空き家

飲食店だったら最初の契約はだいたい6年

契約更新の時にほとんど家賃が上がるのでカツカツでやってたお店は

すぐに閉店する

香港の風物詩みたいなもの

でも　最近は面白い傾向にある

こうして閉まる店閉まる店が次に何屋さんになるか

かなりの確率で予想できるのです

なんだと思う？

薬局か貴金属店

時計宝石金はここの特産みたいなもので貴金属店は昔から多かったけど

最近は度を越した出店数です

なぜかって言うと大陸からくる人民の人たちが買い漁るんですね

薬も貴金属も香港で買えば本物ですから

マナーのなさ　常識のなさ　不快この上ないけど

ここの経済を支えてくれてるようです

とはいえ　ワタシの生活を支えてくれてるわけではないから

迷惑以外の何物でもないんだけど。。。

どんどん　品のないツマらん街になっていく

流れ過ぎ

この日曜日　なんだかえらくくたびれていて

体力なさすぎと自分をなじっていたのですが

考えてみたら先週はフルでの休みの日がなくて

そんなに働いたっけ？　と気が遠くなるような

いかに日々を過ごしたか　思い出せないボケっぷりです

ボケてはきたものの　いや　ボケてきたからこそ

そう長くはないだろう残りの人生をどう生きたいかと思うのです

縁あって一緒に生きてきた人の人生もやはり気掛かりなものです

ここでの生活　もうやめちまうかと真剣に思う

もうやめようよとあした言ってしまうかもしれない

だけど　やっぱしもうひとつ　鮮やかな華を咲かせたいと

そこへ気持ちは舞い戻り

ふざけんなよとあの時やあの時やあの時に飲み込んだ悔しさを思い出しちゃう

なんと中二病なワタシ。。。

それより　さっさと寝ろよって話し　

ねむい

色 いろいろ

お店からのバースデープレゼント

なにがいい？　って聞かれたので躊躇なく

「色鉛筆」　って

えっそんなもの？　ってみんなに驚かれたけど高いヤツはすごく高い

さすがにそれは遠慮して　笑

むかーし　始めて貰ったバイト代で買ったのは60色の色鉛筆だっのだけど

娘のおもちゃにしちゃったのでまた欲しかったのです

そんなもんどうするのかって

色を塗るんですよ　笑

幸い老眼がほとんど進まないので塗り絵なんかもやりたいわ

仕事を増やしたので時間はさらになくなったんだけど。。。

密かな楽しみゲットだぜ

変わる時

そんな時が来たんだと思いたい

得難い経験をしたと思う

そして　今思うのは人のことはわからないということだけ

同じ病気をした人にしかその怖さも痛みもわからないものなんだけど

治っていく喜びも生きていることの喜びもリアルにはわからないもので

乗り越えてしまえば大きな経験になっている　そんなものです

だけど

何年続けても好転しないものは全然違う方法をとってみるのも有りだと

今は思います

確かにワタシたちは小さな花を咲かせることが出来ました

ほんとに小さな花

でも　この花はもうこれ以上大きくはならない　する必要もない

そう思えてきました

ワタシの夢は叶ったのです　だからもうそれはおしまいです

次は鮮やかな華を咲かせたい

また　頑張る

きっと　叶えるからね

うん

ワタシ

手負いの獣ですから　放っておいて下さい


オットに聞いてみた　これで良いのかと

いい人生だったと思うと答えた。。。マジか？

ウソだと思うよ。。。少なくとも今のあなたが幸せだとは思えない

ワタシたちは間違えたんだと思わない？

こんなふうにここに残っちゃダメだったんだと思うよ

それでもあの日には帰れないからワタシたちはここでもう一度

違う道を選ぼう　ね　そうしよう

娘とオットを守りたいと思う　残りの人生の全部で

ほんとにいい人生だったと思えるように

きっと　なれると思うよ

カステイラ

なんとなくひと月が経ってしまった

寒くはなくなったもののおてんとさまなんぞ何度拝めたものか

お店と家の往復で

気がつけば55歳になっていた　切りがいいじゃないか　笑

考えていたよ

迷っていたよ

そして　何も考えたくなくなった

3年だけ頑張ろうとだけ思う

今はそれだけしか言わない

誕生日にカステラを焼いた

何年ぶりだろう

ずうっと焼きたいと思っていたのに出来なかった

型を新聞紙で作るんだけどその新聞を買わなくちゃと

違うかな　新聞紙がないや　とそこで終わりにしてた感じかな

別にフリーペーパーでも大きさを合わせればいいんじゃない？

と

55歳になったワタシは気がついたのだ

ヨシ