『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.5091 雨のイーハトーブ50kmトレイル

トレイルと言っても、MTBでのライドでも、はたまたランニングでもありません…9月23日(水)の純粋な山歩き、恐縮ながら登山のレポートとなります⛰
みちのく妄想クラブ名誉会長の某メンバー様から「店長、山歩き次どこ行くんですか?」「店長、山行お疲れ様です!」「KHS(F-20RC)での輪行は?!」等々、日々多大なプレッシャーを頂戴している昨今(笑)…私も会長様の影響により妄想だらけで頭が爆発しそうでしたが、ようやく出向く事ができました⛰
前回、長年の夢でもありました『飯豊連峰全山日帰り縦走』を無事完踏する事ができ更に妄想は募るばかり…「一生に一度くらい50kmオーバーの山歩きをしてみたいなぁ」と調べていたら、良いコースが意外と近くにあるではあ~りませんか?!
それは『岩手山~八幡平~安比高原=岩手50kmトレイル=』コースです✨
飯豊縦走より距離こそ長いものの、獲得標高が1,000mほど少ないので「飯豊より短い所要時間で行けるんじゃないかなぁ」と、正直あまく見てしまいました。
過去形な言い回しですが、それが率直な感想です(苦笑)。結果的に雨が誤算でした☔
最近は、往路はもっぱら高速使用です🚙現地に到着したのは4:50am⏰

因みに今回決行を決めた理由は、頼りにしている登山者向けお天気サイト『天気とくらす』予報が、終日(15時近辺のみB)Aの好天予報だったからなのです☀
一般の天気予報では盛岡がくもりでしたが「降られる事はないだろう」との期待を胸に、ボロボロに疲れ果てるのは当然覚悟しながらも、素晴らしい山旅になる事を祈りながら、準備を終えた5:10am、岩手山焼走り登山口をスタートしました💨
6時を過ぎるとお日様も昇って来てちょっとイイ感じ~☀黙々と歩き続けて行くと、突然パッと視界が開け、火山特有の黒ボク土一面の斜面が現れました。
6km強の距離で1,400mの標高を登るので、ず~っと急斜面なのですが、路面は悪くないので案外歩きやすく、意外と早く平笠避難小屋まで来れました。
そして間もなく、外輪コースへと飛び出ました!空が青いッ☀(ここまでは…)
とりあえず岩手山山頂まで休まず歩いて、2時間半で登頂完了できました👍
飯豊の時はまさかの事を想定して泊まれる装備で挑みましたが、今回は極力荷物を減らしてトレランスタイルです…と言っても走れませんが(苦笑)。
山並みを流れ行く滝雲に感動ですが、2,000m超えの山頂だけあって風も強く気温も低く、長居できる状態ではありません💦大迫力の噴火口を左手に望みながら「あ~、さすが天くらA予報…良い日に来れて良かった~ッ!!」と思って縦走路へ入ると…
鋭い岩稜が続く鬼ヶ城にてガスに包まれてしまいました☁時折りガスの晴れ間から眺望があったりするので気が休まります。ここで望めたのは御苗代湖✨
鬼ヶ城…下調べで把握していましたが、実際歩いて改めて難関である事を体感しました💦その後の、好みな開けた稜線は、今回唯一心地好かった区間です✨
 
犬倉山へ着いたのは10:23am…スタートから5時間を経過し、暫く山歩きしていなかった事もあり、早くも足取りが重くなったのを感じ始めた時間帯です💧
ガスが一段と濃くなりましたが、僅かに色付いた紅葉が心を穏やかにしてくれます🍂
三ツ石山へ到着したのはお昼頃、間もなくスタートから7時間です💦
いつもは登山中はさほど空腹感を覚えないのですが、今回はお腹が空いて空いて溜まりません(笑)。予備食と考えていたスイーツを先ず注入しちゃいました🍰
まだこの時点では霧雨であり、あくまで天くらを信じて「これ以上強くなりませんように…☂」と、予報のAに戻る事を願いながら先へ進みました💨

