Balcony Days

もうしばらくは香港暮らし

出来るかな

2015-06-26 16:38:26 | 日常
中学生の頃娘に買った赤いエレキは安物だけど

あれはあれでなかなかに可愛らしい

弦も張り替えて音も合わせてあるからお母さんがやればいいよ と

言うけれどなかなか触れずにいる

何でもすぐにやってみたい あれも若さがそうさせるのかしらね

せっかくだから一番好きなやつを一曲だけ完璧にやれるようになりたい

ううん 一番簡単なやつを一曲でいいや

彼は唄の中でたびたび 『今が未来だった頃』とか

『君から君へ』 みたいな言い回しをします

時々 自分の一生がさあっと目の前を過ぎったような

不思議な気持ちになってしまう

ワタシはワタシだったじゃないかってそんな当たり前のことを

普通に思い出させてくれる

頑張れって一度も歌ったことがない人

「大丈夫大丈夫」 そう歌うからさ 

なんだか大丈夫な気がしてきてさ

ワタシもワタシの剣(つるぎ)を見つけたんだ

こんな日々の中でね

強くなるんだ 泣かないように


人は怖いと知ったよ

それでも時間が経ってどんな経験もしてみて無駄はないんだなってわかる

結局 ワタシは人が好き

前のワタシより自信を持ってそう言える

だって まわりを見てみたらもうそう思うしかないもの


ギターもきっと弾けるようになるよ
















夢の近くへ

2015-06-26 10:58:15 | 想うままに
ちょこっとでもちかくに感じられたら嬉しいね

中学生の頃よりよっぽど時間はないはずなのに

どんどん上手になっていく

似た顔でギターを鳴らしてる娘を見るのが好き

身につけるものの趣味も簡単に変わる

ギターは同じ型の格違いだけど指輪やネックレスは

彼の後を追っていく

古いアクセサリーをあっさり捨てて

ワタシは何年振りかでほっとする

彼女の小さな覚悟を抱きしめながら

日曜日

2015-06-22 11:02:19 | 日常
一週間振りのお休みだったせいか 土曜日帰宅してから娘と

明け方までくだらない話題で笑ってたせいか

一度9時に目が覚めて水分補給して二度寝したら

次に目覚めさせてくれたのは

同じくやっと起きてきた娘の

「あー妖怪ウォッチ終わっちゃった」 と言う声だった

朝から起きてたらしいオットと三人でお昼はたぬきそば

あれってなんだろうね

ちょっと前に緑のたぬきを買っておいたらそれを生まれて初めて食べたらしいオットが

急にたぬきそばを食べたがるようになった

日本人なのにさ 50半ばになってたぬきそばお初って

天婦羅ならともかく天かすの入った蕎麦なんか食えないと思っていたそうな

故郷の町の父も若かりし頃通った天婦羅屋さんはオットの行き付けでもあり

先日遊びに来たオットの友人がそこの天かすを持ってきてくれたので

冷凍にしておいて長ネギと七味を振って天かす丼にしたり楽しんでいる

たぬきそばを食べてオットは日曜日の稽古へ

ワタシは娘と買い物に

実質半日の休日はもたもたと過ぎていったのであった




ひと月

2015-06-20 10:52:18 | 想うままに
そろそろひと月が経つね

バタバタと夕飯の支度をしながらトーストを焼きコーヒーを入れただけの朝食のテーブルで

オットに言われて気が付く

ひと月が経つのはあっという間の感があるけど

父が亡くなったのはもっと前のような随分昔のような気がして不思議

母をひたすら愛し 兄にはただただ厳しく 飼い犬や猫には優しく

娘には暖かく オットには深く ワタシには盲目な父だった

本と釣りと刀が好きで釣竿や刀の鞘も良く作っていた

釣り道具をすべて収納して椅子にもなるという箱を作った時は

すごいだろ 頑丈に出来てる 何でも入るぞ 地震が来ても大丈夫と散々自慢して

ワタシにくれると言う

ニスまで塗ってきれいに仕上がってるのに

釣りなんか行かないしいつどこへ行くのに使えと。。。

母に聞くと頑丈に作りすぎて重くて持てないらしい

あの『いろいろ入って便利なお父さんの箱』は

随分長いことワタシの部屋に放置され誰にも使われることはなかったなあ

21年間の闘病生活は動かない右手をたたいて泣くことも多く

89歳は大往生です 残されて泣くことはない

そうわかりながらも晩年の父の気持ちを思うと泣けて泣けて

それでも

葬儀も含め滞在中はなかなかに楽しく笑うことが多かった

お父さんがいたらもっと面白かったのになあ と

バカ娘は何度も思っていたよ

るん

2015-06-19 10:58:40 | 日常
帰省してる人が重なったのでこの2週間はほとんど出ずっぱりで

連日2時過ぎに就寝 7時起床 規則正しい日々をおくってます

疲れているんだろうなあ だけど このわくわく感は何なんだろう

やりたいことがいっぱいあるような気がしてる

こんな感覚は生まれて初めて知ることです

てもなあ

時間が無いのがいとおかし

2015-06-17 10:22:27 | 日常
入道雲っぽい夏の雲と雨を抱いた雲が空を取り合う

見飽きた香港の空だ

風向きのせいか今朝は沖を行き交う貨物船の霧笛が

やけに聞こえてくる

家族を見送って出勤するまでの一時間ほどの時間が今は

ひとりになれる時間なんだけど

それはこのくらいがちょうどいいんだとわかるくらいに

弱虫だったりする自分を知っている

こんなに晴れた朝に聞いても霧笛の音は少しだけ人を孤独にするんだね


よしっ

2015-06-15 10:54:18 | 想うままに
娘の髪は厚くややくせっ毛

学生の頃は金髪にしたりそれなりに楽しんでもいたようだけど

社会人になり黒髪になってからは肩の下あたりにして

結ぶか夜会巻きにして出社していてそれはそれで大人らしくて

ワタシは好きだったけどさすがに飽きたようで切って欲しいと言う

長さはともかく形としたらボブが無難だろうというと

ボブは嫌だと

そうだと難しいなぁ

ワタシ 「じゃあ 藤くんと相葉くん どっち?」

娘 「はあ?」

ワタシ 「どっちがいい?」

娘 「。。。その二択しかないの?」

ワタシ 「ぜんっぜん思いつかないの なんか画像みつけて」

娘 「あーいいわ 任せます」

で 藤くん似の息めの出来上がり

もし失敗したらも少し短くして相葉くんになってもらおうと思ったんだけど

結構うまくいったので良かったわ

それにしても小さい頃は

可愛い一重だったのに最近は二重になってきちゃってイマイチだけど

まあいいや

あとはもっと痩せてギターが上手になりますよーに

時代

2015-06-13 10:27:16 | 気になる人
こないだの休みの日に観た

子どもの頃に映画館で観た記憶があるし

やはり晩年の健さんに惹かれて任侠ものを特に観たいと思わなかった

ずうっとある程度歳になった顔ばかりみていたので

この時代の健さんの若さに溜息がでる思いがした

ああそう 当然だけれど若い時代があったのね と

子どもの頃 猫相手に仁義を切るのにはまって縁側で

格好良い切り方を考えていたなあと思い出した よ


この人ほど刹那に迷いなく美しくこんな言葉を言える人はいないだろう


「死んで貰います」