子どもに言われてマイクラ(マインドクラフト)を一緒にやるようになり…ハマってしまった。
もともとレゴブロックのような感じを組み立てるだけだと思っていて小学生がハマる理由がさっぱりわからなかった。
何が楽しいのか全然わからない。
でも良い年したおじさんが久々にゲームをしてハマってしまった…自分でもこの年でゲームにハマるなんてとビックリ。
マイクラは目的の無いゲームであり、何をするかは完全にプレイヤーの自由。
何をしても良い。
自分のイメージ通りの世界をつくりたければそれを創造できるクリエイティブモードがあり、いろいろな制限の中でサバイバルして生きていくサバイバルモードもある。
これはこの世界の縮図。
クリエイティブモードは「霊的世界」であり「あの世」だ。
空を飛ぶこともできるし、想像したことは全て創造できるし、瞬間移動もできる。
サバイバルモードは「物質世界」であり「現世」だ。
敵キャラクターに攻撃されれば死ぬし、高いところから落ちても死ぬし、物は壊れるし、腹も減る。
常に敵におびえ、落下しないよう注意し、木や石などから道具をつくり続け、食料も確保しなければならない。
また、家をつくったり、地面の整地したり、雑草を刈ったり、道を整備したりと忙しい。
そういう「生活」を送りながら自分がやりたいことを探す。
洞窟や海や別の大陸を冒険したり、自動で敵を倒したり自動で農作業したりするシステムを考えて形にしたり、理想の街をつくったりする。
やりたいことが多すぎて時間が足りない…
これはこの現実世界と同じであり縮小版だ。
このマイクラの開発者はおそらく「この世界」のシミュレーション、縮小版をつくりたかったんじゃないかと思う。
で、子どもにクリエイティブモードとサバイバルモードのどっちが楽しいか聞くと、サバイバルモード(現世)の方が楽しいと言う。
何でもできる「あの世」より、制限があり感情の抑揚がある「現世」の方が楽しいと。
自分もそう思う。
何でもできて恐怖も悲しみもない世界も良いんだろうが、不満や恐怖や苛立ちの中で必死に生き残るサバイバルモードの方がおもしろい。
そして、それがこの現世。
辛いこと、苦しいこと、恐ろしい、悔しいことも多いが、その中でしっかりと「生活」をしていき、「自分だけがやりたいと思うこと」に挑戦していく。
こういう体験がしたくて自分たちは霊的世界・高次元・あの世からこの物質世界・現世に生まれてきた。
人生はゲームであり、マイクラは人生の縮図。
マイクラは学校教育でも使用されることがあるとのことだが、こんな感じで「マイクラは人生の縮図だ」と気付ける子どもがいれば嬉しい。
また、マイクラのサバイバルモード(現世)ではチート機能を使うこともできる。
これは超能力であり、クリエイティブモード(あの世)での機能。
サバイバルモードでもチート機能の制限を解除すると瞬間移動したり、物を創造したりと言った超能力(あの世での能力)が使える。
こういうところでも「この世界」の縮図だなと思える。
マイクラは世界一売れているゲームというだけあって、いろいろと奥が深いと思えたし、ゲームとしてもヤバいくらいにおもしろい!