Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

教えてくださっていること

2011-02-26 22:55:20 | 素敵な現場
大阪のkyokoです。

暖かい陽射しを全身で受けたり、木々の芽吹きを見つけると春の訪れを感じます。

年が明けると「いく、にげる、さる」といったもので、時の経過が早く感じられます。

もうすぐ三月です。三月は弥生とも言いますが、草木がますます茂るという意味があるようです。

植物の生命力が増している時期ですね。



今回は生花をたくさんお持ちし、お花畑のように飾り付けをして皆様をお迎えしました。

お花が好きな方が多く、ご覧になったり手に取られたりしながら思い思いに過ごされていました。

植物の生命力が増しているように、開始前から皆様のエネルギーが増しているように感じました。


ワークではお花を五感で味わいながら、そこから感じるエネルギーを色や形や言葉で

表現するというものでした。

お花から感じるエネルギーが自分の中にあるエネルギーだとしたら・・・

私の教示が難しかったにもかかわらず(これは改善点です)、みなさんの表現が豊かなこと!

色や形を自由に表現されていたのはもちろんのこと、言葉も様々でした。


希望、 元気、 無邪気、 若さ、 明るい、 ぽかぽか、 のびのび、 ほがらか・・・など


どの表現もその方らしさを表しているように感じます。



だからこそ、振り返って思うことがありました。

サポーターから皆様の様子を聞いて思うことがありました。


お一人お一人が持っておられる力を尊重したい。


これは私もサポーターもいつも思っていることです。

そして自然にそうしているのだと思います。

だけれども、

「いつもは来られたらすぐ帰ると言われるE様が今日は最後まで集中されていた。

そして、少し離れてみるとご自分でどんどんされていた。」


「どうされますか?と伺っている時は余り反応がなかったT様だったが、

別の方と話していてふとみると、ご自分で選んでおられた。」


「どうしたらいいかわからないわと言われながらも楽しまれているB様は、

何度も見直して納得いくまでされていた。

お気に入りに表現できてとても喜んでおられた。」



など皆様のプロセスを聞き振り返ると、

共に創り出すことや寄り添うということの大切な点 を

改めて教えてくださっているように感じました。

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