思う、夏。
私たちセラピストも、手を合わせるような時間でした。



シニアアートセラピスト けーやん