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Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

シニアクラス 7期の仲間達

2011-03-29 18:16:22 | シニアコース
シニア担当のYokoです。

土日はシニアアートワークセラピスト養成コースでした。

残念ながら、被災したTamuはお休みでしたが、他のみんなは出席

そして補講の1名も来て、合計14名でした!!



私たちが持っている大切な力 「学ぶ」という事

今、まさに私たちは「地震」という大自然からのメッセージを受け取り何かを「学ぶ」

その事を真剣に考える時にきているように 私自身思っています。



教室のドアが開き、それぞれ仲間と会った安堵感からたくさんの笑顔



でも一人一人の心の中にはたくさんのことを感じていました。

クラスでは授業の前に一人ずつシェアから始まりました。

すでに地震から2週間近く経っていますが、

今日集まった「学ぶ仲間」と共に 起こっている事、感じている事を共有していきました。

それぞれ体験した(している)環境によって異なります。

でもその事に耳と心を傾けること

それがセラピストとしてとても大切なこと。

そしてこの事こそが、「学ぶ」ということ。



たくさん抱えた緊張や不安 怒り それをアートで表現しました。

画用紙にゴミ袋を描いて、その中にたくさんたくさん今捨てたいものを

描いていきます。

その描画のオイルパステルの色や線の強さ 重ねて真っ黒に塗りつぶす人

爪でひっかく人もいました。



私はその様子を見てこう思いました。

「心のケアを知っている人でもこれだけの事を感じている。

 被災された人の心の中は一体どれだけのものを抱えているのだろう・・・」と。



たくさん発散した後に、自分の中にあるやすらぎや安心と感じるものを描画をしました。





          


                     




さっ、授業開始です!!


この日はとっても大切な日

なぜならば、被災したTamuと関西のえんどちゃんのミニワークの日

バディのえんどちゃんがこの日二人がどれだけの想いで

ミニワークを準備していたかを前に立って語ってくれました。

そう、それはTamuの言葉でもあるのです。

一杯やってみたいことを二人で話し、電話やメールでやりとりして・・・

「Tamuは本当に話しをする時、キラキラしてて・・・」

二人のミニワークは、Tamuが前に立つ時の為に、取っておくことにしました。



そしてこの日の最後に受講生、

スタッフのSatoko、ワークを終えて飛んで帰ってきて来てくれたYasuko先生 

全員でアートワークをしました。



一人一人が描いた自分の中の「やすらぎや安心」

目の前に何も絵がかかれていないクラフトロール紙

それは何もない世界

「やすらぎや安心」の世界に自分が立ったとき

改めて自分は何が出来るだろう?

どんな一歩が創り出せるだろう?

どんな世界が創れるだろう?

そしてその力が集まったらどんな世界になるのだろう?


そして出来上がった世界がこれです!




人間の持つ創造性

アートのすごさに私は震えました。

生きる力強さを感じないわけがない。

シニアアートワークセラピスト第7期 

次回は最終回

いよいよひとりひとりが旅立ちます!

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