『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.1788 裏大滝ver.2~白神林道100㎞ツーリング~

=雪虫と踊る…世界遺産・白神の旅!!=
☆一昨日の水曜日に決行してまいりましたツアーのレポートです☆

午前2時起床2時半に出発…今回は親子水入らず…オヤジさんとの二人旅です
東北道を延々と北上し、大鰐・弘前ICで降車して間もなくの公共の駐車場に車をデポさせて頂き…予定より40分ほど早い6:20分頃、スタートを切りました
まずは(りんご畑が数㎞に渡って続く)“アップルロード”と呼ばれる県道を、名峰“岩木山”を目の前に望みながら進みます。因みにスタート時の気温:2℃

UP&DOWNが続く登り基調の舗装路を2時間半かけて(休憩含む)44㎞ほど走り、ようやく“暗門の滝入り口”へ到着しました。
ここまでは予想以上に交通量があり、近年のトレッキングブームも手伝ってか、大勢の中高年ハイカーが暗門の滝を目指しトレイルを登って行かれました…
レストランや公園などがありますが、ここから先100㎞地点まで全く補給ポイントがありません

さて我々が行く道は、いよいよここからジープロードとなり、“世界遺産・白神山地”の神聖なる領域へと足を踏み入れます。
路面は、ご覧のとおりフラット、そして良好なジープロードで、勾配もさほどキツくなく、順調に高度を稼いで行きます

三つあるピークの一つ目、まずは“津軽峠(標高640m)”へ到着

峠より少し先にある展望台から、白神山地の中核が望めました
紅葉樹の少ないブナ山なだけに、紅葉はあまり鮮やかではありません…

登りが長いのは勿論ですが…次の峠へ至るのに、さほど下らないかと思っていたら…予想以上に下る下る

さて、下り切ってからはまた延々とHCが続きます。
次の峠が3つのピークのうち一番標高が高く(880m)、高度を上げて進むと林道沿いに錦秋の紅葉が迎えてくれました

長かった~スタートから丁度5時間、距離にして70㎞…“天狗峠”へ到着

手前に“天狗岳”、奥には“向白神岳(1,243m)”…白神山地の核心部ですねッ

因みに今回の装備はこんな感じです
予定より早く歩みを進める事ができたので、ここで大休止です
あまりに長いHCに弱った腰がやられてしまい、途中からはヒップバッグも輪行バッグと共にハンドルバーへくくりつけての走行となりました
ここからも猛烈に下り、一気に高度を下げて行きます…
秋田側に入ると、斜度もキツさを増し、路面も荒れて沢から流れ来る水でスッパネも酷く…アッと言う間に、全身物凄い汚れ具合になってしまいました

そして、また長い長~いHCをこなして行き…ようやく最後の峠“一ッ森峠(標高680m)”へ到着
「もうすぐ雪が降るよ…」と知らせるかの如く、大量の雪虫達が出迎えてくれました

最後の峠を越すと、あとは日本海まで下るのみです
猿の軍団(10数匹の大所帯)に威嚇されながら、45㎞に渡ったジープロードも終了し、渓谷沿いの心地良い舗装路のDHが続きます

長かった“白神林道(弘前西目屋岩崎線)”も終わりを告げる頃…白神岳と田園風景が現れ、疲れた身体を癒してくれます

こちらは、県道の岩崎口にあるモニュメントです。
酒屋さんの庭先ともとれる場所にあるので危うく見落とす所でした
スタートからここまで、丁度100㎞(所要時間7時間)
復路の弘前までは五能線を利用した輪行です。急行“リゾートしらかみ”の停車する『ウェスパ椿山』へ向います

1:40PM…駅や温泉・レストラン等が整備されたプチテーマパーク風な、ウェスパ椿山に到着
汽車の出発時刻は4:20で、かなり余裕がありましたので温泉でまったり汗を流し、遅い昼食をとり、そして無事に列車に乗り込みました

名物キャロットソフトを頬張りながら、2時間ちょっとの列車の旅です
時刻は丁度夕暮れ時…天気はくもりでしたが、一瞬だけ夕陽が顔をのぞかせてくれました
すっかり黄昏モードの中(笑)、千畳敷等の景勝地ではスピードが緩んだり…

トンネルに入ればイルミネーションが点灯したり…リゾート列車なだけありますね

滅多に乗れないローカル列車の旅で、気分はまさに“いい旅・夢気分”(笑)
至福のひと時でしたが、陽が落ちてからはさすがに疲労でバタンキューでした

6:30PM少し前に弘前駅にて下車し、輪行をほどき車デポ地までの残り9㎞をR7号経由で自走です

7:10頃、無事にデポ地へ到着…帰路で弘前りんごを仕入れたり、休憩を挟んだりしながら、のんびり高速ETC深夜割引利用で0:30AM頃…無事自宅へ到着…約まるまる1日(実際は22時間)の素晴しい小旅行でした。
以前から「いつかは行ってみたい…」と妄想しておりました、東北ながら行けそうでなかなか行けない場所“世界自然遺産・白神山地”…思い立ったが吉日…かなり急な計画ではありましたが、思い切って行って来て良かったです
やはり、自然はイイですねぇ…元気とパワーを貰い、そして癒されました
あんなにたくさんの、まるで本当に雪が降っているかの様な錯覚を起こす程の雪虫の大群を目のあたりにしたり…錦秋の紅葉に囲まれ、季節の移ろいを肌で感じながら、長い長いジープロ-ドと世界遺産の眺望を、しかと堪能し戻ってまいりました

クラブイベントとして決行する際は、無難にやはり一泊…ですかね~
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最新の画像もっと見る

最近の「サイクリング(HappyBikeLife)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事