Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

暖かな秋の装い

2012-11-03 15:19:46 | 素敵な現場
みなさま、こんにちは。

有料老人ホームにて、シニアアートワークを担当させていただいている今井(いけ)です。


もう、あっと言う間に11月。早いですねえ。

今回は、10月末に行ったアートワークセラピーのご報告なのですが、

前回の「秋の実りの音」のワークが9月の頭だったので、約ひと月半くらい間が空きました。

9月なんて、まだまだ暑かったですよ~、覚えてます!

ふうふう大汗かきながら、現場へ南瓜を運んだんです。

シニアの皆さんに秋を感じて頂く為に…(笑)。


しかし、いつの間にか、もう寒い~~!

秋が短くなってきているような気がします。


カーディガン、ストール、帽子、手袋。

少しずつ重ねて、だんだん暖かな装いになり、

重ねる色のコーディネートが楽しい、この季節。




そこで今回のアートワークセラピーでは、毛糸をメイン素材にしました。

たくさんの毛糸の色の刺激。毛糸の暖かさや柔らかさ。

木の実やススキなどの秋の自然素材。

それらを通して、シニアの皆さんと一緒に秋の深まりを感じる場をつくりたい!!



まずは、準備体操に毛糸玉を使い、色や感触を十分味わって頂きます。

ほっぺに毛糸玉をくっつけて、くるくるするお顔の体操では、皆さん気持ち良さそうな表情。

顔に柔らかいものが触れると、なぜだか安心しますよね~。


次は、毛糸玉を使ってゲーム!!

木の枝で作った枠(メインワークで使います)を重ねた所に、玉入れの要領で、どんどん投げ入れていきます!

単純だけど、大盛り上がり♪

ご自分で投げない方でも、他のかたを応援したり、優しい笑顔で見守ってくださっていました。


そして、いよいよメインワークへ。

木の枝の枠に、好きな毛糸を、好きなように巻き付けていきます。

もちろんご自身で手を動かしてつくるのが難しいかたもいらっしゃいます。

私達はそのかたの選ぶもの、位置など伺いながら、作品づくりのお手伝いをします。

最後に、ブローチのように秋の素材で飾り、仕上げていきます。


皆さんの素敵な装いの作品をご紹介しますね。



くるくると、熱心に巻いて作っていらっしゃいました。とても満足したご様子。
暖かそうで、思わず触れたくなる作品です。




こちらは女性の作品。ご自身で手を動かされることはありませんでしたが、
色、飾りもご自身で選ばれ、巻きかたもご本人に伺いながら作っていきました。




シンプルかつ大胆!特大の松ぼっくりと大きな葉っぱ、毛糸玉をそのまま、どーんと!!
最初は少し表情がこわばっていた男性ですが、
いつの間にかこんな素敵な作品を作ってらっしゃいました。




最後に皆さんの作品を、ずらっと。

シンプルな装い、華やかな装い。

どの作品も本当におしゃれ!カッコイイです。



今回は、現場を共に作るサポート体験として、シニアアートワーク仲間が二人参加してくれました。

二人ともシニアクラスの卒業生です。

Kちゃんはシニアアドバンスコース受講中で、これから現場をリードしていく学びを深めています。
(二人とも名前のイニシャルが同じなので、Kちゃんとさせてくださいね)

Kちゃんは他の現場でもサポートしています。

Aちゃんは、私とシニアクラスの同期で、現場サポートは数年ぶり。
年に一度、卒業生が活動報告をしたり、近況を伝えあう集まりに参加した時に、
もう一度現場へ出たいという思いがでてきた、と熱く伝えてくれました。

二人とも初めての現場で緊張していたけど、ワークが始まったらシニアの皆さんとの関わりかたが素晴らしい!さすが卒業生!!


現場で体験したこと、感じたことを持ち帰り、じっくりと味わってくださいね。


11月から、シニアコースがいよいよ始まります。

受講生の皆さん、実習で現場体験がありますが、ぜひ私達の現場へも来てくださいね!

私達のチームからも受講する仲間がいるので、彼女からも現場の楽しさを是非聞いてください♪


皆さんと、現場でお会いできる日を楽しみにしています!



最新の画像もっと見る

コメントを投稿