小畚(こもっこ)山にて✨晴れた日は、ここからの眺望も素晴らしいそうですが(泣)…。
また色付いた葉と、たまにある良好路面に癒されますが、本降りとなった雨の影響か、今回は中間地点のここまで来るだけでだいぶ疲弊してしまいました💧
風も強まり、だいぶ気温が下がって来ました。眺望も無い修行状態でしたが、踏ん張って歩き続けて(途中だいぶ省略してますが)見返り峠へ飛び出ました💦
ここから1kmほど舗装路を歩いて、八幡平レストハウスで一休みし、八幡平を踏んで源太森方面へ向かいます。人はおろか車も何も気配なし、あるのはただ悲壮感のみ。
こんな雨ですので誰も来るハズもなく、もの憂げな景色に見えて仕方ありません。
レストハウスの中では藤七温泉の送迎車を待つ登山者が数名…あ~、一緒に行きたい♨!!…そんな気持ちを抑えつつ、トイレをお借りし、ドリンクも補充完了…全身ビショビショ&靴はグチョグチョですが、気を取り直して先へ進みます💨
4:44pm八幡平山頂着👍少し薄暗くなって来た頃、霧にむせぶガマ沼🐸
晴れていれば素晴らしい眺望であろう八幡平の顔である八幡沼を横目に歩き続けると、一面に草紅葉が広がっていました✨尾瀬のような景色に暫し癒されました🍀
源太森5:07pm着…だいぶ暗くなって来ました(画像左)。茶臼岳まで日の入り前に辿り着きたかったのですが…雨が更に強まり、登山道は完全に川となっており、もう沢登り状態です💦ジャブジャブ水しぶきを上げながら歩いて、暗くなる寸前にヘッドライトを装着…6:00pm頃、茶臼岳分岐(茶臼山荘前)まで来ました。茶臼岳まで僅か数百mですが、もうそんな気力もありません。スルーして進みます。
…が、このあと痛恨のルートミスでガックシ。1km/往復30分くらい徒労の時間でした💧
間違いに気付いて引き返し、戻って来た山荘で一休みしようと入ってみると、オジ様がお一人既に寝袋に入り至福の時間を過ごされていました🕯
これから私が下るルートの所要時間を調べて下さったり「雨だし、もう暗いから無理されない方がいいですよ」のお言葉と少しのお力を頂戴しました。ありがとうございました🍀

まさかの本降りでなければ前森山まで歩き50kmコースを踏破したかったのですが、もういい加減気持ちが折れてしまったので、下調べで把握していた茶臼から赤川駐車場へ下る(ショートカットの)赤川林道4kmコースで下山しました。
林道と名の付くコースだけあり、勾配が緩やかでわりと短時間で下り切れホッとしました🍀赤川駐車場から、残り3.5km程の砂利道を歩いて終了です。
結局、最悪想定していた時刻より早い8:33pm、無事にゴールできました✌
45km/15時間と23分の長旅でしたが、後半雨ながらも気持ちが充実していた飯豊縦走のゴールほどやり遂げた感が無く、割りとあっけなく終了してしまいました💧
飯豊の時は雨を承知の山旅でしたが、今回は天くらAのまさかの強雨☔
臨んだ気持ちが異なるせいか、今回は正直途中でイヤになってしまいました。それにせよ、自分で決めた山行でしたので、投げ出す事も叶わず…とりあえずケガやトラブル無くゴールできて良かったです。目標の50kmには足りませんが今回はこれで充分です👍
ゴール地点の安比高原ブナの駅からは、予め二重ロックでデポしておいたVENGE号で雨の暗い中、焼走り登山口Pまで30km弱の道のりを走って、全ての行程を終えたのは10:00pmを少し回った頃でした🌃

目的を達成して、もう頭の中は自宅で一寸一杯やる事でいっぱい🍺(笑)。
着替えを済ませ、家路を目指します。ナチュラルハイな異常な状態なせいか、不思議と運転中も眠気を感じず、目指すは「とりあえずラーメン🍜」です(笑)。
ただ、時間帯的に営業しているお店が少なく、結局北上まであり着けずでした。
ゲームセンターと中で繋がっており、第一印象は怪しいお店に見えてしまった『にんたまラーメン・金ヶ崎店』さんへ入店…予想外に(失礼!!)うまかった事うまかった事🍜
空腹も満たされたせいか、さすがにその後の運転は睡魔との闘いでした。無理せず休み休み、帰宅できたのは街が静まり返った深夜3:30amの事でした。
さんざん長い時間体を動かし続けて、夜中に交通量の少ない国道をひた走る…この感覚、結構好きなんです(仕事になったとしたら、そうは思わないでしょうけど)。
…と言う山旅を終えて、翌日もお休み…お盆以来の連休を頂いたのが昨日の事でした。やっぱり連休って最高ですね(笑)🍀
只今、足のあらゆる箇所が筋肉痛で、R2-D2(ロボット)のようなぎこちない歩き方しか出来ない状態ですが…ようやくやり切った感に満たされている今宵でありました✨
※9/26…軌跡画像、追加しました⛰️
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